平成28年7月10日(日) イースタンリーグ 巨人対DeNA(ジャイアンツ球場)堂上、ガルシアの連続本塁打!
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舎人
2016年07月12日 01:13 visibility662
今日は梅雨の晴れ間のジャイアンツ球場から。イースタンの観戦は2週間ぶりなのですが、その時と同じ茶柱さんとあちゃまら夫妻と並んで観戦です。
立岡が二軍に復帰していよいよ一軍復帰の準備を始めた感じです。
DeNA
(8)荒波(4)柳田(D)後藤(3)白根(7)ロマック(9)松本啓(5)飛雄馬(2)黒羽根(6)百瀬(P)モスコーソ
巨人
(8)立岡(7)重信(4)脇谷(5)岡本(3)和田恋(9)堂上(D)ガルシア(2)鬼屋敷(6)吉川(P)小山
一回表
荒波:カウント2-0からショートゴロ(96キロB、141キロB、内角145キロ)
柳田:カウント2-2から空振り三振(141キロS、129キロF、146キロB、133キロB、外角145キロ)
後藤:カウント1-2からセンターフライ(135キロF、133キロB、146キロF、外角145キロ)
三者凡退、一回表終了
小山は球に伸びを感じます。キレも今日は良い感じです。
一回裏
立岡:カウント1-2から空振り三振(143キロB、141キロF、142キロS、低め121キロ)
重信:カウント1-1から捕ファールフライ(144キロB、127キロF、高め130キロ)
脇谷:カウント2-1からレフトオーバー二塁打(144キロS、144キロB、146キロB、高め144キロ)
岡本の打席で捕逸
二死三塁
岡本:フルカウントから四球(129キロF、143キロF、144キロB、144キロB、130キロB、132キロF、145キロF、低め128キロ)
二死一三塁
和田恋:カウント0-1からサードゴロ(131キロSw、外角128キロ)
二者残塁、一回終了
岡本の初球はわずか数センチ右側だったらレフトポールに直撃していたであろう惜しいファールでした。
立岡は力無い三振でしたが、まだまだ本来の感覚が戻っていない感じの打撃でした。
二回表
白根:カウント1-2から空振り三振(105キロS、117キロB、132キロF、低め134キロ)
ロマック:カウント1-2から空振り三振(144キロF、142キロB、141キロS、低め132キロ)
松本啓:カウント2-1からショートゴロ(112キロS、135キロB、144キロB、内角139キロ)
三者凡退、二回表終了
小山はイースタンの隠れ防御率一位だそうですが、その成績の通り今日も抜群の球威とフォークのキレです。
二回裏
堂上:カウント0-1から投ゴロ(144キロSw、真ん中141キロ)
ガルシア:カウント0-1からサードゴロ(135キロF、外角123キロ)
鬼屋敷:カウント2-2からショートゴロ(119キロS、128キロF、144キロB、145キロF、132キロB、内角140キロ)
三者凡退、二回終了
堂上は良い感じのライナーを放ちましたが、モスコーソがたまたま出したグラブに叩き落とされました。
三回表
飛雄馬:カウント1-0からセンター前ヒット(132キロB、真ん中144キロ)
黒羽根:初球捕ゴロ(外角139キロ)
一死二塁
百瀬:カウント2-2から空振り三振(109キロS、142キロB、130キロB、141キロSw、インハイ143キロ)
荒波:初球セカンドエラー出塁(外角144キロ、脇谷が弾く)
二死一三塁
柳田:カウント1-2からレフト前先制タイムリーヒット(130キロSw、133キロB、真ん中133キロ)、0対1
→代走柴田
二死一二塁
後藤:カウント1-0からレフト前タイムリーヒット(109キロB、真ん中144キロ)、0対2
→レフト重信の送球が逸れ柴田はサードへ
二死一三塁
白根:カウント2-2からセカンドゴロ(144キロF、137キロB、131キロS、142キロB、外角136キロ)
二者残塁、三回表終了
脇谷の軽率なプレーが失点です。どうも足が付いていっていない。三軍の川相たちのプレーを見てきただけに動きの悪さが気になる。
三回裏、ショート柴田、セカンド百瀬
吉川:空振り三球三振(128キロS、141キロS、内角122キロ)
立岡:カウント0-1からファーストゴロ(122キロS、外角139キロ)
重信:初球セーフティバント狙いのサードゴロ(外角142キロ、飛雄馬のファインプレー)
三者凡退、三回終了
重信は果敢にヘッドスライディングを試みましたが、飛雄馬の猛ダッシュの前に間一髪アウトになりました。
四回表
ロマック:カウント1-2から空振り三振(134キロB、136キロS、111キロS、低め135キロ)
松本啓:カウント2-2からファーストゴロ(145キロB、143キロF、144キロB、136キロF、外角140キロ)
飛雄馬:カウント0-1からライトフライ(145キロS、外角113キロ)
三者凡退、四回表終了
小山は何種類かフォークを投げ分けているような感じですね。
四回裏、ロマック→レフト青柳
脇谷:カウント0-1からライト前ヒット(121キロS、真ん中140キロ)
岡本:カウント1-2からセンター前ヒット(138キロF、128キロB、139キロF、145キロF、外角143キロ)
無死一二塁
和田恋:カウント2-0から投ゴロ併殺打(129キロB、129キロB、真ん中ストレート)
二死二塁
堂上:フルカウントから捕ファールフライ(140キロB、143キロF、131キロB、127キロSw、129キロB、128キロF、内角131キロ)
岡本残塁、四回終了
無死から一二塁にしながらも和田は投手の真ん前のゴロ。併殺打でチャンスがつぶれてしまいました。決められなかった和田は精進するしかありませんが、普通に打たせて欲しかったなぁ。
五回表
黒羽根:カウント2-2からセンター前ヒット(134キロS、141キロF、133キロF、135キロB、真ん中144キロ)
百瀬:初球捕犠打(内角ストレート)
一死二塁
荒波:カウント0-1から捕ファールフライ(144キロS、高め143キロ)
柴田:フルカウントから(146キロB、142キロB、138キロF、138キロS、134キロB、外角132キロ)
黒羽根残塁、五回表終了
百瀬の犠打はライト線に沿った絶妙のバントでした。こういった犠打を和田たちはできるようになって欲しい。
五回裏
ガルシア:初球ショートゴロ(真ん中130キロ)
鬼屋敷:カウント1-2からショートゴロ(142キロS、143キロB、F、外角122キロ)
吉川:カウント2-2からセンター前ヒット(128キロSw、130キロB、141キロS、142キロF、132キロB、高め141キロ)
立岡:カウント0-1からショートゴロ(125キロS、外角137キロ)
吉川残塁、五回終了
吉川はお手本のようなセンター返しです。
六回表
山本:カウント1-2からセンターフライ(142キロB、139キロF、137キロF、133キロF、外角137キロ)
白根:カウント2-0からファーストフライ(138キロB、139キロB、外角139キロ)
青柳:空振り三球三振(112キロS、133キロSw、低め136キロ)
三者凡退、六回表終了
小山はこの回も危なげない投球です。
六回裏
重信:カウント1-1からファーストゴロ(138キロF、126キロB、内角141キロ)
脇谷:カウント2-2からセカンドフライ(128キロB、127キロS、140キロB、139キロF、121キロF、外角127キロ)
岡本:カウント0-1からセカンドゴロ(118キロS、外角143キロ)
三者凡退、六回終了
なかなか攻略の糸口が見つけられません(=_=)
七回表
松本啓:カウント2-2から投強襲ヒット(139キロF、143キロS、131キロB、141キロF、135キロB、外角145キロ)
飛雄馬:カウント2-2からセンターフライ(134キロSw、138キロS、135キロB、136キロB、内角142キロ)
黒羽根:初球ライトポール直撃本塁打(アウトハイ139キロ)、0対4
百瀬:カウント1-2から見逃し三振(B、140キロSw、132キロSw、136キロF、高め135キロ)
渡邊雄:カウント2-2からショートゴロ(139キロSw、136キロSw、133キロF、145キロB、144キロB、133キロF、111キロF、外角145キロ)
七回表終了
黒羽根の本塁打はやや振り遅れのような感じを受けましたが、バットの芯に当たったらしく失速することなくライトのポールを直撃しました。
七回裏
和田恋:空振り三球三振(118キロSw、128キロSw、外角132キロ)
堂上:初球ライトオーバー本塁打!(真ん中128キロ)、1対4
ガルシア:カウント0-1からレフトオーバー本塁打!(128キロS、高め127キロ)、2対4
鬼屋敷:カウント2-1からセカンドゴロ(119キロS、141キロB、144キロB、低め138キロ)
吉川:カウント1-1からファーストゴロ(142キロB、141キロS、外角119キロ)
七回終了
堂上とガルシアに連続本塁打です!2つとも変化球を打ったものでしたが、堂上の本塁打がど真ん中のスライダーだったのに対し、ガルシアの本塁打は見逃せばボールの高めに抜けたチェンジアップでした。
八回表、投手土田
柴田:カウント2-1からライト前ヒット(S、128キロB、127キロB、真ん中137キロ)
山本:初球投犠打(低め130キロ)
一死二塁
白根の打席で暴投
一死三塁
白根:ストレートの四球(128キロB、129キロB、126キロB、高め変化球)
一死一三塁
青柳:初球スクイズ失敗の投ゴロ
二死二塁
松本啓:カウント1-0からファーストゴロ(131キロB、外角133キロ)
白根残塁、八回表終了
土田は集中力の無さや散漫さが表に表れる面がありリリーフとしては困りものです。
八回裏、投手林
立岡:フルカウントから見逃し三振(134キロB、139キロB、135キロF、135キロF、121キロB、内角120キロ)
重信:カウント2-1からライトフライ(135キロB、119キロB、136キロS、高め137キロ)
脇谷:フルカウントからセカンドゴロ(133キロB、B、B、135キロS、120キロS、130キロF、138キロF、外角129キロ)
三者凡退、八回終了
岡本になんとか回して欲しかったので残念!
九回表、投手田中太、脇谷→セカンド増田
飛雄馬:カウント2-2からセカンドゴロ(132キロB、146キロF、129キロSw、131キロB、内角132キロ)
代打亀井:初球投ゴロ(インハイ148キロ)
百瀬:ストレートの四球(135キロB、148キロB、147キロB、インロー147キロ)
渡邊雄の打席で百瀬が二盗
二死二塁
渡邊雄:カウント2-2から空振り三振(144キロB、148キロS、147キロB、147キロS、低め132キロ)
百瀬残塁、九回表終了
四球一つありましたが、田中太は球威もキレも抜群の投球でした。
九回裏、投手平田
岡本:カウント1-2からレフトフェンス手前で失速する大きなレフトフライ(129キロSw、144キロB、129キロS、内角128キロ)
和田恋:初球ファーストフライ(外角144キロ)
堂上:カウント1-0からセンターオーバー二塁打(132キロB、真ん中132キロ)
ガルシア:カウント3-1から四球(131キロS、132キロB、143キロB、130キロB、外角145キロ)
二死一二塁
代打北:フルカウントから四球(132キロS、131キロSw、144キロB、128キロF、142キロB、132キロF、外角146キロ)
二死満塁
吉川:カウント1-2から空振り三振(128キロB、126キロS、144キロF、低め133キロ)
三者残塁、試合終了、2対4でDeNAの勝利
勝ち投手投手モスコーソ、セーブ平田、負け投手小山
満塁の場面を迎え吉川は振り逃げの出塁を狙いましたが、万事休すとなりました。
本日の入場者数1121名
試合のまとめですが、一軍クラスのモスコーソと小山の両先発が持ち前の投球をしたことで非常に締まった試合だったと思います。
小山は球威も変化球のキレも抜群で、どうして一軍ではこの投球ができないのか不思議に思える投球です。入団以来メンタル面の弱さが指摘されて来た投手ですが、6年目の27歳です。もうそろそろ主体的に試合を作れる強さを求めたいと思います。能力的にいったらローテーション投手だと思います。課題は技術的なことよりも自分に打ち克つ強さだと思いました。
土田はなんだか全然成長していない印象です。この投手は自分の投球が思い通りにならない時、露骨に態度に現れる悪癖があります。この日もそんな一面が見えていました。リリーフとして厳しい場面でこういったことがあると、相手に一気に呑まれてしまう恐れを感じます。制球面で大きな課題はあるのでしょうが、そういった技術面と同時に、ちょっとした心得も気を付けて欲しいと思いました。
田中太一は球威も変化球も素晴らしい投球です。ツーシームの握りで思い切り投げ込むストレートは汚い球筋なのでしょうが、これは武器にもなると思います。今までの田中は球威の割に打ち込まれる場面が多かったのですが、この理由の1つは外角に厳しい球を投げたつもりがシュート回転して真ん中に入ってくるといった球筋に問題があったと思います。この課題は未だにあるのかもしれませんが、ある程度の球威を持ったシュート回転の球は使いようによっては極めて打つことが難しい球になるはず。現在の145キロ以上のストレート系の球に130キロ前後の逆方向の曲がりの変化球を駆使すれば、一軍でも通用する投球ができると思います。ストレートの四球1つがありましたが、これは厳しいコースをことごとくボールに判定され、諦めてしまったような感じでした。こういったカウントを悪くしてからの投球は今後の課題だと思います。おそらく支配下登録の最期の一枠を争う一番手であることは変わらないと思います。抜かりの無い投球でさらにもうひと押しアピールをして欲しいと思います。
打線は堂上とガルシアの連続本塁打以外は得点できず、あまり注目すべき点が無かった試合でした。
この日最も振れていたのは堂上だったと思います。4打数2安打ながら第一打席も非常に鋭い当たりで、モスコーソのグラブに当たりさえしなければセンターに抜けていたヒットだったと思います。七回の本塁打は打った瞬間のものでしたし、九回の二塁打もフェンスに達する大きなものでした。このバッターの素晴らしい所は集中力だと思います。左バッターが手薄な一軍の代打起用を望みたいと思います。
ガルシアは高めに抜けたようなスライダーを思い切り振りぬくと、打球はレフトのネット中段に突き刺さりました。基本的にハイボールヒッターで、リーチが長いのでボール臭くてもヒットゾーンになってしまうようです。徐々に日本の野球に慣れてきた感じですが、どうも低めの明らかなボール球で打ち取られる場面がままあります。今後は日本の投手の配球を勉強することが求められます。日本ではストライクゾーン以外を使っていかに勝負して来るかが分かってくれば、大きな活躍につながると思います。
岡本はヒット1本だけでしたが、本塁打性の当たりが2本ありました。良かったり悪かったりの日々が続いていますが、本塁打も二桁に乗せ、持ち味を失うことなく2年目のシーズンを過ごしていると思います。もう少ししたら再び一軍の昇格させて試して欲しいと思います。
ところで、この日のスタメンは脇谷と堂上の2人がスタメンにいた訳ですが、こういった30オーバーの選手のスタメン起用にはどうも疑問を感じます。彼らを起用するなと言っている訳ではありません。もっとスタメンでは起用しなくてはいけない選手がいるだろうと思うのです。彼らはいわゆるコマです。一軍で実績がいくらあったとしても、あくまでコマはコマ。数多く打席に立たせるべきは実績が無くても将来のレギュラー候補であるべきではないか。コマはこの日代打だった北の様に、大事な場面での起用に特化した方がいい。どうもミソくそ一緒といった感じで、選手起用に理を感じません。まずは選手の色分けをして、その色に応じた起用方法を考えるべきだと思います。
次回は18日の鎌ヶ谷の日ハム戦を観戦予定。その前にアストライアの試合を見に行くと思います。では、次回も乞うご期待!
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