伊集院に求めるもの
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舎人
2010年01月24日 02:45 visibility205
2006年の高校生ドラフトでは、坂本・田中・伊集院の三人が入団しました。
この三人の中で最も早くプロ初本塁打を打った選手はだれでしょうか?
答えは今年育成枠から内野手として再出発をする伊集院です。
2007年3月8日にベイスターズ球場で行われた春期教育リーグで、
七回表、左腕佐久本の初球ストレートを、
豪快にレフトスタンドへ運んだものでした。
伊集院は入団当初、高卒ルーキー三人衆の中で、
最も打撃スタイルが固まっていた打者だったように感じます。
坂本は今でこそ内角球をプルヒッティングできますが、
入団当初は腰の入らないようなバッティングフォームで、
内角に来た球はライト方向へ押っつける打撃しかできなかった。
田中も今でこそ変化球に対応するようになりましたが、
入団したばかりの頃はキレの悪い変化球でも簡単に翻弄されていました。
しかし、伊集院はその頃から打撃に悪いクセがなく、
内からバットが非常にスムーズに出て、
プロで何年か指導を受けてきたような雰囲気を持っていたのです。
あれから三年、捕手としての伊集院は昨年限りとなりましたが、
私と同じような見方をしているフロントがいたのでしょう、
球団は内野手として伊集院の可能性を見出しているようです。
内野手となれば打撃に専念でき、活路が見えてくるかもしれません。
また、ファームで滅茶苦茶な制球力だった頃のオビスポとコンビを組み、
右へ左へ身体を張っていたことも、サードなどのホットコーナーを守る際、
とっておきのスキルになるかもしれません。
私は伊集院には、ぜひとも昨年引退した木村拓也を目指して欲しいのです。
捕手から転向した選手は大概がファーストと相場が決まっていますが、
それではよっぽど打撃に特化した能力がないと、
プロではとてもじゃないが生き残れない。
秋山(元西武・ダイエー)と比較されたほど身体能力の高い伊集院には、
高校時代に守っていたサードの他に、
投手以外の全てのポジションをこなせる選手になって欲しいです。
動画は伊集院の昨年、一昨年の活躍をまとめてみました。
いつかチームに欠かせない選手になることを祈願して・・
伊集院頑張れ!
伊集院峰弘(巨人)2008年−2009年
http://www.youtube.com/watch?v=qxQde4_Rj3Q
- 事務局に通報しました。
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