名球会イベント・36年前中日と日本シリーズで戦った金田さんの講演

  • 舎人
    2010年10月26日 00:34 visibility1315


昨日は群馬県内で名球会のイベントがあるというので、
太田市まで見に行ってきました。

金田さんや東尾さんをはじめとした名球会メンバーがズラリやってきていました。
しかし、清原や古田といった最近、入会した人は来ておらず、
一昔前のスター選手が勢揃いといった感じ。
78歳の金田さんを筆頭に、平均年齢は還暦を超えていたことでしょう。
午前中野球教室で、午後に地元チームとの対戦の予定でしたが、
名球会のメンバーだけでは手が回らず、松永や初芝、遠藤など、
プロ野球OB会の40代、50代の人たちがサポートする形でした。

巨人OBとしては柴田さんが来ていましたが、
その他にも屋敷さんが現役時代の背番号00を着て、
野球少年たちを熱心に指導していました。

この太田市は早稲田のハンカチ王子こと斎藤佑の生まれた土地です。
都市対抗の常連の富士重工の本拠地もあり、野球熱の高い土地柄でもあります。


















他の選手たちが少年たちに指導をする中、
金田さんは1人離れて武道館で講演会を開いていました。
がに股でヨタヨタ歩いている姿は、さすがに歳を感じますが、
しゃべり始めると止まりません!
まずは前の日に行われたクライマックスシリーズの話から講演はスタートしました。
金田さんは中日が日本シリーズに出場することになったことを非常に残念がって、
ロッテと中日の日本シリーズではマスコミがほとんど取り上げてくれないだろうから、
野球人気がますます落ちてしまうと心配していました。

実は金田さんは36年前にロッテを率いてリーグ優勝し、
日本シリーズで中日と戦った時の監督なのだそうです。
その頃のロッテは仙台に一応本拠地はあったものの、
色々な球場を間借りするほとんどジプシーのような存在で、
12球団で最も人気のない球団だったのだそうです。

この時の日本シリーズはなぜか中日の本拠地の名古屋球場と、
巨人の本拠地後楽園で行われています。
これは金田さんがせっかくリーグ優勝を決めたのだから、
試合を後楽園でやりたいと希望したところ、
巨人が日本シリーズ用に押さえていた枠をそのままロッテが使用することになったのだとか。

試合は予想外に観客が入り大いに盛り上がったのだそうです。
しかし、マスコミは巨人の時とは比べものにならないほど小さな扱い。
金田さんは日本一になった喜びはもちろんあったものの、
マスコミってのは話題性がないとここまで醒めたものなのかとも思ったとか。
その時の中日の監督は与那嶺さんだったそうですが、
ヒドく地味な人でシリーズをちっとも盛り上げるつもりのない人だったとか。
しかし、金田さんに言わせると落合監督もかなりヒドいようです。
優勝しようと何しようと早く監督を辞めさせるべきとのこと。
もっとも金田さんと落合さんは名球会に入る入らないで色々あった間柄なので、
最初から落合さんのことを面白く思っていないのかもしれませんが・・

ちなみに今回の日本シリーズはロッテが優勝すると予想していました。
マリンスタジアム特有の環境で中日は苦戦するだろうとのことです。



































午前中の野球教室や講演会が終わり、午後は名球会&OB会メンバーと、
地元チームとの記念試合が行われました。
これは富士重工の野球チームのOBで作ったチームだとか。

噂の村田兆治の投球を見ました。現役さながらのマサカリ投法です。
すでに還暦越えてこの11月で61歳というのに凄いスピード!
優に130キロは超えていた気がします。
これを見ただけでもここに来たかいがありました。

試合の方は地元チームが3対0で勝っていましたが、勝敗はどうでもいいこと。
球場を大いに盛り上げて名球会メンバー、OB会メンバーは帰っていきました。
そんな日曜日でした。




















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