今日が最後の・・・。

今日は、春のお彼岸のお中日。
なのに朝から降りしきる冷たい雨のせいで、物凄く寒かったです。

そんな寒い中で、レッズにとっては、2年ぶりのナビスコカップの予選リーグ。
今日は、その初戦。
相手は、ヴィッセル神戸。
大久保選手が代表に緊急招集されていないとはいえ、前の試合で川崎に4−1と圧勝して勢いがあるだけに、侮れないチーム。
一方レッズは、16日に突然の監督交代劇で、エンゲルスさんが新監督になったばかり。
しかも、チーム全体が自信を失っている状態での監督交代という、緊急事態。
果たして、どれだけ期待していいのやら。
でも、こんな状態だからこそ、サポーターは今までと変わらぬ応援をして、レッズのゴールを、そして勝利を信じて待っていた。

季節外れの氷雨が降り止まぬ中、期待と不安が入り混じる思いでキックオフの笛を聞く。
「さて、どうなることやら」と、腰を落ち着かせた直後だった。
なんと開始2分、ヴィッセルに先制点が入る。
レッズのゴール前で、クリアーしたボールがヴィッセルのレアンドロ選手に渡りダイレクトでシュートを打たれると、そのままゴールに入ってしまった。
事故としか言いようがない、けど、決めたレアンドロ選手を褒めるしかない。
出ばなはくじかれたが、まだ始まったばかり。
挽回はできる、はずだと思った。
しかし、いきなりの先制点でショックを受けてしまったのか、全体的に覇気がない。
依然として、リーグ戦2連敗の悪い空気を引きずっているのか。

ただ、今日はそれまでとは違う部分もあった。
先発出場を果たした、梅埼選手。
幾度と無く、ドリブル突破でヴィッセルゴールをめがけチャンスを作る。
得点には繋がらなくなったけど、それが切っ掛けで徐々にレッズに活気が戻ってきた。
梅埼選手の他にも、永井選手も細貝選手も相馬選手も良かったと思う。
なにより、「ゴールを奪う」という気迫を感じた。
しかし、相変わらずゴールネットを揺らすことができない。

コーナーキックもたくさんあった。
しかし、梅埼選手の精度の問題なのか、ニヤーに蹴ったボールは、相手に跳ね返されるし、ファーに蹴れば、大きすぎて折り返すことすらできず。
今のレッズには、コーナーキックやフリーキックはチャンスにあらず、のようだ。

気に入らないこと。

「代表引退」を宣言してしまったからなのか、坪井選手の精彩の欠く動きが気に入らない。
今日の試合でも、坪井選手がボールを持つと、物凄く不安を感じる。
何度かボールを奪われピンチを招いていた。

大きくサイドチェンジをしようとパスを出しても、反対のサイドの選手まで届かない。
滞空時間の長い横パスをするよりかは、真ん中で誰かを中継してサイドを変えてもいいのではないか、とも思う。

そして、なによりキャプテン自体に、元気が無いように感じた。

自信喪失の上、監督交代という大激震に見舞われた、去年のアジア王者のレッズ。
そう簡単に「復活」するとはならないだろう。
だが今日の試合を見ていると、「最悪の状態」を抜け出す光明が、小さいながら見えた。
なんて言うのは、気休めだろうか。

レッズが、アジア王者のプライドと自信を取り戻す切っ掛けは、ゴールと勝利しかないと思う。

今日の寒さと同様に、レッズの不振低迷振りも、今日で最後にして欲しい。

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