平成28年8月2日(火) イースタンリーグ DeNA対巨人(横須賀スタジアム)唸る剛腕 育成2年目右腕篠原のイースタン初勝利!

  • 舎人
    2016年08月09日 02:01 visibility916





































1人で横須賀に来ています。今日もスタメンに岡本の名前はありませんね。せっかくはるばる駆けつけたというのに(-.-;)

巨人
(4)クルーズ(7)重信(8)立岡(D)堂上(9)北(6)吉川(3)和田恋(2)鬼屋敷(5)藤村(P)田原啓
DeNA
(8)荒波(D)柳田(5)宮崎(3)白根(7)井手(4)飛雄馬(9)乙坂(2)黒羽根(6)柴田(P)モスコーソ

一回表
クルーズ:レフト線二塁打
重信:三振
立岡:ファーストゴロ
堂上:投ゴロ
クルーズ残塁、一回表終了

一回裏途中から観戦

一回裏
荒波:ヒットで出塁
柳田の打席で荒波が二盗
無死二塁
柳田:フルカウントからライト前先制タイムリーヒット(外角134キロ)、0対1
宮崎:初球ライトフライ(高め134キロ)
白根:カウント1-0からライトフライ(40キロB、外角121キロ)
井手:カウント3-1からセカンドフライ(137キロS、134キロB、110キロB、114キロB、真ん中121キロ)
柳田残塁、一回終了

田原はどうも球が高めに浮いている感じですね。DeNAの各打者に徹底した右打ちをされています。






































二回表
北:フルカウントから右中間三塁打(129キロB、144キロS、131キロB、129キロSw、144キロB、高め127キロ)
吉川:フルカウントから空振り三振(142キロF、145キロS、145キロB、132キロB、146キロF、131キロB、低め131キロ)
和田恋:空振り三球三振(148キロS、148キロS、外角146キロ)
鬼屋敷:カウント3-1からレフトフライ(123キロB、131キロB、148キロSw、148キロB、真ん中148キロ)
北残塁、二回表終了

無死三塁で無得点とは情けない!鬼屋敷の当たりはレフトの頭上を後少しで抜ける惜しいものでした。

二回裏
飛雄馬:カウント1-2からライト前ヒット(116キロB、119キロF、135キロF、140キロ)
乙坂:カウント0-2からセカンドゴロ併殺打(138キロS、119キロF、低め122キロ)
黒羽根:フルカウントから四球(139キロB、137キロS、118キロSw、128キロF、139キロB、121キロF、140キロF、低め108キロ)
柴田:カウント1-0からレフトフライ(136キロB、外角132キロ)
黒羽根残塁、二回終了

田原はこの回も球が浮き気味ですね。調子が上っていない。

三回表
藤村:カウント1-1からライト前ヒット(121キロS、144キロB、外角144キロ)
クルーズ:カウント1-2からレフト前ポテンヒット(130キロS、128キロF、144キロB、142キロF、144キロF、外角144キロ)
無死一二塁
重信:初球サード犠打(外角144キロ)
一死二三塁
立岡:カウント1-0からセカンドゴロ(141キロB、低め144キロ)→藤村が生還、1対1
二死三塁
堂上:カウント2-2から空振り三振(146キロS、131キロF、145キロB、147キロB、内角146キロ)
クルーズ残塁、三回表終了

良い感じで無死からランナーを2人溜めましたが、残念ながら1点止まり。

藤村のヒットは外角のストレートを上手く引っ掛けた感じのクリーンヒットでした。






































三回裏
荒波:初球レフト前ヒット(真ん中高め122キロ)
柳田:初球捕犠打(内角132キロ)
一死二塁
宮崎:カウント2-1からショートゴロ(138キロB、133キロS、131キロB、外角117キロ)
白根:カウント2-2から空振り三振(133キロB、126キロS、114キロF、123キロF、136キロB、外角134キロ)
荒波残塁、三回終了

初回と同じような展開でしたが、ランナーを二塁に背負ってから田原の腕の振りは良くなっていました。開き直りでしょう。

四回表
北:カウント2-2から見逃し三振(129キロB、144キロB、142キロF、130キロSw、146キロF、真ん中外より145キロ)
吉川:カウント1-2から空振り三振(121キロS、144キロB、131キロS、低め131キロ)
和田恋:空振り三球三振(123キロF、125キロSw、真ん中低め144キロ)
三者連続三振で三者凡退、四回表終了

モスコーソも状態が上がって来てしまいました。それにしても和田は二打席連続空振り三球三振とは情けない。頑張れ!

四回裏
井手:カウント2-0からショートゴロ(134キロB、136キロB、低め121キロ)
飛雄馬:カウント1-0から右中間三塁打(117キロB、高め136キロ)
乙坂:カウント1-0から勝ち越しセンター犠飛(117キロB、真ん中高め112キロ)、1対2
黒羽根:カウント2-0からレフト線二塁打(106キロB、134キロB、真ん中125キロ)
柴田:初球投ゴロ(真ん中134キロ)
黒羽根残塁、四回終了

田原の変化球が高めに浮くのはこの回も相変わらずでした。相当悪く感じますが、それでも2点で止まっているのですから粘りの投球は出来ているのだと思います。

五回表、井手→レフト渡辺雄
鬼屋敷:空振り三球三振(145キロF、132キロSw、低め131キロ)
藤村:カウント1-0からセンター前ヒット(131キロB、外角145キロ)
クルーズ:カウント1-0からショートゴロ併殺打(132キロB、外角132キロ)
五回表終了

今まで見てきた限り藤村しかモスコーソの球が見えていない感じですね。クルーズも難しい球に手を出し合わせただけのようなバッティングで併殺打です。

五回裏
荒波:カウント1-1からライトフライ(140キロB、136キロS、外角138キロ)
柳田:フルカウントから四球(105キロB、138キロSw、124キロB、138キロF、125キロB、119キロB、140キロF、内角121キロ)→代走嶺井
宮崎:カウント0-1からライト前ヒット(120キロF、外角134キロ)
一死一二塁
白根:初球レフトフライ(外角139キロ)
渡邉雄:初球サードゴロ(外角119キロ)
二者残塁、五回終了

この回も田原はフラフラしながらも粘りの投球で無失点。しかし、いい加減調子を上げて来ないと運も尽きてしまいます。






































六回表、荒波→センター青柳、ファースト宮崎、サード白根
重信:カウント2-2からファーストゴロ(127キロSw、142キロB、131キロF、144キロB、外角132キロ)
立岡:カウント2-1からショートゴロ(144キロB、129キロB、141キロSw、真ん中142キロ)
堂上:フルカウントからライトオーバー同点本塁打!!(131キロB、142キロSw、F、146キロB、123キロB、144キロF、142キロF、真ん中低め125キロ)、2対2
北:カウント3-1から四球(145キロB、131キロB、142キロS、132キロB、外角143キロ)
吉川:カウント2-0からセンター前ヒット(144キロB、124キロB、真ん中低め141キロ)
二死一二塁
和田恋:フルカウントから空振り三振(131キロB、145キロSw、126キロB、146キロF、146キロB、低め133キロ)
二者残塁、六回表終了

二軍の助っ人堂上に同点本塁打が出ました。体の突っ込みを我慢して変化球の落ち際捉えた見事な本塁打だったと思います。

六回裏、クルーズ→セカンド増田
飛雄馬:カウント2-2から空振り三振(121キロS、124キロB、120キロB、134キロF、内角136キロ)
乙坂:カウント1-2から空振り三振(139キロSw、142キロB、138キロF、低め127キロ)
黒羽根:カウント1-2からセンターフライ(140キロSw、142キロS、135キロB、低め128キロ、立岡ダッシュしてスライディングキャッチのナイスプレー!)
三者凡退、六回終了

田原が初めて三者凡退に打ち取りました。この回の田原はようやく低めに球が集まって来た感じです。






































七回表、投手小杉
鬼屋敷:カウント1-2からセンター前ヒット(149キロS、149キロB、148キロF、真ん中148キロ)
藤村:初球ライトフライ(外角145キロ)
増田:カウント1-2からセカンドゴロ(144キロB、143キロS、136キロSw、外角136キロ)→ランナー入れ替わる
重信:カウント1-2から空振り三振(146キロB、144キロF、142キロF、146キロF、148キロF、インロー133キロ)
重信残塁、七回表終了

七回裏
柴田:カウント1-0から投ゴロ(140キロB、外角126キロ)
青柳:カウント2-1からレフトフライ(126キロB、139キロB、134キロF、外角137キロ)
嶺井:初球ライトフライ(外角132キロ)
三者凡退、七回終了

僅か7球でスリーアウト。田原は尻上がりに調子を上げて来ています。

八回表、投手林
立岡:カウント0-1からレフトフライ(137キロF、外角138キロ)
堂上:カウント1-2からセカンドゴロ(115キロS、120キロB、121キロS、120キロF、外角129キロ)
北:カウント1-2から死球(129キロF、139キロB、118キロF、右手首付近のストレート)
吉川:カウント1-0からライトフライ(134キロB、外角135キロ)
北残塁、八回表終了

北は死球を受けてしばらく立ち上がれませんでした。相当痛がっていましたが、気丈にも手当てを断り一塁まで歩いていました。

八回裏
宮崎:カウント2-0からセンター前ヒット(119キロB、136キロB、高め137キロ)→代走百瀬
白根の打席で百瀬が二盗(鬼屋敷投げられず)
無死二塁
白根:フルカウントから浅いセンターフライ(117キロS、139キロB、117キロSw、121キロB、124キロB、内角136キロ)
渡邉雄:カウント0-2からショートゴロ進塁打(120キロS、138キロF、119キロF、内角138キロ)
投手交代田原→篠原
二死三塁
飛雄馬:初球ショートゴロ(外角150キロ)
百瀬残塁、八回終了

巨人必死の継投で無失点です。田原は今日は悪いなりに良く投げたと思います。支配下入り出来なかったことでモチベーションが下がっていることを心配しましたが、問題ありませんでした。

九回表、投手ブロードウェイ
和田恋:カウント0-2からショートゴロ(150キロB、152キロB、外角149キロ)
鬼屋敷:カウント1-2から見逃し三振(149キロF、152キロF、154キロB、外角135キロ)
藤村:カウント0-1からレフトフライ(150キロF、外角151キロ)
三者凡退、九回表終了

ブロードウェイはさすがに球が速いですね。

九回裏
乙坂:カウント2-2から空振り三振(141キロSw、149キロB、135キロB、152キロF、内角152キロ)
黒羽根:カウント2-2から見逃し三振(133キロB、152キロF、152キロS、133キロB、外角135キロ)
柴田:カウント0-1からバットを折られセカンドゴロ(152キロF、内角145キロ)
三者凡退、九回終了

ブロードウェイも速ければ篠原も速い!巨人の育成の投手たちは揃って球が速いではないか。頼もしい限り!

しっかし、遠出のナイター観戦で延長戦とは困らせてくれます(*_*)






































十回表、投手野川
増田:カウント2-1からレフト前ヒット(122キロS、137キロB、139キロB、内角137キロ)
重信:カウント0-1から捕犠打(120キロS、低め121キロ)
一死二塁
代打坂口:初球レフト前ヒット(内角136キロ)
一死一三塁
堂上:カウント1-1からどん詰まりのセカンドゴロ(122キロB、122キロF、内角139キロ)→サードランナー増田生還、3対2、巨人勝ち越し!
二死一塁
北:カウント1-2から見逃し三振(122キロS、121キロS、137キロB、内角138キロ)
堂上残塁、十回表終了

ついに巨人が勝ち越しに成功しました。堂上は完全に討ち取られた当たりながら詰まって打球が遅かったことが幸いしました。

十回裏、投手香月、サード坂口、センター藤村
青柳:カウント1-2からセンターフライ(132キロS、121キロSw、134キロB、低め134キロ)
嶺井:カウント0-2からショートゴロ(118キロF、120キロSw、外角135キロ)
白根:カウント1-1からショートフライ(118キロS、119キロB、外角134キロ)
三者凡退、試合終了、3対2で巨人の勝利!
勝ち投手篠原、セーブ香月、負け投手野川

最後は香月がのらりくらりと打ち気をはぐらかす投球で三者凡退に打ち取り試合終了です。

勝ち投手は篠原でしたが、これは二軍ながらプロ初勝利ですね。おめでとうございます!






































さて、試合の総括ですが、巨人は圧倒されていた試合展開だったものの、粘りのゲームメイクで、いつの間にか逆転勝ちしていた試合だったと思います。

先発は田原啓吾でしたが、この日は決して調子が良いとは言えず、よく2失点で済んだと言える投球でした。なんだか支配下入りを見送られたことによって、モチベーションが低下してしまったのかと思ってしまいました。どうも変化球が高く、浮いたところを逆方向へ運ばれています。それが試合の後半に入った六回になって、変化球が低めに制球されるようになったのです。そして、八回途中、余裕を持って篠原にマウンドを任せて降板したのでした。五回までの投球からすると早々にノックアウトされてもおかしくなかったと思います。ただ、ランナーを出してから、悪いなりに最善の投球をしたことが八回まで投げることにつながったのだと思います。球威もやや物足りなく感じましたし、制球もイマイチでした。しかし、この粘りの投球はプロの投手としてやっていける可能性を感じましたし、良いアピールになったことと思います。まずは秋季キャンプのメンバーに選ばれることを目標にするべきだと思います。

二番手の篠原は凄い投球でした。7月6日の三軍戦で見て以来なのですが、その時はジャイアンツ球場でMAX148キロの素晴らしい快投をしていました。この日の篠原はその時を上回る投球をしていたと思います。球場のスピードガンがやや甘い感もありますが、152キロを5度も記録するのは凄いことだと思います。その唸るようなストレートに加え、この日はスライダーのキレも素晴らしかったです。これを見たらどんな球団関係者も、すぐにでも一軍で使えるのではないかと思えてしまう投球内容だったと思います。正直、ビックリしました!

それにしても巨人の育成の選手たちは、ここに来て揃って球速を上げて来ています。田中太と成瀬に続いて篠原も150キロオーバーを記録しました。平均球速では篠原が一番速いかもしれない。何が変わったことでそうなったのか分かりませんが、この傾向は他の投手にも伝播するかもしれません。頼もしい限りです!

打線はモスコーソに抑え込まれていたこともあり、この日も目立つものがありませんでした。スタメンに名を連ねていたクルーズ、立岡、北、、堂上、吉川、藤村といった選手たちは、いずれも調整やチーム事情でファームに来ているだけで、育成のためにここにいる訳ではりません。すると、育成のためにスタメンに名前があるのは重信と、鬼屋敷、和田恋のたった三人しかいないということです。1人や2人なら仕方ないにせよ、こんなに調整組がスタメンを締めていては問題意識を感じずにはいられませんし、気持ちも萎えてしまいます。岡本がいることでそれが誤魔化されていましたが、いなくなると途端に問題点が露呈してしまった感じです。

目立っていたのは堂上と藤村だったと思います。堂上は低めの変化球をやや体勢を崩されながらも、バットだけはしっかりと振り抜き、ライトスタンドに同点本塁打を放っていました。8月に入ってから6数試合で29打数11安打3本塁打8打点と打ちまくっています。この打棒がイースタン巨人の連勝の要因になっていることは間違いありません。しかし、堂上は言うならばファームの助っ人のようなものです。一軍で使うのでなければファームでスタメン起用しても意味が無いと思う。せめて北と試合の前半と後半で出番をシェアする程度で良いのではないかと思う。藤村の起用もよく分かりません。一軍に上げられたと思ったら、あまりにも中途半端な起用であっと言う間に落とされてしまいました。こんな起用方法をされていたら、自分の目指すべき道を見失ってしまいと思う。

どうも打者たちのことを考えると不満が大きくなってしまいます。何度も言いますが、巨人は選手を選別し色分けして、起用方法をその色に応じたものにしないといけません。そうしないとまた今年も足踏みの選手が増えるだけです。私や茶柱さん、そして多くのファームウォッチャーたちが、一番怒りと悲しみを感じてしまうのは、選手たちが途方に暮れている姿なのです。選手の1年は普通の人の1年ではないのです。ダメならダメで良いのです。次のステップに進めるのですから!

動画は6本作りました。何と言っても見ていただきたいのは篠原の投球です。剛速球に痺れてください!

藤村大介 マルチヒット!2016-08-02 ←New
堂上剛裕 ライトオーバー!2016-08-02 ←New
田原啓吾 奪三振!(対飛雄馬)2016-08-02 ←New
鬼屋敷正人 センター前ヒット!2016-08-02 ←New
篠原慎平の投球(九回裏)2016-08-02 ←New
増田大輝 レフト前ヒット!2016-08-02 ←New

次は11日の山の日のジャイアンツ球場を観戦予定。そろそろ岡本が戻って来る頃ではないか!?では、次回も乞うご期待!

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