
幸いにも幻に終わった宮國の10失点炎上 最速149キロながら打ち込まれた原因を考える
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舎人
2013年05月18日 05:19 visibility1780
試合経過
木曜日は午後の予定が空いたために急遽、ジャイアンツ球場へ行って来ました。実況でも話した通り、今年の私は雨男のようで、豪雨に見舞われ、試合はノーゲームになってしまったのでした。これで球場で中止になったのが今年4度目です。負のスパイラルにはまり込んでいるのでしょう。こんな年もあると割り切るしかありません。ただ、ビデオなどの周辺機器が心配です。
試合はノーゲームになりましたが、実は中止になって良かったような試合でした。宮國が13安打10失点の大炎上で、四回途中でノックアウトされてしまったのです。こんなに打ち込まれた宮國は一軍二軍通じて見たことがありません。丸毛の拙いセンター守備をはじめ、味方に足を引っ張られた場面もありました。しかし、唖然呆然、このメッタ打ちはいったいどうしたのかと首を傾げてしまいました。球威は最速149キロを記録したように素晴らしいものがありました。しかし、そのストレートで空振りが取れません。13本のヒットのうち、実に10本までがストレートを打たれてのものです。本人はキレがなかったと話していたようですが、私にはそこまで切れが悪くは感じなかったものの、打たれた球はいずれも高かったり、コースが甘めのものだった感じです。変化球は良い球と悪い球がはっきりしていた感じで、あまりコントロールが良くありません。大炎上の原因を考えるに、ストレートに狙い球を絞られたところ、不用意に置きに行ったようなストレートを投げ込んでしまったということなのだと思います。これは河野のリードにもよりますが、コントロールの比較的良い宮國だからこそはまり込んでしまったことのような気がします。
腕の角度や体の開き、ステップ幅、それぞれを昨年の動画と見比べてみましたが、私が見た限り特別顕著なものはありませんでした。専門家が見たら気付くことがあるのかもしれませんが、今の宮國の不調はそういった技術的なことではないのかもしれません。もし、そうでないとしたら、体重が増えたことによるバランスの変化、今年使用している球の変化、メンタル面・・様々な憶測が湧いて来ます。ただ、試合から帰宅する車の中のラジオで聞いた川口コーチの話によると、今年の宮國の不調の原因としてハッキリしていることは武器であるスライダーのコントロールが悪いとのこと。コントロールが悪くキレがないのだとか。なるほど・・そこに大きな不調の一因があり配球から何から狂ってしまっているいるのか。しかし、では何で?その原因を究明し、克服することが宮國に命ぜられたファームでの課題のようです。
考えてもみれば、まだ大学3年生と同じ年齢です。成長の過程でこういったこともあることでしょう。どこかを故障しておかしくなったのなら149キロなんて自己最速クラスの球速を出せる訳がありません。そんなに心配しなくても大丈夫だと思いますし、今の躓きが将来の糧になると信じて待てば良いと思います。川口さんも話していました。「宮國のこれからの長いキャリアを考えたら、決して無駄になることではない」その通りだと思います。ともあれ、この試合は記録として残らなかったのです。宮國の日頃の行いが良かったからでしょう。悪いことはこの日の雨に全て流したでしょうから、次回の登板に期待したいと思います。後々、宮國がエース級の投手になった時、この日の試合が語り草になることを期待したいと思います。
動画は一回二回の全投球です。それだけでも5分を超えてしまいました。問題とされているスライダーも幾つか素晴らしい球があることが分かります。こういった球をいつでも投げられるようになれば一軍復帰が間近でしょう。
ファームで調整中の宮國椋丞 2013年5月16日 ←New
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