2014年6月19日(木) イースタンリーグ 巨人対ヤクルト(inジャイアンツ球場)

  • 舎人
    2014年06月23日 04:06 visibility748
G+視聴 

順序は逆になってしまいますが、G+で中継のあった木曜日の試合の録画を視聴したので記録を留めてみたいと思います。どうやらセドンがヒドい投球をしたみたいで、なんだか興味も半減しているのですが、何か気付く事でもあれば幸いです。一軍の中井や横川も調整のために出場しています。一軍が交流戦の変則日程だったことで可能だった出場なのでしょう。 

西武 
(7)アブレイユ(8)熊代(D)森(3)山川(5)ランサム(2)上本(9)駒月(4)美沢(3)林崎(P)岡本洋 
巨人 
(8)藤村(5)寺内(7)中井(9)大田(3)横川(D)石井(6)辻(2)小林(4)鬼屋敷(P)セドン 

一回表 
アブレイユ:空振り三球三振(135キロS、84キロSw、外角137キロ) 
熊代:カウント1-1からセカンドゴロ(136キロF、120キロB、低め122キロ) 
森:フルカウントからサードゴロ(136キロB、138キロS、127キロB、128キロB、140キロSw、140キロF、内角138キロ) 
三者凡退、一回表終了 

セドンは右バッター2人には低めにコントロールされ、ほとんど問題ありませんでした。しかし、左投手の森に対してはやや球が高めに浮いており、ボール先行だったのが気がかりです。 

一回裏 
藤村:フルカウントから四球(126キロB、143キロS、137キロB、130キロF、143キロB、内角142キロ) 
寺内:カウント0-1から投ゴロ(138キロF、外角137キロ、犠打失敗) 
中井:初球ライトフライ(アウトロー124キロ) 
大田:カウント1-0からレフト前ヒット(142キロB、内角142キロ) 
二死一二塁 
横川:フルカウントから空振り三振(142キロB、100キロS、103キロSw、125キロB、144キロF、128キロB、低め123キロ) 
二者残塁、一回終了 

大田がチーム初ヒットです。元々外角よりも内角に強いところがありますが、このヒットは右投手の内角にシュート回転で食い込んでくる直球を打ったことに価値があると思います。大田は18日の試合で4打数4安打を記録したり、最近打撃好調ですが、解説の吉村さんも一か月前に比べてどっしりと構えているとほめていました。
 
二回表 
山川:カウント2-1からファーストフライ(B、136キロF、120キロB、内角137キロ) 
ランサム:フルカウントからサードゴロ(131キロB、138キロS、139キロF、120キロB、135キロB、外角123キロ) 
上本:初球サードライナー(内角137キロ) 
三者凡退、二回表終了 

セドンは小林のサインにいちいち首を振っています。結果三者凡退に抑えていますが、球が高めに浮くことが多く、そんなに調子が良いとは思えません。 

二回裏 
石井:カウント2-2からファーストゴロ(143キロS、124キロB、124キロB、111キロSw、145キロF、内角145キロ) 
辻:カウント1-1から詰まったレフト前ヒット(107キロS、131キロB、外角126キロ) 
小林:初球左肘当てに死球(140キロ、全く痛がるそぶり無し) 
一死一二塁 
奥村:カウント2-1からレフト前ヒット(120キロB、122キロS、134キロB、真ん中やや内より140キロ) 
一死満塁 
藤村:フルカウントから見逃し三振(146キロF、94キロB、143キロB、123キロB、125キロS、アウトロー146キロ、かなりボール臭い) 
寺内:カウント1-2から左中間先制タイムリー二塁打(144キロS、145キロS、146キロB、内角やや低めストレート)、3対0 
中井:初球投ゴロ(外角99キロ) 
寺内残塁、二回終了 

辻と奥村の二遊間コンビがヒットを放ちました。辻は外角球をバットの先で打ったような詰まったヒット。奥村は真ん中のストレートを上手くバットに乗せてレフト前にライナーで運んだクリーンヒットでした。 

寺内はやや甘めの内角気味のストレートを引き付けて見事に右中間にタイムリー二塁打を放ちました。初回の犠打失敗のミスを帳消しにして余りある活躍です。

三回表 
駒月:カウント2-2からレフトオーバー本塁打(133キロS、84キロB、135キロF、136キロB、真ん中135キロ)、3対1 
美沢:カウント3-1から四球(137キロB、134キロB、136キロB、135キロS、内角136キロB) 
林崎:カウント0-1からライト前ヒット(122キロS、真ん中やや高め121キロ) 
無死一二塁 
アブレイユ:カウント1-0からファースト犠打(120キロB、外角135キロ) 
一死二三塁 
熊代:カウント2-2からレフト前タイムリーヒット(129キロB、137キロS、133キロS、地面スレスレ低め128キロ)、3対2 
一死一三塁 
森:フルカウントから空振り三振(127キロB、126キロB、127キロB、133キロS、134キロSw、低め126キロ) 
山川:カウント2-2からレフトオーバー逆転本塁打(120キロSw、121キロF、138キロB、129キロB、真ん中122キロ)、3対5 
ランサム:カウント0-1からセカンドゴロ(S、真ん中やや内より136キロ) 
三回表終了 

初回二回と悪いなりに無失点に切り抜けてきたセドンでしたが、この回はストライクとボールがはっきりとしていました。山川に打たれた逆転本塁打はチェンジアップがほぼ真ん中に入ってしまった完全な失投でした。正に打ち頃の球で取り返しのつかない一球だったと思います。 

三回裏 
大田:カウント1-0からサードゴロ(B、外角106キロ) 
横川:カウント1-2から空振り三振(99キロB、127キロS、101キロS、外角142キロ) 
石井:カウント0-1からセンターフライ(111キロS、低め128キロ) 
三者凡退、三回終了 

岡本は横川に対して今日の対戦ではほとんどストレート投げていませんでしたが、最後の最後で外角にストレート。さすがの横川も振り遅れていました。横川というバッターを知り尽くしているかのような配球だったと思います。

四回表 
上本:カウント3-1から四球(134キロS、125キロB、133キロB、115キロB、低め128キロ) 
駒月:カウント0-1から左足くるぶし付近に死球(136キロS、126キロカットボールの抜け球) 
無死一二塁 
美沢:カウント1-1から投犠打(134キロB、132キロF、アウトハイ135キロ) 
一死二三塁 
林崎の打席で暴投→サードランナーが生還、3対6 
一死三塁 
林崎:フルカウントから四球(121キロB、135キロF、136キロF、127キロF、136キロF、130キロF、137キロB、130キロF、120キロB、高め135キロ) 
一死一三塁 
アブレイユ:カウント1-2から空振り三振(133キロSw、136キロF、121キロB、低め120キロ) 
熊代:初球レフト線タイムリー煮る(内角134キロ)、3対7 
二死二三塁 
森:カウント1-2から見逃し三振(116キロB、134キロF、136キロF、外角136キロ) 
二者残塁、四回表終了 

セドンが情けないのはもちろんなのですが、小林のリードがあまりにストライクゾーンで勝負し過ぎていないか気がかりです。 

四回裏 
辻:カウント0-1からライト前ヒット(105キロS、低め126キロ) 
小林:カウント1-1からサード強襲ヒット(121キロB、131キロSw、外角117キロ) 
無死一二塁 
奥村:カウント2-2から空振り三振122キロB、124キロB、119キロS、106キロF、142キロF、低め121キロ)→最後の球がバッテリーエラー 
一死二三塁 
藤村:フルカウントから四球(144キロB、124キロS、110キロB、145キロF、122キロF、143キロF、107キロB、125キロF、インロー141キロ) 
一死満塁 
寺内:フルカウントからショートゴロエラー出塁(102キロB、121キロB、142キロS、122キロB、107キロS、真ん中143キロ、林崎が弾く)→辻が生還、4対7 
一死満塁 
中井:フルカウントからサードライナー(103キロB、143キロS、145キロS、145キロB、124キロB、真ん中122キロ) 
大田:カウント1-2からサードゴロ(126キロS、125キロB、144キロBSw、外角105キロ) 
三者残塁、四回終了 

辻の第一打席は運の良いヒットでしたが、この回のヒットは変化球を見事にためてから打った見事なクリーンヒットでした。

小林のサード強襲ヒットは高めに抜け気味の外角変化球を強引に引っ張った感じのヒットでした。 

五回表、投手阿南 
山川:カウント1-1からライト前ヒット(135キロB、135キロSw、外角126キロ) 
ランサム:カウント1-1から右中間二塁打(135キロSw、134キロB、アウトロー35キロ) 
無死二三塁 
上本:カウント1-1からサードフライ(128キロB、131キロF、外角136キロ) 
駒月:カウント1-1からライト犠飛(121キロB、131キロSw、真ん中内より130キロ)、4対8 
二死三塁 
美沢:カウント0-1からセカンドゴロ(B、低め136キロ) 
サードランナー残塁、五回表終了 

阿南は予定よりも早く登板することになったためか、いつもよりも球が高く甘いコースに行きがちな感じでした。 

五回裏 
横川:カウント1-2からセカンドフライ(142キロS、135キロB、139キロS、内角144キロ) 
代打矢野:カウント1-1からサードゴロ(142キロS、142キロB、真ん中127キロ、ランサムのファインプレー) 
辻:初球レフトフライ(内角144キロ) 
三者凡退、五回終了 

この回は各打者内角を厳しく責められ三者凡退に討ち取られてしまいました。

六回表、横川→レフト立岡、中井→ファースト坂口 
林崎:カウント2-2からライトフライ(134キロS、120キロSw、122キロB、121キロB、外角134キロ) 
アブレイユ:初球サードゴロ(アウトロー136キロ) 
熊代:カウント2-2からレフトフライ(104キロB、133キロF、123キロS、124キロF、123キロB、外角127キロ) 
三者凡退、六回表終了 

この回の阿南は非常に落ち着いた投球です。球速は物足りないのはいかんともしがたいことなのですが、この投手にはそれを十分に補う制球力とテンポの良さがあります。さすがはイースタンの防御率1位です。一軍でもここまでとは行かないまでも、ある程度は試合を作ること位はできるはずなので、我慢して起用して欲しいものです。 

六回裏、サード山川、ランサム→ショート金子一、ファースト林崎 
小林:フルカウントから四球(104キロS、93キロB、105キロB、121キロB、138キロF、インハイ142キロ) 
奥村:フルカウントから四球(139キロS、117キロB、139キロF、139キロB、119キロB、外角117キロ) 
投手交代岡本洋→ロペス 
代打橋本:カウント2-2から空振り三振(141キロS、132キロB、140キロB、135キロS、アウトハイ116キロ) 
代打大累:カウント0-2からライト前ヒット(118キロF、140キロS、140キロF、外角123キロ)→セカンドランナー小林が本塁を伺うも本塁タッチアウト 
二死一三塁 
立岡の打席で大累が二盗(楽々セーフ) 
二死二三塁 
立岡:フルカウントから四球(140キロS、120キロB、121キロB、140キロB、125キロSw、139キロF、外角119キロ) 
二死満塁 
大田:カウント2-2からサードゴロ(122キロSw、119キロB、119キロF、120キロB、141キロF、142キロB、インハイ140キロ) 
三者残塁、六回終了 

無死一二塁の場面で大累が一二塁間をゴロで破るヒット!非常に状況を理解したバッティングをしています。バットを短く持ち、今シーズンの打撃の成長は目を見張るものがあります。足の速さの割にあまり上手くなかった盗塁もすかさず決めましたし、派手な動きの守備も最近は格好良く映るようになりました。そんな走好守に大きく成長した大累なので、アナウンサーの方はいい加減飼い犬より足が速いって紹介は止めてあげてください(+_+)

七回表、投手須永、センター橋本、小林→捕手鬼屋敷 
森:カウント1-2から空振り三振(125キロS、141キロSw、140キロB、アウトロー124キロ) 
山川:カウント3-1からレフト前ヒット(130キロB、143キロB、131キロF、131キロB、真ん中やや内より141キロ) 
金子一:カウント1-0から投犠打(142キロB、真ん中外より140キロ) 
二死二塁 
上本:カウント2-1からセカンドゴロ(141キロS、138キロB、140キロB、低め140キロ) 
山川残塁、七回表終了 

須永は山川にだけは投げにくそうにしていましたが、まずまず安定した投球でした。 

その西武の四番のルーキー山川は非常に雰囲気を持ったバッターです。おかわり君中村に良く似たタイプで、解説の吉村さんも非常に手首が柔らかい打撃をするとほめていました。一軍で見てみたいとのことです。他球団ながら注目すべき選手ですね。 

七回裏、上本→捕手藤澤 
坂口:カウント0-1からセカンドフライ(134キロS、外角124キロ) 
矢野:ストレートの四球(115キロB、136キロB、121キロB、高め136キロ)→代走北之園 
辻:カウント2-2からセカンドゴロ併殺打(138キロB、137キロS、131キロF、114キロB、外角137キロ) 
七回終了

坂口は雑なバッティング。途中出場なのだからもう少し一打席一打席を大切にして欲しいと思います。この選手は鷹揚なのかのんきなのか、やることが大雑把に見えてしまうことが時々あります。

八回表、投手田中 
駒月:カウント3-1から四球(145キロB、143キロB、145キロF、B、高め145キロ) 
美沢:カウント2-2から捕犠打(143キロF、142キロB、143キロB、143キロF、内角143キロ) 
一死二塁 
林崎:初球サードゴロ(外角143キロ) 
アブレイユ:カウント2-2から左脇腹付近に死球(124キロS、126キロSw、129キロB、127キロB、125キロ) 
二死一二塁 
熊代:カウント1-0からレフト前ヒット(B、真ん中143キロ) 
二死満塁 
森:カウント2-0からセカンド強襲ライト前タイムリーヒット(145キロB、145キロB、真ん中145キロ)、4対9 
二死満塁 
山川:カウント2-2から見逃し三振(B、F、123キロB、146キロF、128キロF、外角144キロ) 
三者残塁、八回表終了 

田中のピッチングについて解説の吉村さんはリリースポイントが上手くはまった時は素晴らしい球が行くが、ダメな時は抜けたり引っかかったりしてしまう。そのあたりが課題だと話していました。 

森の打球はセカンドのほぼ正面ながら、火の出るような当たりでさすがの奥村も抑えることが出来ませんでした。 

八回裏、投手平野 
鬼屋敷:初球センターフライ(内角134キロ) 
奥村:フルカウントからレフトフライ(138キロB、138キロB、134キロB、138キロSw、138キロSw、141キロF、アウトハイ142キロ) 
橋本:ストレートの四球(123キロB、135キロB、140キロB、高め139キロ)→代走高橋洸 
大累:カウント0-2からセンター前ヒット(119キロS、132キロS、アウトロー130キロ) 
二死一三塁 
立岡:カウント0-2からファーストゴロ(138キロS、139キロF、内角140キロ) 
二者残塁、八回終了 

大累はこの回も技ありのヒットで出塁。チャンスで立岡も素晴らしい当たりの打撃を見せましたが、ライト線を締めて守っていたファーストの真正面のゴロとなってしまいました。

九回表、センター高橋洸、投手公文 
金子一:カウント2-1からショートゴロ(144キロB、142キロS、125キロB、内角140キロ) 
藤澤:カウント1-0からセカンドゴロ(130キロB、内角140キロ) 
駒月:カウント1-0からセンター前ヒット(128キロB、真ん中やや低め127キロ) 
美沢:カウント2-2から空振り三振(126キロS、130キロB、130キロS、140キロF、141キロB、低め143キロ) 
駒月残塁、九回表終了 

公文が駒月に出塁を許しましたが、他の打者には内角と低めを中心の配球で簡単に打ち取っていました。 

九回裏 
大田:初球レフトフライ(内角146キロ) 
坂口:フルカウントから四球(114キロB、127キロS、146キロF、121キロF、146キロB、144キロB、143キロF、外角146キロ) 
北之園:カウント1-1からセカンドゴロ併殺打(143キロB、142キロS、外角142キロ) 
試合終了、4対9で西武の勝利 
勝ち投手岡本洋、負け投手セドン 

坂口が粘って出塁しましたが、北之園の併殺で試合終了です。 最初はセドンの炎上で最後まで見るのが苦痛かと思いましたが、それなりに見所のあった試合だったと思います。

最終回の補足ですが、打ち取られこそしましたが、大田は内角の厳しい球を脇を畳んでフェルス手前まで運んでいました。 その大田について、中継中にアナウンサーが話していた岡崎監督の大田についての談話を紹介して締めくくりとしたいと思います。 

「今シーズンが6年目になりました大田、岡崎監督も大田に関しては『いずれ時期が来る』という表現を使っています。『何かを掴めば一気に開花するだろう。その時期を今、大田は待っているんだ』と話していました」
「その時に岡崎監督自身も一軍で規定打席に到達したのが10年目のシーズンだったということで、(岡崎監督自身と少し重ねながら)『大田もじっくり時間をかけて、その先に規定打席、そして活躍を目指して欲しい』」 
「岡崎監督曰わく、『一軍でレギュラーを取れる可能性を今二軍の選手の中で一番可能性を秘めている存在だ』とのことです」

二軍で散々苦労をして来た岡崎監督ならではの重みのある話だと思います。岡崎監督の話す「何かを掴む」というその「何か」とは何なのか。今後も注目しておきたいと思います。

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