こんな試合では・・・。

今日の試合で、勝てば最終予選進出が決まる、シリアとのアウェー戦。
開始からしばらくは、スタンドもピッチも静かな試合でした。
そんなまったりとした試合を動かしたのは、１本のミドルシュートでした。
１７分、右４５度から水野選手が左足でシュートを放つと、クロスバーの下をはじきネットを揺らしました。
まさに「ファインゴール」でした。
ただ、このあとまた静かな試合に逆戻り。
再び盛り上がったのは、前半終了間際でした。
コーナーキックから、ファーサイドで張っていた本田圭佑選手に渡り、ワントラップして左足で逆サイドのネットへ叩き込んで、２−０として前半を折り返しました。
非常にいい雰囲気で前半が終了しました。
しかし、後半はまるで「駄目チーム」に変わってしまいました。
前半終了間際から集まりだしたシリアサポーターに後押しされて、後半の立ち上がりから活気が出てきたシリアが、攻勢に出てきたせいもあるけど、日本の選手にパスや連携のミスが目立ちすぎていました。
チーム全体に「後半は、４５分間守り切ればいいや」という雰囲気が漂っていた感じすらしました。
とにかく日本の選手の緩慢なプレーから、シリアに再三チャンスを与えてしました。
前半が良かっただけに、後半の試合はイライラだけが募りストレスがたまる内容で、「ガッカリだよ！」と叫びたくなりました。
それでも勝利を得て、最終予選進出を決めましたが、こんな試合内容では、最終予選を突破するのは、正直無理だと感じました。
今日の試合で一番気に入らない事は、ピッチ上に反町監督の声しか響いてこない事と、チームリーダーと呼べる存在がいない事です。
確かに、反町ジャパンの選手たちにはテクニックを持っている選手が揃ってはいます。
でも、それだけでは最終予選は勝てっこないです。
もっと気持ちがこもったプレーを見せて欲しいのです。
応援のし甲斐があるプレーを見せて欲しいのです。