交流戦・好投手との対戦から得るもの
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舎人
2010年05月15日 03:04 visibility136
いつの間にか交流戦が始まり、巨人は西武相手に一勝一敗でした。
一昨日は岸の圧巻の投球の前になすすべなし。
普通、1試合にチャンスは3回あると言われていますが、
二回の裏以外、全くチャンスというものが無かった。
こんなことは今シーズン初めてのことでした。
カーブのキレもさることながら、
コーナーいっぱいにズバズバと決まる伸びのあるストレートには驚くばかり!
巨人にしてみればこれほどの投球をされたのです。
気持ちのいい負け方だったでしょう。
パ・リーグの誇るスーパーエースの1人を確かに見させてもらいました。
昨日の試合の巨人の先発は東野ではないかと思っていたのですが、
私の予想に反して先発は藤井でした。
今年の藤井は阿部とのコンビネーションが良いのか、
予想外の好投を続けています。
この日も苦手なはずの西武相手に安定感抜群の投球をしてくれました。
この好投が流れを呼び、打線に火を付けたと思います。
終わってみれば9対1の圧勝でしたが、試合の序盤は石井一も好投していました。
どちらに流れが行ってもおかしくない展開だったのです。
日頃対戦しない相手とは圧倒的に投手有利の戦いとなります。
この日は藤井が先取点を与えなかったことが巨人に勝ちを呼びこんだと思いました。
交流戦は2試合ごと、最長4連戦で行われます。
これは投手の頭数より投手の質が大事ということ、
先発の頭数は4人ないし5人で大丈夫なのです。
したがってダルビッシュや岩隈などのスーパーエースを抱えた
パ・リーグの方が有利だと言われています。
セ・リーグの球団にしてみれば好投手に当たらないことをひたすら祈るような日々でしょう。
しかし、私はそういった好投手たちと対戦することも
まんざら悪くないのではないかと思っています。
と言うのは、好投手というのは投げ合う相手を育てることがあるからです。
かつてローテーションに入ったばかりの内海が交流戦で、
まだ西武に在籍していた松坂と投げ合ったことがありました。
1点を争うめまぐるしい投手戦でした。
試合の方は終盤勝ち越された巨人が僅差で敗れましたが、
半人前と思っていた内海の好投に大いに満足したことを覚えています。
それ以降内海は脱皮したように中心投手になっていきました。
入院している野村克也監督も、好投手は好投手を育てると言っています。
そんなことをこの交流戦に私は期待しています。
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