平成28年7月28日(水) イースタンリーグ 巨人対楽天(ジャイアンツ球場)好調猛打賞の重信と不調4タコ3三振の立岡のコントラスト!
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舎人
2016年07月28日 04:26 visibility900
1人でジャイアンツ球場で試合開始を待っています。雨が降りそうですが、曇天の中から時折強い日差しも差し込んでいます。小雨位なら仕方ありませんが、ゲリラ豪雨だけは勘弁して欲しいと思います。
先発は一軍復帰を目指す高木勇人です。二軍でどれだけ自信を持って投球することが出来るかが注目です。打線では岡本が再び本塁打の量産体制に入るのかが気になりますし、坂口や増田など育成の選手たちがどれだけアピールできるかも注目したいと思います。
楽天
(D)松井(7)ペレス(4)哲朗(9)北川(3)中川(5)内田(6)茂木(2)伊志嶺(8)福田(P)川井
巨人
(9)立岡(7)重信(8)ガルシア(5)岡本(D)坂口(3)和田恋(4)吉川(2)加藤(6)増田(P)高木勇
一回表
松井:カウント0-2からセンターフライ(128キロS、142キロF、外角132キロ)
ペレス:カウント2-2からサードゴロ(144キロB、143キロF、126キロF、145キロB、外角122キロ)
哲朗:カウント2-2からセンターフライ(142キロSw、144キロF、146キロB、146キロB、外角124キロ)
三者凡退、一回表終了
高木は安定した投球です。球威がありますね。
一回裏
立岡:カウント1-2からセカンドライナー(136キロB、135キロS、116キロF、136キロF、低め128キロ)
重信:フルカウントからレフト前ポテンヒット(136キロS、134キロF、121キロB、136キロB、135キロB、内角134キロ)
ガルシア:カウント1-2から空振り三振(134キロS、132キロB、136キロS、低め125キロ)
岡本の打席で重信が二盗
二死二塁
岡本:フルカウントから四球(138キロB、134キロF、132キロF、129キロB、137キロB、低め130キロ)→岡本の最後の球がワンバウンドとなり重信が三塁進塁
二死一三塁
坂口:初球セカンドフライ(高め137キロ)
二者残塁、一回終了
岡本は相当警戒されていましたね。
二回表
北川:初球レフト前ヒット(137キロ)
中川:カウント1-2からライトライナー(125キロS、138キロF、144キロB、外角140キロ)
内田:フルカウントから四球(142キロB、110キロF、129キロB、124キロSw、142キロB、126キロF、高め127キロ)
一死一二塁
茂木:カウント2-2からファーストライナー(141キロF、141キロS、145キロB、127キロB、外角127キロ)→内田が戻れず併殺
二回表終了
茂木の当たりは鋭いものでした。結果オーライで無失点。高木はイマイチ制球がアバウトですね。
二回裏
和田恋:カウント0-1からファーストゴロ(117キロS、外角137キロ)
吉川:カウント1-0からセンターフライ(114キロB、低め114キロ)
加藤:カウント1-2からレフト前ヒット(134キロS、134キロB、134キロF、内角138キロ)
増田:カウント2-2からショートゴロ(135キロS、134キロB、136キロB、133キロF、内角127キロ)
加藤残塁、二回終了
三回表
伊志嶺:カウント2-2から見逃し三振(143キロS、135キロB、129キロF、133キロB、内角144キロ)
福田:カウント2-1からファーストゴロ(B、B、128キロS、外角143キロ)
松井:カウント0-1からセンターフライ(114キロSw、低め147キロ)
三者凡退、三回表終了
高木はこの回もノビノビと投球しています。
三回裏
立岡:カウント2-2から空振り三振(136キロF、134キロB、134キロSw、137キロB、低め125キロ)
重信:カウント1-1からレフトオーバー二塁打(121キロS、121キロB、高め137キロ)
ガルシア:初球ライトフライ(外角115キロ)
岡本:フルカウントから左足つま先付近に死球(122キロF、136キロB、127キロF、128キロB、134キロB、125キロ)
二死一二塁
坂口の打席で重信が三盗死
坂口:カウント2-0から途中終了(117キロB、134キロB)
二者残塁、三回終了
岡本の初球は本塁打性の大ファールでした。岡本の打席は他の選手の三倍時間がかかっています。
四回表
ペレス:フルカウントからライト前ヒット(123キロB、125キロB、128キロSw、142キロF、146キロB、130キロF、高め114キロ)
哲朗:カウント1-2からセカンドファールフライ(140キロF、141キロB、123キロS、高め124キロ)
北川:初球ショートゴロ併殺打(外角141キロ)
四回表終了
高木のスライダーはやはり一軍で戦って来ただけのキレと変化の大きさだと思います。楽天のバッターがびっくりしている。
四回裏
坂口:カウント1-2からライトフライ(121キロS、123キロF、126キロB、低め136キロ)
和田恋:カウント2-1からサードファールフライ(113キロB、132キロB、120キロS、内角120キロ)
吉川:カウント0-1からショートエラー出塁(134キロS、内角135キロ、茂木がこぼす)
加藤の打席で吉川が二盗
二死二塁
加藤:フルカウントから四球(134キロS、135キロB、Sw、127キロB、127キロB、123キロF、122キロF、外角138キロ)
二死一二塁
増田:カウント2-1からライトファールフライ(118キロS、135キロB、137キロB、外角135キロ)
二者残塁、四回終了
川井も付け入る隙がないという訳ではないのでしょうがなかなか押し切れません。
五回表、投手成瀬、岡本→セカンド脇谷、サード吉川
中川:初球ファーストライナー(外角147キロ)
内田:カウント2-2から空振り三振(146キロS、146キロF、138キロB、139キロB、145キロF、内角144キロ)
茂木:カウント1-1からファーストゴロ(123キロB、138キロF、外角134キロ)
三者凡退、五回表終了
成瀬はすっかりパワーピッチャーとして板が付いて来た感じです。自信を持って投げ込んでいる感じ。
岡本が交代しましたがこれは前の打席の死球の影響でしょう。
五回裏
立岡:カウント1-2から見逃し三振(F、126キロB、124キロS、内角134キロ)
重信:フルカウントからセカンドゴロ(135キロB、137キロB、136キロS、136キロB、135キロS、137キロF、内角136キロ)
ガルシア:カウント0-1からライトフライ(126キロS、外角125キロ)
三者凡退、五回終了
なんだか岡本が引っ込んだことで一気に興味が失われた試合になりました(=_=)
六回表、投手大竹秀
伊志嶺:カウント1-2から見逃し三振(130キロS、131キロF、112キロB、外角133キロ)
福田:カウント1-1からサードゴロ(142キロB、132キロS、外角134キロ)
松井:カウント1-1からファーストゴロ(144キロS、114キロB、外角141キロ)
三者凡退、六回表終了
大竹は完成度の高い投球であっという間に三者凡退です。特にカットボールが素晴らしい。まるでかつての川上憲伸のよう。
六回裏
脇谷:カウント2-0からセンター前ヒット(B、120キロB、高め133キロ)
坂口:初球センター前ヒット(外角130キロ)
無死一三塁
和田恋:ストレートの四球(117キロB、116キロB、114キロB、高め133キロ)
無死満塁
吉川:カウント0-1からセンター前先制タイムリーヒット!(133キロS、低め124キロ)、2対0
投手交代川井→古川
無死一二塁
加藤:スリーバント失敗の空振り三球三振(129キロS、132キロS、外角ストレート)
増田:カウント2-2からライト前ヒット(143キロF、127キロF、132キロB、147キロB、148キロF、148キロF、外角132キロ)
一死満塁
立岡:カウント1-2から空振り三振(141キロS、142キロF、134キロB、低め133キロ)
重信:初球センター前タイムリーヒット!(真ん中144キロ)、4対0
二死一二塁
ガルシア:カウント1-2から空振り三振(149キロS、147キロSw、137キロB、148キロF、低め135キロ)
二者残塁、六回終了
吉川と重信のタイムリーが出て巨人先制です。重信はこれで猛打賞ですが、球が良く見えている感じ。逆に心配なのは立岡です。なんだか感覚が戻っていないみたい。
七回表
ペレス:フルカウントからセカンドエラー出塁(132キロS、135キロB、138キロS、140キロB、142キロB、外角143キロ、脇谷がこぼす)
哲朗:初球ライト前ヒット(高め134キロ)
無死一二塁
北川:初球サードゴロ(外角134キロ、吉川のナイスプレー!)
一死一二塁
中川:カウント1-1からサードゴロ併殺打(135キロB、132キロS、外角141キロ)
七回表終了
脇谷のミスを吉川がカバーしました。
七回裏、投手高堀、ペレス→レフトフェルナンド
脇谷:フルカウントからセカンドゴロ(139キロS、139キロB、127キロB、127キロB、137キロF、低め138キロ)
坂口:カウント1-2から空振り三振(136キロB、130キロS、130キロSw、低め132キロ)
和田恋:カウント2-1からレフトフライ(127キロSw、129キロB、141キロB、高め140キロ)
三者凡退、七回終了
高堀という投手のスライダーはなかなかの切れ味で坂口和田の2人とも翻弄されていました。
八回表、加藤→捕手河野
内田:初球レフト前ヒット(外角113キロ)
茂木:カウント2-2から見逃し三振(139キロB、139キロB、133キロF、133キロF、134キロF、内角143キロ)
伊志嶺:カウント0-1からライト前ヒット(B、内角134キロ)
一死一二塁
福田:空振り三球三振(142キロS、143キロS、外角137キロ)
松井:フルカウントからセンターフライ(141キロB、134キロS、143キロF、134キロF、142キロB、133キロF、134キロB、134キロF、138キロF、低め140キロ)
二者残塁、八回表終了
大竹は矢島同様、追い込んでからが課題のようですが、塁上にランナーを置いた場面で松井との対戦は相当苦労していました。
八回裏、茂木→セカンド柿澤、ショート哲朗
吉川:カウント0-1からショートゴロ(139キロS、高め138キロ)
河野:初球ライト前ヒット(真ん中ストレート)
増田:カウント1-2からライトフライ(136キロS、138キロSw、136キロB、外角129キロ)
投手交代高堀→大塚
立岡:初球背中に死球(130キロ)
二死一二塁
重信:カウント1-2からライトライナー(119キロB、120キロS、118キロF、真ん中内より120キロ)
二者残塁、八回終了
重信に当たりはあわや4本目という惜しい当たりのライナーでした。
九回表、投手西村、ガルシア→センター高橋洸
フェルナンド:カウント0-1からセンター前ヒット(143キロB、外角144キロ)
哲朗:カウント1-1からショートゴロ併殺打(144キロB、145キロF、低めストレート)
北川:カウント2-0からライト前ヒット(144キロB、146キロB、真ん中146キロ)
中川:カウント1-0からセカンドゴロ(148キロB、外角144キロ)
北川残塁、試合終了、4対0で巨人の勝利!
勝ち投手大竹秀、負け投手川井
最後は西村が制球に苦しみながらも抑え試合終了です。哲朗の併殺は珍プレーで増田がファンブルし足で球を蹴ってしまったところ、ちょうどパスをするようにその球がセカンドベースに入った脇谷のグラブ目掛けて飛んで行ったのです。スタンドは驚きと笑いが交錯していました。
さて、試合の総括ですが、一軍復帰を目指す両チームの先発投手が試合を作ったことでテンポの良い締まった試合だったと思います。勝ったのは巨人でしたが、これは六回に5本のヒットを集め一気呵成に得点したもので、打線の集中力を感じた試合でもありました。
先発の高木ですが、一軍でオドオドと投げていたのとは全く違う自信に溢れた堂々としたピッチングをしていたと思います。球威は最速で147キロに達し、ストレートは平均でも143キロはありました。これに素晴らしいキレと変化量のスライダーで打者を圧倒します。楽天の右バッターが思わずのけぞると打者の手前で急激にストライクゾーンに滑り込む見逃しを幾度となく見る事が出来ました。不思議に思ったのは、今日の高木はランナーが出てもほとんど牽制をしないのです。高木は一軍で投げている時ランナーが出るとしきりと牽制をしてランナーを気にする感じですが、これはランナーが気になっているというよりも、自分を落ち着かせるためなのでしょう。不調で二軍に落ちたとはいえ、さすがに一軍で投げて来た投手だと思いました。今日の投球を見た限り、二軍では抜けた投手だと思います。近いうちに一軍に呼び戻されると思いますが、先発としてなのだろうか。宮國を先発に回し、高木には短いイニングでガンガン飛ばす投球をさせた方が戦力になるような気がしてきます。
成瀬はパワーピッチャーとして板に付いてきた投球をしたと思います。ストレートに自信を持つということはその投手の根本を変えるものだということがよく分かります。一時期先発も挑戦していましたが、元々、甲子園でリリーフ登板をして注目された投手です。これからはリリーフ一本に絞って実戦を積み重ねて行った方が良い気がします。後は球種は少なくても、必殺の決め球が欲しいところです。
大竹秀は大人のピッチングといった感じの投球でした。自分の投球スタイルというものを知っているようで、自ら打者との駆け引きをしているように見えました。スライダーとツーシームの揺さぶりで良いという評判ですが、今日はカットボールのキレの良さに感心しました。ただ、打者によっては横の揺さぶりを苦にしない場合があり、追い込んでから苦労している場面もありました。矢島や篠原ほどではないにせよ、打者を追い込んでからが課題のようです。豊富な球種をどうやって配球し、ウイニングショットを何にするかを今後試して行くことになると思います。
打者で一番目立っていたのは重信でした。非常に球が良く見えている感じで、ストレートも変化球も甘い球は逃さない確実性を感じます。今の調子なら一軍に昇格させても良いのではないかと思います。逆に心配なのが立岡です。どうも球が見えていない。しかも、あの粘り腰のバッティングが全く出来ていない。春先に一軍で打ちまくっていたのがウソのように生彩を欠いています。これはどうしてしまったのだろう。知らず知らずにケガに対する恐怖から、身体が思うように動かないのか。はたまた、感覚が鈍っているだけで、徐々に調子が上がっていくのか。気のなるところです。次の重信が調子が良かっただけにコントラストとなって目立ってしまいました。
坂口も増田もヒット1本ずつでした。打撃に特化した育成選手はこの坂口に加え、青山、長江がいますが、確実性という点では坂口が一番上だと思います。しかし、年々特長のない選手になって来てしまってような気がしています。打撃センスは大田とあまり変わらないと思った時期もありました。実際、器用さは坂口の方が上だったと思います。どうもアピール下手で、我慢して起用してもらえない不運もあります。総合力で期待されていない今の境遇を少しでも良くして行くためには、一二も二二も打撃で結果を残すしかありません。頑張って欲しいと思います。
増田は逆に守備の一芸を認められている強みがあると思います。まずはコマとして使い勝手の良い選手だということを首脳陣に認めてもらうことが必要ですが、その意味では一二塁の場面で右に押っ付けのバッティングでヒットを放ったのは大きなアピールになったと思います。
岡本は2四死球で途中交代でした。公式HPによると、どうやら右足のふくらはぎに当てられたようです。 大した死球には見えなかったので大事を取ったのでしょう。しかし、いなくなると一気に興味が半減した試合になってしまいました。それだけ岡本の存在は今の巨人のファームで突出しているのだと思います。こういった大物を巨人はもっとドラフトで指名しなくてはいけないと思います。私は岡本クラスがあと2名くらい入らなくてはいけないと思っています。今度のドラフトに期待します。間違っても昨年のドラフトのような指名は止めてもらいたいです。
久しぶりに動画も作りました。今回、これは必見というものはありませんが、興味がある方はご覧になってください。
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次は30日土曜日のイースタンを観戦予定。では、次回も乞うご期待!
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