時間がない！巨人育成選手最年長 福元淳史

今日は育成選手の福元の話。

福元はNOMOベースボールクラブから2008年の育成ドラフト4巡目入団の選手。

守備力を買われて入団した2年目の右投左打の内野手ですが、

シュアなバッティングも魅力な選手です。

福元は私が見た限りハイボールヒッターで、

独特のストライクゾーンがあるように感じます。

高めの球は少々ボール球でも打ち返す代わり、

ベルトより低めがやや苦手なようです。

また、守備に関しては内外野どこでも守れ、派手さはないものの、

やらかしの少ない確実性のあるものです。

福元の成績を見てみると、シリウスでは鬼の様に打ちまくっているのに、

それ以外ではあまり目立っていません。

福元成績

イースタンリーグ公式戦

2009年　19試合　014打数02安打　打率.143　0本塁打　01打点

2010年　24試合　035打数10安打　打率.286　0本塁打　08打点

フューチャーズ

2009年　32試合　117打数32安打　打率.274　2本塁打　13打点

2010年　16試合　024打数08安打　打率.145　0本塁打　03打点

シリウス

2009年　20試合　063打数27安打　打率.429　3本塁打　18打点

2010年　15試合　058打数27安打　打率.466　2本塁打　09打点

これでは所詮アマレベル、ようやく2軍で戦える程度の力と判断されてしまう。

総合力では、円谷とたいして変わらないと思うのですが、

支配下入りするためには一軍で戦える力があると認められなくてはいけない。

具体的にはキャラが被る古城と同等にならないといけないと言う事。

しかし、そのための福元の現在のアピール材料はかなり乏しい気がします。

とは言え、少しずつ地道なアピールを重ねるなんてのんきなことは言っていられない。

福元はもうすぐ27歳になる巨人の育成選手最年長なのです。

なにしろ時間がないのです！

ほかの選手は年齢的に待ってもらえることが、福元にはない。

支配下登録の期限の今月中に強烈なアピールをして支配下登録されないと、

かなりの確率で厳しいオフが待っている事と思います。

福元は大学卒業後、一旦野球を止めています。

それがどうしてもプロ野球選手になる夢を捨て切れず、

クラブチームから育成とは言えプロ入りした苦労人です。

私はこういったオールドルーキーとも言うべき苦労人に、

できれば成功して欲しいと思い入れを持ちますし、

最低でも、思い残す事ないようにしてからユニフォームを脱いで欲しいと思っています。

おそらく福元自身もそれは同じ思いでしょう。

そういった意味では福元にとってこの七月末までが、

一生の中で、最も重要な時間になってくることと思います。

頑張れ、福元！

動画は6月19日のシリウスゲーム対NODA BCの時のものです。

インハイの見逃せばボール球を豪快にライトオーバーしています。

福元淳史(巨人)本塁打　2010年6月19日

http://www.youtube.com/watch?v=ePUlHkVQnwI