その油断が・・・。

ワールドカップへ最終関門。
アジア最終予選が開幕しました。
初戦は、屈辱の敗戦を喫した地。
アウェーでのバーレーン戦。

かなり厳しい試合になるかと予想されたけど、開始直後から予想に反して積極的にボールを奪って、それを上手く攻撃に繋がっていて、「今日は、バーレーンを圧倒しているなぁ」と感じました。

ここのところ、折角日本のペースで試合をしても、決定的なチャンス逃して逆襲を喰らうケースを見てきただけに、少々不安を感じました。
でもその不安を、「日本の得意パターン」で払拭してくれました。
ゴール前で、FKのチャンスを得て、それをきっちり中村俊輔選手の左足が決めてくれました。
そして、2点目もFKからのものでした。
ゴール前の混戦で、バーレーンの選手がハンドを犯しPKを獲得。
ここで、PK職人登場。
遠藤選手は、職人らしくきっちり仕事を済ませました。

苦戦を強いられると予想していただけに、2−0で前半を折り返せた事は、「うれしい誤算」でした。

後半は、バーレーンの攻撃をしのぐ時間が長く続いていたように感じました。
前半のように、なかなかボールが奪えず、苦戦を強いられていたと感じました。
ただ、この試合のDFは、かなり安定していたため、失点は防いでいたと思います。
後半は、「我慢」がポイントになっていたと思います。
その「我慢」が続けられていたからこそ、中村憲剛選手の得意のミドルシュートが決まって、3−0となったのかなと思います。

当然、このゴールは「試合を決めるダメ押しゴール」だと思います。
ところが、これが油断に繋がってしまったのでしょうか。
どの直後に、まさかの失点。
でも、まだ3−1だし、残り時間も少ないし、大丈夫だろうと思っていました。
しかし、そこに落とし穴があったようで、バーレーンのロングフィードのボールを、闘莉王選手がヘディングでクリアーし損ねて、そのままオウンゴール。
頭を抱える闘莉王選手の顔に、余裕などなく、チーム全体に追い込まれた状態になってしまっていました。

残り時間は、ロスタイムの3分だけ。
この3分間を我慢すれば、待望の勝点3を得られるはず。
とにかく、早く時間が過ぎてくれる事と、同点にされない事を祈るのみでした。

そして、3−2のまま試合終了のホイッスル。
快勝で終わるはずが、その油断が辛勝になってしまい、この最終予選を簡単には勝ち抜けないことを感じさせてくれた2失点となりました。

ただ、大事な初戦、アウェーでの厳しい試合を、勝点3を獲得するという最高の結果には、満足しています。

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