2014年6月26日(木) プロアマ交流戦 巨人対東京ガス(inジャイアンツ球場)

  • 舎人
    2014年06月26日 13:18 visibility1462










































今年初めてプロアマ交流戦を観に来ています。田口たちルーキーがどんな投球をするか楽しみです。また、昨年の石川のようなドラフト候補が見られたらと思います。 

東京ガス 
(9)建部(4)小林(6)遠藤(3)黒田(8)坂井(7)柴山(5)村田(D)中山(2)山内(P)白井 
巨人 
(4)奥村(5)和田恋(7)和田凌(D)加治前(3)坂口(6)辻(8)高橋洸(2)鬼屋敷(9)立岡(P)田口 

一回表 
建部:カウント1-1からレフト前ヒット(135キロS、117キロB、真ん中やや内より133キロ) 
小林:カウント1-1から投犠打失敗(135キロS、135キロB、低め130キロ) 
遠藤:カウント1-2からショートゴロ(138キロS、137キロB、138キロF、119キロF、119キロF、外角137キロ) 
黒田の打席で遠藤が二盗死 
黒田:カウント0-1から途中終了(140キロS) 
一回表終了 

初めて生で見る田口は前田幸長って印象ですね。 

一回裏 
奥村:カウント3-1から四球(136キロB、137キロF、138キロB、112キロB、外角136キロ) 
和田恋:初球ライト前ヒット(高め136キロ) 
無死一二塁 
和田凌:カウント1-2からスリーバント失敗(135キロS、136キロF、133キロB、外角138キロ) 
加治前:カウント2-2から空振り三振(131キロB、136キロF、111キロSw、137キロB、インロー114キロ) 
坂口:カウント1-0からフェンス手前の大きなライトフライ(138キロB、アウトロー140キロ) 
二者残塁、一回終了 

和田恋がライトにクリーンヒット!往年の落合さんのように体を開きながら打つ独特のヒットが今日も見られました。 

二回表 
黒田:カウント3-1から四球(119キロB、137キロB、138キロF、142キロB、高め142キロ) 
坂井:初球左腰付近に死球(136キロ) 
無死一二塁 
柴山:カウント2-2から見逃し三振(132キロS、134キロS、122キロB、120キロB、真ん中138キロ) 
村田:初球ライトフライ(外角120キロ) 
中山:カウント2-2から見逃し三振(120キロS、134キロB、123キロSw、124キロB、内角140キロ) 
二者残塁、二回終了 

田口は思った所に球が行かない感じで少し戸惑ったような投球をしていましたが、徐々に感覚を取り戻した感じで二者連続三振でピンチを切り抜けていました。

二回裏 
辻:フルカウントからセカンドゴロ(137キロF、115キロB、115キロB、138キロSw、113キロB、138キロF、外角139キロ) 
高橋洸:カウント1-2から投ゴロ(139キロB、137キロS、126キロSw、外角126キロ) 
鬼屋敷:カウント0-1からセンター前ヒット(140キロS、外角126キロ) 
立岡:カウント0-1からショートゴロ(137キロF、内角139キロ) 
鬼屋敷残塁、二回終了 

鬼屋敷は外角に沈んで行くスクリューのような球を上手く捉えてヒットにしていました。

三回表 
山内:カウント0-2からショートゴロ(140キロSw、140キロS、低め126キロ) 
建部:初球レフトフライ(外角141キロ) 
小林:カウント1-0からレフトポール際にエンタイトル二塁打(140キロB、外角136キロ) 
遠藤:カウント2-2からセカンド内野安打(139キロB、120キロF、137キロB、117キロF、外角140キロ) 
二死一三塁 
黒田:フルカウントから空振り三振(137キロS、138キロB、122キロSw、139キロB、140キロB、123キロF、121キロF、高め139キロ) 
二者残塁、三回表終了 

田口はこの回も二本のヒットでピンチを招きましたが、気合いで無失点にした感じです。ただ、この二本のヒットはどちらも会心の当たりといったものではありませんでした。

三回裏 
奥村:カウント1-2からショート内野安打(112キロS、113キロB、137キロF、真ん中やや高め138キロ) 
和田恋:カウント0-1から投犠打(133キロSw、低め136キロ) 
一死二塁 
和田凌:カウント0-1からレフトのグラブを掠める先制タイムリー二塁打!(110キロF、真ん中136キロ)、1対0 
加治前:カウント2-0からショート強襲レフト前タイムリーヒット(124キロB、112キロB、外角138キロ)、2対0 
一死一塁 
坂口:カウント3-1から四球(135キロB、136キロS、135キロB、111キロB、高め134キロ) 
一死一二塁 
辻:初球ライト前ヒット(真ん中135キロ) 
一死満塁 
高橋洸:カウント2-2からショートライナー(111キロF、112キロF、112キロB、136キロB、112キロ) 
鬼屋敷:初球サードゴロ(外角ストレート) 
三者残塁、三回終了 

この回巨人が先制!和田凌は非常に思い切りの良いバッティングであと少しで本塁打のタイムリー二塁打を放ちました。

四回表、投手平良 
坂井:カウント2-0からセカンドゴロ(141キロB、118キロB、内角142キロ) 
柴山:カウント2-1からショートゴロ(139キロSw、142キロB、135キロB、真ん中やや内より139キロ) 
村田:カウント2-1からショートゴロ(137キロB、121キロSw、122キロB、外角141キロ) 
三者凡退、四回表終了 

平良は非常に投げっぷりの良い投手です。イメージとしては斎藤雅樹と久保を足して二で割ったような感じですね。

四回裏、投手那須、村田→サード岡澤 
立岡:カウント0-1からレフトフライ(141キロF、真ん中140キロ) 
奥村:カウント0-1からセカンドゴロ(116キロS、内角143キロ) 
和田恋:カウント2-2からショートハーフライナー(126キロB、141キロF、140キロF、124キロB、142キロF、外角124キロ) 
三者凡退、四回終了

五回表 
中山:カウント3-1から四球(139キロB、122キロB、139キロS、135キロB、外角140キロ) 
山内:カウント1-0から投犠打(136キロB、外角139キロ) 
一死二塁 
建部:カウント0-2から右膝付近に死球(139キロS、122キロSw、120キロ) 
一死一二塁 
小林:初球セカンドゴロ進塁打(低め135キロ) 
二死二三塁 
遠藤:カウント1-2から空振り三振(136キロF、138キロB、140キロF、外角122キロ) 
二者残塁、五回表終了 

平良はボール先行の投球ながらスライダーのキレは素晴らしいものがあります。太一のものより打者に近い地点で鋭く曲がる感じです。 

五回裏 
和田凌:カウント2-2から見逃し三振(126キロS、109キロSw、141キロB、113キロB、外角126キロ) 
代打芳川:カウント3-1からショートゴロ(114キロB、138キロB、140キロF、113キロB、外角138キロ) 
坂口:カウント3-1からライト前ヒット(142キロB、139キロF、113キロB、140キロB、外角140キロ) 
辻:カウント2-2からセカンドゴロ(114キロB、140キロS、140キロB、134キロSw、外角126キロ) 
坂口残塁、五回終了

東京ガスの先発をした白井(左)という投手もリリーフで出てきた那須(右)という投手も、まぁまぁのコントロールも球威もあり、良くまとまっているという印象です。那須は投げるたびに一岡のように雄叫びをあげます。 

六回表 
黒田:初球ファーストハーフライナー(内角130キロ) 
坂井:カウント1-2からサードエラー出塁(116キロF、141キロS、124キロB、外角133キロ、和田恋のファースト悪送球) 
一死二塁 
柴山:カウント1-1からファーストゴロ進塁打(136キロF、134キロB、外角134キロ) 
二死三塁 
岡澤:初球ショートゴロ(低め141キロ) 
坂井残塁、六回表終了 

中井も大田も苦労しましたが恋君もサードの守備が問題ですね。

六回裏、投手山岡、建部→ライト平原 
高橋洸:カウント1-2から見逃し三振(143キロF、145キロSw、129キロB、真ん中やや外より128キロ) 
鬼屋敷:カウント1-2からショートゴロ(127キロS、143キロB、129キロF、143キロF、アウトロー129キロ) 
代打隠善:カウント2-2から空振り三振(119キロB、127キロS、145キロF、128キロF、144キロF、122キロB、低め131キロ) 
三者凡退、六回終了 

三番手で登板した山岡という投手は素晴らしい投手ですね。田口や平良と同じ1995年生まれのようですが、田口たちより良いように感じます。球が速く、スライダーとフォークのキレも抜群。

七回表、投手雨宮、ライト隠善 
中山:カウント1-2からサードゴロ(139キロB、140キロS、F、141キロF、外角130キロ) 
山内:カウント2-2からショートフライ(128キロSw、122キロS、144キロB、142キロF、130キロB、内角140キロ) 
平原:初球投ゴロ(外角112キロ) 
三者凡退、七回表終了 

雨宮は非常に落ち着いた投球です。コントロール、球威、テンポ、どれを取っても充実しています。支配下に向けて気合い十分といった感じです。

七回裏 
奥村:カウント0-1からショートゴロ(126キロS、真ん中やや内より111キロ) 
和田恋:カウント2-2から空振り三振(113キロB、142キロF、144キロS、129キロB、外角143キロ) 
和田凌:カウント2-1からセンター前ヒット(122キロB、143キロB、125キロS、真ん中やや内より128キロ)
芳川の打席で和田凌が二盗死 
芳川:カウント2-2から途中終了(137キロB、140キロB、123キロS、142キロSw、141キロB) 
七回終了 

山岡は一岡に雰囲気が似た力投型の好投手です。将来、ドラフト候補に名乗りを上げてくることでしょう。 

その山岡のキレの良いスライダーを和田凌が見事に対応してセンター前に打ち返していました。

八回表、投手成瀬、和田恋→サード荻野、鬼屋敷→捕手河野 
小林:カウント0-1から詰まったレフト前ヒット(142キロS、外角143キロ) 
遠藤:カウント1-2からバットを折ながら詰まったセンター前ヒット(128キロB、127キロSw、140キロS、内角ストレート) 
無死一二塁 
黒田:カウント2-1からセンターフライ(129キロB、127キロB、139キロF、高め140キロ)→セカンドランナーはサードへ 
一死一三塁 
坂井:カウント1-0からセカンドゴロ併殺打(141キロB、外角140キロ) 
八回表終了 

成瀬は不運な当たりのヒットが続いてピンチを招きましたが、相手の拙攻に助けられた感じで無失点でした。

八回裏、投手宮谷 
芳川:カウント1-2からレフトオーバー本塁打!(140キロSw、140キロB、124キロS、141キロF、122キロF、141キロF、真ん中ストレート)、3対0 
坂口:カウント1-2からセカンドフライ(123キロB、139キロS、139キロF、外角123キロ) 
辻:カウント2-0からショートフライ(139キロB、140キロB、インロー122キロ) 
高橋洸:カウント3-1からセンターライナー(125キロB、141キロB、124キロS、139キロB、外角140キロ) 
八回終了 

芳川が打った瞬間それと分かる超特大の本塁打を放ちました。打ち方はかつてヤクルトにいた八重樫さんのように独特ですが、年々確実に力を付けていることが分かります。

九回表、投手松本竜 
柴山:カウント2-2から見逃し三振(142キロS、143キロS、146キロB、144キロB、外角128キロ) 
岡澤:カウント1-0からファーストゴロ(144キロB、外角141キロ) 
中山:カウント0-1からバットを折ながらサードゴロ(144キロS、外角144キロ) 
三者凡退、試合終了、3対0で巨人の勝利! 

最後は松竜が三者凡退で締めて巨人快勝です。 

松本はストレート中心の配球でほとんど相手に付け入る隙を与えない投球をしていました。何やかんやありますが、このような投球を見せられるとやはりこの投手は魅力的だということが分かります。今の一軍での今村の起用法なら松本の方が合っているかもしれませんね。 

この試合のまとめですが、さすがにアマとの交流戦ということで、若い選手たちをたくさん見る事が出来た試合でした。まず、高卒ルーキーの田口と平良ですが、田口も平良も宮國やかつての真田が初登板をした時のような圧倒的なオーラを感じる事は出来ませんでした。松本竜が登板した時よりも印象としては薄い感じでした。無失点に2人とも抑えた事は立派ですが、まだまだ2人とも自分の投球を自制できていない感じで、打者のことを考えて抑えた印象はありません。おそらく、これは打力の弱いアマを相手だったことが理由としてあったと思います。そろそろイースタンで登板する話も出ていますが、まずは今年一年じっくりと体を作り、自分の目指すべきものは何なのかを考えて過ごすべきだと思います。時折、素晴らしい球が確かにありました。それを自在に操れるようになればきっと2人とも一軍昇格の話が出てくるでしょう。おそらく2人とも順調に行ってその時期は田口が再来年、平良が4年後といった感じでしょう。ケガだけは気をつけて欲しいと願う限りです。

高卒ルーキーは田口たち投手だけではなく、打者も結果を出しました。和田恋がライト前ヒットに奥村がショート内野安打です。2人ともらしいヒットで結果を出しました。しかし、この試合で最もうれしかったのは芳川の本塁打でしょう。ファールで何球か打っているうちにだんだんタイミングが合って行き、真ん中に甘く入って来たストレートを思い切り振り抜くと、打球はレフトのネット中段に突き刺さったのでした。育成選手ということでなかなか出番は巡ってきませんが、間違いなく年々力が付いて来ていることが見て取れます。少しステージが上げてもいいのではないかと思います。

この試合でもう1つ注目すべき事は、東京ガスの山岡という投手です。球威もコントロールの変化球のキレも高卒投手とはとても思えませんでした。今年のドラフト候補生かと思ったほどです。田口たちよりも上に思えたのは、山岡が都市対抗野球に向けて準備しているということで、はるかに仕上がりが上だからでしょう。おそらく将来プロ入りする投手だと思うので、いつか田口と再戦することがあるかもしれません。その時に田口は決して遅れを取らないようにレベルアップして行って欲しいと思います。



























































chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。