平成28年6月29日(水)プロ独立リーグ交流戦 巨人対石川ミリオンスターズ(ジャイアンツ球場)高卒ルーキー與那原のプロ初先発!

  • 舎人
    2016年07月04日 03:20 visibility779

























今日は三軍戦、独立リーグとの対戦です。梅雨時らしい曇天の中、試合開始を待っています。

ついに高卒ルーキー與那原のプロ初先発に立ち会うことができました。どんな投球をするかが注目です!

石川ミリオンスターズ
(6)坂本(9)三家(5)シリアコ(8)宮澤(2)大村(4)仁藤(3)桑原(D)市川(7)青木(P)安江
巨人
(5)高橋洸(6)川相(8)青山(9)アブレイユ(2)田中貴(D)長江(7)北之園(3)松崎(4)田島(P)與那原


一回表
坂本:カウント2-2からショートエラー出塁(139キロF、140キロB、138キロF、140キロB、内角138キロ、川相が球を握り損ねる)
三家の初球坂本が二盗死(田中貴ナイススローイング!)
三家:カウント1-2から見逃し三振(134キロS、136キロB、141キロF、外角128キロ)
シリアコ:初球センターフライ(低め141キロ)
一回表終了

與那原以前見たときよりも丁寧な投球をしている印象です。意外なほどまとまっている。


















































































































































一回裏
高橋洸:カウント2-2からセカンドゴロ(139キロB、138キロF、140キロF、140キロB、128キロF、外角140キロ)
川相:カウント1-0からセカンドゴロ(139キロB、外角137キロ)
青山:フルカウントから空振り三振(141キロS、140キロB、119キロS、129キロF、140キロF、141キロB、127キロB、低め117キロ)
三者凡退、一回終了

石川先発の安江は先日のひたちなかで見た吉田に通じる投球をする投手です。
 
二回表
宮澤:カウント1-2からショートゴロ(139キロF、119キロB、137キロF、アウトロー119キロ)
大村:カウント3-1からセカンドゴロ(120キロB、138キロB、140キロS、141キロB、真ん中低め138キロ)
仁藤:フルカウントからレフトファールフライ(139キロB、138キロSw、140キロB、140キロF、140キロF、126キロB、高め141キロ)
三者凡退、二回表終了

輿那原は球速表示以上に球には力を感じます。
 
二回裏
アブレイユ:カウント1-2から空振り三振(112キロS、140キロS、128キロB、外角137キロ)
田中貴:カウント1-2から空振り三振(124キロSw、113キロB、132キロF、真ん中139キロ)
長江:カウント1-2から空振り三振(140キロF、130キロSw、142キロB、低め130キロ)
三者連続三振で三者凡退、二回終了

安江はコントロールが良く、スライダーとフォークのキレもかなりのものです。








































































 
三回表
桑原:フルカウントから空振り三振(121キロSw、140キロB、121キロB、140キロB、135キロS、低め122キロ)
市川:カウント2-2からセカンドゴロ(138キロSw、139キロF、140キロF、122キロB、140キロB、140キロF、外角140キロ)
青木:カウント2-2からレフトフライ(139キロS、141キロS、139キロF、119キロB、122キロB、外角136キロ)
三者凡退、三回表終了

與那原は三回を無安打無失点で投げ終えました。実戦的な投球だったと思います。

三回裏
北之園:カウント1-2から空振り三振(138キロF、111キロS、140キロF、131キロF、135キロB、130キロF、141キロF、外角131キロ)
松崎:カウント1-1からレフト前ヒット(118キロSw、120キロB、真ん中低め130キロ)
田島:カウント1-2から空振り三振(135キロF、113キロS、139キロB、138キロF、141キロF、低め127キロ)
高橋洸:カウント0-1からセーフティバントを狙いの投ゴロ(135キロF、外角108キロ)
松崎残塁、三回終了

松崎が飛んだ所が良かったような当たりながら初ヒットです!

四回表、投手巽
坂本:カウント2-2から空振り三振(136キロF、136キロB、137キロF、135キロF、126キロB、外角135キロ)
三家:カウント2-2から捕ファールフライ(141キロB、134キロS、141キロB、134キロF、外角140キロ)
シリアコ:カウント1-1からセカンドフライ(134キロB、134キロF、真ん中高め136キロ)
三者凡退、四回表終了

巽が二番手で登板です。やはり投げっぷりが良い!

















































































































































四回裏
川相:カウント1-2からセカンドゴロ(111キロS、128キロS、118キロB、外角139キロ)
青山:カウント1-2からショートゴロ(137キロS、141キロB、128キロSw、140キロF、外角141キロ)
アブレイユ:フルカウントからレフトフライ(138キロS、141キロB、121キロB、139キロB、128キロF、140キロF、外角120キロ)
三者凡退、四回終了

なかなか攻略できません。安江は今秋ドラフト指名される可能性を十分に感じます。

五回表
宮澤:カウント1-2からショートゴロ(133キロS、138キロB、140キロF、低め134キロ、川相ナイスプレー!)
大村:カウント2-1からレフト前ヒット(139キロB、135キロB、134キロS、低め141キロ)
仁藤:カウント1-1からファースト内野安打(138キロF、137キロB、低め133キロ)
一死一二塁
桑原:カウント2-2からライトフライ(130キロS、133キロB、136キロB、131キロSw、外角132キロ)
→一塁ランナー二塁ランナーそれぞれ進塁
二死二三塁
市川:カウント1-0からライトフライ(133キロB、低め138キロ)
二者残塁、五回表終了

巽はランナーを2人許しましたが、何とか無失点。要所で良い球が決まっています。

五回裏
田中貴:初球レフトフライ(真ん中136キロ)
長江:フルカウントからライトライナー(113キロB、129キロF、138キロB、139キロB、138キロF、低め129キロ)
北之園:初球捕ファールフライ(高め123キロ)
三者凡退、五回終了

六回表
青木:初球レフトライナー(真ん中137キロ)
坂本:初球ショートゴロ(真ん中136キロ)
三家:カウント2-2からファーストフライ(139キロB、134キロB、139キロF、132キロF、129キロF、内角134キロ)
三者凡退、六回表終了

巽の最大の武器は腕の振りの良さでしょう。

六回裏
松崎:カウント2-2から空振り三振(134キロS、128キロB、127キロSw、128キロB、アウトロー128キロ)
田島:カウント2-2から見逃し三振(112キロS、138キロB、113キロS、130キロB、内角139キロ)
高橋洸:フルカウントから空振り三振(128キロSw、136キロS、138キロF、130キロB、135キロB、118キロB、外角139キロ)
またも三者連続三振で三者凡退、六回終了

安江ですが松崎には前の打席でヒットを打たれていることもありかなり慎重に投げていた印象。変化球で緩急を付けていました。高度な投球です。


























七回表、投手大竹秀
シリアコ:カウント2-2からサードゴロ(103キロS、136キロB、135キロB、133キロF、136キロF、外角141キロ)
宮澤:カウント0-1からレフト前ヒット(132キロS、外角135キロ)
大村の打席で大竹が牽制悪送球
一死三塁
大村:カウント2-0からサード強襲先制レフト前ヒット(140キロB、134キロB、インハイ133キロ)、0対1
一死一塁
仁藤の打席で大村が二盗死(またも田中貴ナイススローイング!)
仁藤:フルカウントからショートゴロ(142キロB、140キロF、139キロB、132キロS、142キロB、高め139キロ、川相のファンタスティックなプレー!)
七回表終了

大村にはかなり上手く打たれたと思います。失投ではありませんでした。

七回裏
川相:カウント0-2からセカンドゴロ(122キロS、136キロF、外角137キロ)
青山:カウント1-2からショートゴロ(137キロF、136キロB、108キロF、外角123キロ)
アブレイユ:フルカウントから四球(125キロF、136キロB、138キロS、136キロB、127キロB、136キロF、外角114キロ)
投手交代安江→上條(左上手)
田中貴:カウント1-1からレフトファールフライ(138キロB、139キロF、外角140キロ)
アブレイユ残塁、七回終了

安江には全く手も足も出なかった巨人打線でしたが、アブレイユにだけは投げにくそうにしていました。




















八回表
桑原:カウント3-1から四球(108キロB、127キロB、130キロB、138キロS、低め139キロ)
市川:初球捕犠打(低め137キロ)
一死二塁
青木:カウント2-2から背中に死球(139キロB、130キロS、142キロB、140キロF、140キロ)
一死一二塁
坂本:初球センター前ヒット(131キロ)→青山本塁補殺!
二死一二塁
セカンドランナー青木→代走宮本
三家:カウント1-2から空振り三振(140キロB、133キロF、139キロF、低め133キロ)
八回表終了

ピンチで青山が素晴らしい肩で本塁補殺です。これは田中貴のトリックプレーによるアシストがありました。

八回裏、投手西村
長江:カウント2-1からセンター前ポテンヒット(137キロB、135キロF、116キロB、高め116キロ)
北之園:カウント1-0から犠打失敗の捕フライ(134キロB、外角135キロ)
松崎:カウント1-2から空振り三振(86??キロS、122キロF、136キロF、120キロF、133キロB、低め119キロ)→長江が二盗死
八回終了
 
九回表
シリアコ:カウント0-2からセカンドフライ(133キロF、107キロF、113キロF、高め133キロ)
宮澤:初球右中間二塁打(外角113キロ)
大村:カウント1-0からレフト前ヒット(131キロB、真ん中内より138キロ)
一死一三塁
仁藤:カウント2-2からレフト犠飛(130キロSw、138キロB、129キロF、133キロB、高め137キロ)、0対2
二死一塁
桑原:カウント1-2から見逃し三振(139キロF、110キロB、130キロS、外角138キロ)
大村残塁、九回表終了

大村というキャッチャーは肩も強いし、何より打撃が素晴らしいですね。これは注目です!

九回裏、投手寺田(右横手)
田島:フルカウントから(140キロB、137キロS、138キロF、140キロF、142キロF、127キロB、127キロB、内角137キロ)
高橋洸:カウント2-2からセンター前ヒット(119キロS、114キロSw、114キロB、116キロB、130キロF、外角125キロ)
川相:フルカウントからセンターフライ(137キロB、137キロF、121キロS、136キロB、137キロB、138キロF、外角121キロ)
青山:カウント1-2からファーストゴロ(138キロS、120キロS、138キロB、120キロF、内角136キロ)
高橋洸残塁、試合終了、0対2で石川の勝利
勝ち投手安江、負け投手大竹秀
 
最後まで打線がつながらず石川に完敗です。


















































さて、試合の総括ですが、独立リーグの実力と、ジャイアンツの三軍がまだまだ発展途上だということを思い知らされた試合だったと思います。

先発の輿那原と巽の事は次の日記で特集にしようと思っているので簡単に触れるとして、2人とも非常に高い将来性を感じました。こういった高校生をもっと巨人は指名して鍛えて、戦力にして行くべきだと思います。

大竹秀は茶柱さんたちはすでに何度か見ていたらしいのですが、私は初めて見る事ができました。球威があり、変化球のキレも良い。完成度の高い投手の印象です。週刊ジャイアンツのイースタン情報で斎藤監督が絶賛していた通り、スライダーとツーシームのコンビネーションが良く、左右の揺さぶりで勝負する投手のようでした。しかし、高卒ルーキーたちが無失点だったにもかかわらず、連打で失点をしたり、四死球があったりと、この日のできはあまり良くなかったようです。年齢的に今シーズンの支配下入りはありませんが、今の頑張り次第でオフに秋季キャンプ呼ばれるかもしれません。そうして首脳陣に興味を持ってもらう事が今後の大竹にとって必要な事だと思います。

打線は散発の三安打無得点、三振も11あり、完全に相手石川の安江投手に抑え込まれてしまいました。3本のヒットもうち2本は、当たり損ないのような感じで会心の当たりとは言えないものでした。このように相手の投手のレベルが高くなると突然沈黙してしまうと言うのが三軍の特徴ではあります。しかし、守備では再三見せ場や唸るシーンがありました。川相の守備は増田よりも派手でさらにアクロバティックです。この魅せる守備でお金がもらえるレベル。それと田中貴のスローイングも素晴らしかったです。また、田中は八回の青山の補殺をアシストしたプレーが面白かった。セカンドランナーの本塁生還を直前まで全くランナーに目もくれずセカンド方面に向いていたと言うのに、しれっと捕球するとくるりと身体を反転させてランナーにタッチしたのです。それがどれほどの効果があったかは分かりませんが、ランナーの油断を誘ったとしたら見事なもの。まるで達川さんのような曲者ぶりだったと思いました。

次は7月9日の土曜日の観戦になると思います。その間に幾つか観戦記以外の話を更新するかもしれません。それでは、次回も乞うご期待!

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