巨人イースタンリーグ七連敗 5月30日の試合のレポ

  • 舎人
    2010年05月31日 04:31 visibility150


今日は熊谷までイースタンの試合を見に行ってきました。


先週、巨人の2軍は四国へ遠征だったので、


高崎で試合があった15日以来の観戦でした。


しかし、イースタン巨人はその翌日16日の本庄の試合で勝って以降、


ずっと連敗をしているのです。


どうも投打が噛み合いません。


投手が頑張って試合を作る日には打線が散発4安打とか5安打、


昨日(29日)のように打線が頑張る日には投手が踏ん張れず、


大量失点で試合をぶち壊しになります。


その原因は色々あるでしょうが、最たる理由は失策の多さです。


昨日までの6連敗中になんと16失策!


1試合に必ず2個から3個のエラーを犯しているのです。


これではチームが並に乗れる訳がありません。




果たして今日の試合はどうだったか・・


やはり2つのエラーによって無駄な点を与えたことが致命傷となり、


4対5でロッテに苦敗してしまったのでした。


最初のエラーは四回表、ニ死二塁の場面でした。


2対0で迎えたこの回を笠原は竹原の本塁打で1点差とされます。


二死後、さらに渡辺正に二塁打、この試合最初の踏ん張りどころでした。


迎えるバッター田中はカウント1-1からマウンド付近に微妙な高さのフライ。


これを大田と中井が共に猛ダッシュで追いかけるも、


交錯しそうになりどちらも捕球できなかったのです。


声を掛け合うなり、順列を決めておくなり、


ごく初歩的な連携プレーだろうにそれができていません。


エラーは中井に付きましたが、これは大田がファーストに回ったことによって、


連係プレーが上手くいかなかったものと思われます。


中井と大田の連携が上手くいかずエラー


http://www.youtube.com/watch?v=peQ7n5mmOyk


もう1つは1点リードの六回表、一死一三塁で中井が犯したもの。


ボテボテの確かに難しい打球でしたが、無理して併殺を狙いにいったのでしょう。


結果は変な体勢からセカンドへ送球したため、


藤村が手を伸ばしても届かない悪送球になってしまったのです。


中井はアスリート型の選手で、坂本に負けないほどのファインプレーをする反面、


坂本も真っ青の信じられないエラーも犯します。


もちろん内野手として資質がないとか、失格だなんて思っていません。


それどころかいつか守備の名手になると信じています。


そのためには一にも二にも努力して練習をするしかないでしょう。




この7連敗中にエラーを犯した選手は次の通り。


円谷4


中井3


藤村2


亀井1


仲澤1


齋藤1


大田1


橋本1


実松1


田中1


寺内1


黄1


計18失策


ほぼまんべんなくスタメンで出たほとんどの選手がエラーを犯しています。


エラーは連鎖し、伝染するのです。


この連敗のスパイラルから抜け出すためには、


まず守備についての意識を強く持たなくてはいけないと思います。




試合経過


http://baseballsns.jp/member/27256/match/8174/


さて、試合のレポを少し・・


先発した笠原はストライクとボールがはっきりしていたものの、


前回15日に高崎で見た時と同じ球威を感じました。


かなりいい角度の打球を何度も飛ばされていたのですが、


不思議なことにそれがことごとくフェンス手前で失速していました。


打者は球威に押され、かなり差し込まれていたために、


打球に勢いがなかったからだと思います。


11安打3四球でエラーも2つあった割に失点は4(自責点は2)、


要所をしめて崩れなかったことは立派だと思いました。


今日はプロ入り最長の八回まで投げましたが、


試合の中盤やや球威が落ち、「バテ気味かな」と思っていると、


七回に入り球威が持ち直していました。


スタミナに関しては今後の経験次第で、心配ないのかもしれません。


さすがに疲れが出たのか八回に勝ち越し本塁打を打たれ、


さらにニ死から四球を連発して、


「これで交代か」と思っていると、ベンチは続投の指示。


笠原はこれに応えて打者をショートゴロに抑えていました。


そのホッとした姿が本当に頼もしく見えました。


今日は敗戦投手になりましたが、着実に2軍のエースになりつつあります。


今後も注目です。


笠原奪三振 2010年5月30日


http://www.youtube.com/watch?v=X5tlFAMpOT0




橋本は何も言うことがありません。


右へ左へ完璧な打球を連発していました。


状況に応じたバッティングをしており、周りが良く見えています。


特に凄いと思ったのは四回のタイムリー二塁打!


これは一塁二塁の場面で相手ロッテの内野陣がバントに備え


猛ダッシュしてきたのを見て、


バスターに切り換えライトの頭を越したものです。


凄いセンスだと思いました。


今日は4安打のうち二塁打が3本だったのですが、


1本目レフトオーバー、2本目右中間、3本目ライトオーバーと


3方向に見事なまでに打ち分けていました。


さらに最終回に打った打球も広く空いた一二塁間を見透かして、


腕をたたみちょうど真ん中にゴロが転がるように打ったヒットです。


今日の4安打で打率も三割を超えました(.305)。


この調子でケガで離脱が続く、松本のポジションに収まるくらいの


猛アピールをして欲しいと思います。


橋本到二塁打3本を含む4安打猛打賞!2010年5月30日


http://www.youtube.com/watch?v=QdRgVCUTl08




大田もタイムリーヒット1本。


相変わらずボール球をブンブン振り回していましたが、


以前のように打席で迷いや暗さがなく、


気持ち良さそうなバッティングをしていました。


大田タイムリーヒット!2010年5月30日


http://www.youtube.com/watch?v=tsZAD0TlLtw


 













































































































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