平成28年7月6日(水)プロ独立リーグ交流戦 巨人対福井ミラクルエレファンツ(ジャイアンツ球場)ケガから復帰を目指す平良の好投 育成2投手のパワーピッチング!
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舎人
2016年07月08日 03:00 visibility654
先週に続いて今日も三軍戦を見に来ています。本当は二週連続して輿那原と巽が投げるのや、まだ見ぬ橋本篤郎の投球を見たいと思っていたのですが、予想に反して、今日の先発はケガからの復帰を目指す平良です。まぁ、それはそれで楽しみではあります。どんな状態になっているのか注目。先週の石川は投手も野手も目立つ選手がいましたが、福井の選手の中にも面白いのがいることを期待したいと思います。
福井ミラクルエレファンツ
(8)森(9)頼(2)片山(D)平田(7)浜崎(3)甲川(4)栗田(5)平良(6)荒道(P)内藤
巨人
(8)立岡(5)高橋洸(9)青山(7)アブレイユ(2)田中貴(3)脇谷(D)北之園(6)川相(4)田島(P)平良
一回表
森:カウント2-1からセンターフライ(138キロB、S、121キロB、内角137キロ)
頼:カウント1-1からセカンドフライ(138キロS、137キロB、低め137キロ)
片山:カウント2-2からショートゴロ(137キロS、134キロF、136キロB、135キロB、外角134キロ、川相センターに抜けそうな当たりに追い付くファインプレー!)
三者凡退、一回表終了
平良はコントロール、キレ共に安定した投球をしています。
一回裏
立岡:カウント3-1から四球(139キロB、135キロB、138キロF、129キロB、外角137キロ)
高橋洸:カウント1-0から犠打失敗の捕ゴロ併殺打(133キロB、高め133キロ)
青山:カウント2-2からセカンドゴロ(138キロB、134キロF、136キロB、136キロF、外角119キロ)
一回終了
立岡が四球で出塁も高橋洸が併殺でチャンスをつぶしました。見逃せばボール球を飛びつくようにして当てに行ったことが災いしました。
二回表
平田:フルカウントからライトフライ(137キロS、137キロS、136キロB、138キロF、134キロB、125キロB、136キロF、高め137キロ)
浜崎:初球センター前ヒット(真ん中136キロ)
甲川:見逃し三球三振(123キロS、133キロF、外角134キロ)
栗田:初球ライトフライ(高め136キロ)
浜崎残塁、二回表終了
平良この回もランナーを出しましたがコントロール抜群の安定した投球です。
二回裏
アブレイユ:カウント0-1からセカンドフライ(136キロS、内角112キロ)
田中貴:フルカウントから四球(136キロF、130キロF、128キロB、128キロB、140キロB、外角136キロ)
脇谷:カウント1-0からレフトフライ(109キロB、高め135キロ)
北之園:初球センター前ヒット(真ん中135キロ)
二死一三塁
川相:カウント2-0からサードゴロ(133キロB、117キロB、外角118キロ、平良横っ飛びファインプレー)
二者残塁、二回終了
北之園のヒットは甘く入った初球ストレートを積極的に打ちに行ったクリーンヒットでした。
三回表
平良:カウント2-2から空振り三振(137キロB、134キロSw、135キロF、135キロB、139キロF、インロー136キロ)
荒道:カウント1-0からセンターフライ(135キロB、高め133キロ)
森:カウント3-1からセカンド内野安打(134キロB、S、137キロB、134キロB、外角136キロ)
頼の打席で森が二盗死(田中ナイススローイング!)
頼:カウント0-1から途中終了(136キロS、135キロS)
森残塁、三回表終了
三回裏
田島:カウント0-1からライト前ヒット(134キロF、外角133キロ)
立岡:カウント1-1からセンターフライ(120キロS、134キロB、真ん中131キロ)
高橋洸:初球レフトフライ(外角119キロ)
青山:カウント2-0からライトファールフライ(114キロB、110キロB、外角133キロ)
田島残塁、三回終了
田島がクリーンヒット!この選手の素材の良さは攻守に感じ取れます。
四回表
頼:カウント1-0からショートゴロ(121キロB、外角136キロ)
片山:カウント2-2からセンター前ヒット(109キロS、138キロS、134キロB、133キロF、真ん中外より134キロ)
平田:見逃し三球三振(120キロS、134キロF、内角133キロ)
浜崎:カウント1-1からサードファールフライ(132キロS、134キロB、内角118キロ)
片山残塁、四回終了
平良のコントロールの良さが際立っています。田中が構えた所にビシビシ来ています。
四回裏
アブレイユ:カウント2-1からレフトフライ(130キロSw、116キロB、117キロB、内角132キロ)
田中貴:カウント2-2からレフト前ヒット(132キロS、133キロS、135キロF、136キロF、133キロF、136キロB、135キロB、内角135キロ)
脇谷:カウント2-2からライト線先制タイムリー三塁打!(106キロB、130キロF、132キロSw、115キロB、127キロF、133キロF、高め129キロ)、1対0
北之園:カウント2-0からライト犠飛(133キロB、123キロB、低め126キロ)、2対0
川相:フルカウントから四球(133キロS、133キロS、118キロB、133キロF、132キロF、110キロB、114キロB、低め133キロ)
田島:カウント0-2からショートライナー(128キロF、130キロF、外角129キロ)
川相残塁、四回終了
田中と脇谷の連打で先制です。田中は上下動の激しい豪快なバッティングフォームながらバットコントロールは素晴らしいものがあります。
五回表
甲川:フルカウントからセンター前ヒット(B、122キロS、124キロS、137キロB、133キロB、外角135キロ)
栗田の打席で甲川が二盗死(田中またもナイススローイング!)
栗田:フルカウントからセカンドライナー(124キロB、136キロB、135キロS、136キロSw、126キロF、136キロB、128キロF、外角136キロ)
平良:カウント1-0から投ゴロ(134キロB、外角136キロ)
五回表終了
田中がまたも二盗刺です!このスローイングは凄い。盗塁を許したのを見たことがない。
五回裏、頼→レフト高柳
立岡:フルカウントから四球(114キロB、131キロB、131キロS、133キロF、132キロF、130キロB、内角132キロ)
高橋洸:初球投犠打(外角129キロ)
一死二塁
青山:フルカウントから死球(130キロS、114キロF、127キロB、129キロB、112キロF、128キロB、左手甲ストレート)
一死一二塁
アブレイユ:フルカウントから空振り三振(114キロS、128キロS、127キロB、115キロB、115キロB、132キロF、132キロF、131キロF、124キロF、低め114キロ)
投手交代内藤→輝(左横手)
田中貴:フルカウントからセカンドゴロ(127キロS、126キロB、131キロB、129キロB、130キロF、低め130キロ)
二者残塁、五回終了
なんだかだんだん試合のテンポが悪くなってきました。
六回表
荒道:カウント3-1からセンター前ポテン二塁打(131キロB、129キロB、129キロB、132キロS、外角134キロ)
森:カウント2-2から投ゴロ(135キロB、119キロB、134キロF、136キロS、外角133キロ)
高柳:カウント1-1からレフトフライ(124キロB、135キロS、外角126キロ)
片山の打席で牽制悪送球
二死三塁
片山:カウント2-2からセカンドゴロ(133キロS、134キロB、121キロS、135キロF、138キロB、低め134キロ)
荒道残塁、六回表終了
荒道のポテンヒットは外野と内野がお互い遠慮してしまった感じのものです。
それにしても平良のフィールディングは素晴らしい!芸は身を助けます。
六回裏
脇谷:カウント1-2からショートゴロ(130キロB、130キロS、130キロS、内角132キロ)
北之園:カウント1-2から空振り三振(130キロS、130キロB、130キロF、高め130キロ)
川相:カウント0-2からセンター前ヒット(低め126キロ)
田島の打席で川相が二盗死
田島:カウント0-2から途中終了(129キロS、120キロF、128キロF、114キロS)
六回終了
七回表、投手篠原、アブレイユ→レフト長江
平田:フルカウントからファーストゴロ(126キロB、146キロS、126キロF、132キロB、148キロB、内角148キロ)
浜崎:フルカウントからセンターオーバー二塁打(129キロB、145キロF、146キロS、146キロF、130キロF、132キロB、真ん中146キロ)
甲川:カウント0-1からサードゴロ(126キロS、外角143キロ)
栗田:カウント0-1からショート内野安打(146キロF、外角123キロ)
二死一三塁
平良:カウント2-2から見逃し三振(126キロS、144キロB、145キロS、128キロB、内角143キロ)
二者残塁、七回表終了
篠原は軽く投げているようでかなりの球速表示を出しています。キレも良いと思います。ただ変化球はアバウトで、追い込んでからスライダーやフォークを見極められてしまっていたのが気になりました。
七回裏、投手藤岡(右上手)
田島:カウント1-1からサードファールフライ(145キロF、145キロB、外角144キロ)
立岡:フルカウントから四球(145キロB、143キロSw、145キロB、143キロB、144キロF、高め144キロ)
高橋洸:見逃し三球三振(140キロF、127キロSw、外角139キロ)
青山の打席で立岡が二盗
二死二塁
青山:カウント1-2からサードゴロ(139キロB、126キロSw、143キロB、低め127キロ)
立岡残塁、七回終了
藤岡は福井の今日投げた投手の中では一番面白い気がします。小柄ながら球威があり、縦変化の変化球が素晴らしい。
八回表、投手成瀬、立岡→ファースト松崎、センター高橋洸、サード脇谷
荒道:カウント1-1からセカンドゴロ(146キロB、137キロF、外角139キロ)
森:カウント0-2からセカンドゴロ(148キロF、145キロS、外角132キロ)
高柳:フルカウントからサードゴロ(124キロS、137キロB、143キロB、146キロF、145キロB、137キロF、145キロF、144キロ、脇谷ファインプレー!)
三者凡退、八回表終了
成瀬は大きく成長しています。球は速いしスライダーの制球も良い。さらに130キロ台後半の球はどうやらカットボールのようです。
八回裏、投手藤野
長江:初球セカンドハーフライナー(内角137キロ)
田中貴:初球センターフライ(低め138キロ)
脇谷:カウント2-2からファーストゴロ(136キロB、137キロS、136キロB、137キロS、低め122キロ)
三者凡退、八回終了
九回表、投手矢島
片山:カウント0-1からセカンドフライ(143キロSw、低め136キロ)
平田:フルカウントからセカンドゴロ(142キロB、140キロS、119キロB、137キロSw、142キロB、外角135キロ)
浜崎:カウント2-1からライトオーバー二塁打(136キロS、139キロB、142キロB、高め135キロ)
甲川:初球投ゴロ(外角141キロ)
浜崎残塁、試合終了、2対0で巨人の勝利!
勝ち投手平良、セーブ矢島、負け投手内藤
最後は矢島がランナーを出しながらもしっかりと抑え試合終了です。
試合の総括ですが、完封リレーをした投手に収穫のあった試合だったと思います。先発の平良はケガからの復帰を目指しての登板となった訳ですが、コントロールが素晴らしく、田中の構えた所にほとんど球が行っていた感じです。球速は140キロに届かなかったものの、ストライクゾーンの四隅を丁寧に突く事で連打がありません。実に安定した投球だったと思います。ただ、五回あたりから数球に1球程度逆球が行くようになりスタミナに課題も感じさせました。春先の絶好調時は球速があと3キロ速かった。おそらく登板する度に球威も徐々に本来のものに近づいて来ると思います。早ければ八月の第一週あたりに一軍に昇格しているでしょう。
二番手の篠原は昨年よりも球速が上がっています。この日の最速は148キロでしたが、全ストレート9球のうち8球が145キロ以上、平均だと146〜147キロに達しています。昨年よりも+3〜4キロといった感じ。おそらくファームでは現在、田中太一に次ぐ球速の持ち主ではないかと思います。ただ、変化球は少し浮き気味で精度はあまり良くなかった。このあたり課題だと思います。
成瀬は最近まで忘れ去られていた存在だったと思います。しかし、最近パワーピッチングをすることで徐々に注目が集まるようになりました。入団時から見ていますが、当時は緩急を使う栂野のような投球をしていました。しかし、現在はグイグイ力で押すスタイルです。この日の最速は148キロ。これは入団時より6キロほど上がっています。MAXでは篠原に負けていません。かなりトレーニングを積んで身体を作り上げて来たのでしょう。同期の宮國や田中太による刺激だと思います。さらに球速だけではなくて、成瀬の投げている130キロ台後半の投球は鋭くスライドしている。どうやらカットボールのようなのです。これは相当武器になる気がします。俄然注目の投手になってきました。
矢島は篠原と立ち位置も課題も同じような感じの投手ですが、違いとしては球速は篠原ほど無いものの、テイクバックが小さく打者にとってタイミングが取り辛い特長を持っている事だと思います。低目へ球を集める事が課題だと思います。
打線はずいぶん塁上を賑わしていた感じでしたが、終わってみれば福井より少ない5安打のみ。そんな中でこの試合最も光って見えた選手は捕手の田中貴也でした。本当に気合いが表に現れるプレーの数々です。上下動の激しいバッティングフォームながらバットコントロールはしなやかで、意外な巧打を放ちます。この日のヒットも内角に食い込んでくるストレートを引き付けて逆方向へ放ったものです。さらに素晴らしいのはスローイングです。盗塁を許したのを見た事が無い!これほど取ってから素早く性格なスローイングをする捕手をファームで見たのは西武に移籍した星以来だと思う。左打ちの捕手は河野、宇佐見といますが、私は田中が一番面白い存在だと感じています。
田中以外の野手だと、川相田島の二遊間コンビが攻守に光るものを魅せていました。川相はケガをする前と同様のアクロバティックなプレーも見せています。田島も春先に比べてポカが無くなりました。打撃も鋭いし、若いだけに急成長が頼もしく感じます。
それにしても橋本篤の登板は何時なんだろう。私がルーキーでまだ見ていないのは橋本だけ。それが果たせれば、高卒ルーキー同時期比較の特集を組もうと思っています。もっとも橋本の前に昨年のルーキー田中大もまだ見てないんですけどね。この指名も謎だったなぁ。。。
次回は土曜日のDeNA戦を見に行く予定です。次回も乞うご期待!
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