最後の最後まで・・・。

前節のアウェーでの鹿島戦が、ドローとはいえ素晴らしい内容だったので、今日の試合は期待していました。
しかも、相手は国立で悔しい敗戦を喫した柏。
当然、ホームで負けるわけには行きません。

ただ、当然スタメンにその名を連ねるはずだった、田中達也選手の名がありませんでした。
試合開始直前に起きたアクシデント。
もしかすると、これがレッズのゲームプランを狂わす事になったかなぁ。

それはそれとして、今日もまた先制点を奪われてしまいました。
ここのところ、開始直後からチャンスは作るも、フィニッシュが決まらず、逆襲を喰らって、先制ゴールを奪われる、というパターンが多い気がします。

その後、ホームで負けるわけに行かないレッズの反撃。
ハーフウェイライン付近から坪井選手がボールを奪取。
それを右サイドの平川選手へパス。
それを平川選手は、ペナルティーエリアの前に空いたスペースにパスを出すと。
そこに走り込んできた阿部選手がボレーで合わせ、見事柏のゴールに突き刺さり同点！
そのまま前半は、１−１で折り返しました。

ハーフタイム中、各地の途中経過で、「鹿島がリードされている」の報を知ったレッズサポーターからは、大歓声が上がりました。

後半も、開始からレッズがチャンスをたくさん作るも、どうしても柏のＧＫ菅野選手の「壁」を打ち壊す事が出来ません。
後半２０分くらいで、柏はレッズにとって危険な選手、フランサ選手を投入。
レッズもその直後、戦略上の都合かそれとも、怪我のためなのか、エジミウソン選手から梅埼選手へ交代。
もっとも、エジミウソン選手は、今日もチームに貢献できなかったけどね。

相変わらず、チャンスは作るもフィニッシュが決まらないレッズ。
次第にイライラが募ってくる。
ドローを覚悟したロスタイム、ゴール前で柏のＤＦの裏に抜け出た永井選手が、劇的なゴール！
最後の最後で決まったゴールで、スタジアム中に「レッズの逆転勝利」を確信した空気が漂いました。

しかし、その空気を一変させ、凍りつかせた男がいました。
柏のフランサ選手。
ペナルティーエリアの外から放ったシュートは、ポストをかすめてゴールに入ってしまったぁ・・・。
終了わずか数秒前に決められたミラクル・ミドルシュートに、スタジアム中に落胆と疲労の空気が漂ってしまいました。
そして、タイムアップのホイッスルが、無情にも鳴り響きました。

今日の教訓。

勝った思って油断すると、最後の最後に悲劇が訪れる。