どんなに負けていても上を向いて歩ける ついに出た橋本・大田のアベック本塁打!!

  • 舎人
    2016年06月25日 02:32 visibility601


 


 
今日の試合はエースの菅野が早々と打ち込まれ一方的な試合となりました。平日のナイターはまずリアルタイムで見ることの出来ない私は、経過だけをネットでチェックしていたのですが、それも途中からは止め、山本と橋本の打席が回ってきそうな時だけ仕事の手を止め、ラジコの中継を聞いていた感じです。すると六回にまず橋本が井納からソロ本塁打。これで「まぁ負けていてもいいや」と思っていると、九回には大田が平田からスリーラン本塁打です!スコアは6対12と巨人は大敗を喫してしまった訳ですが、試合を見に行って巨人ファンは運が良かったと思います。橋本は通算8号、大田は9号の本塁打だったのですが、実は一軍で揃って本塁打を放ったのはこれが初のことだったのです!
 
2016年6月24日(金) セントラル・リーグ DeNA対巨人(横浜スタジアム) 
 
六回表、投手井納 
0対10とリードされた回の先頭 
橋本:カウント2-1からライトオーバー本塁打(128キロB、144キロB、143キロS、高め142キロ)、1対10 
 
九回表、投手平田 
二死一二塁 
大田:カウント0-2からレフトオーバー本塁打(129キロS、144キロF、低め129キロ)
 
野球の楽しみ方が勝利しかない人にとっては、いくら二人の素晴らしい活躍があったとしても面白くなかったと思います。しかし、私のような若手の成長を楽しみにしながら応援しているファンにとっては、今シーズンはいくら勝っても面白くない試合が多かったのです。若手の蓋になっているような高年俸のベテランや、全く思い入れの持てない外国人選手の活躍で勝った試合は、結果のみしか得るものはありません。私のようなファンにとって、それは一瞬のものです。そんな試合はいくら勝ったとしても、なんだか他人事のようで下を向いてしまいます。それに対し、自分が思い入れを持って応援して来た選手が活躍した試合は、たとえ負けたとしてもそれは自分の事となり、そのシーンは永遠のものになるのです。そして次の活躍を期待する事になり、上を向いて歩きたくなるのです。
 
次の日記で正月に発表した球団別年齢構成率の話の続きをするつもりなのですが、相変わらず巨人のベテラン偏重ぶりはヒドいものです。とんでもなくヒドい!何が「一新」だと呆れるほど。常勝だとか、優勝を義務付けられているだとか巨人の球団関係者はのたまっていますが、そんなのは育成ができないことの言い訳をしているに過ぎません。私は自前で選手を育成することと、勝てるチーム・優勝できるチームを目指す事は両立できると思う。そのためには幾つかの段階を踏まなくては行けないし、一時的にチームは今よりも弱くなり、混乱するかもしれない。しかし、今のように近視感的に目先の勝利ばかり求めるチームのあり方だと、ベテランは衰え、旬の選手は腐り、若手は蓋によって息が詰まるという負のスパイラルが続く事になります。そんな中で多くのファンが拗ねたような思いでチームの事を考える事になるのです。
 
実は試合中に茶柱さんとメールであれこれボヤキながらやり取りをしていたのですが、今日のDeNA打線で活躍した選手たちは、桑原にしても宮崎にしても私たちがファーム観戦で直接見て来た選手だったのです。彼らがリーグのエースと称される菅野をノックアウトしたということは、巨人ファンながらファームウォッチャーでもある私たちにとって、ある意味清々しい思いがありました。ただ、巨人ファンに立ち返ると居たたまれない。なんだか屈折した思いで試合の経過を見つめていたのです。橋本と大田の本塁打はそんな私たちの複雑な思いを解きほぐすものでした。理想や願いは高い所にあるけれど、取りあえず今シーズンは橋本と大田はきちんとレギュラーとして一本立ちさせて欲しい。もちろんこれは最低限の事です!
 



 

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