好調インザーギ と チームの心臓

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    2006年03月07日 02:13 visibility214

前半は最悪の出来で終えた。何故ここまで、チームが機能しないのかが、不思議で仕方がない。

ミランは、格下相手にほとんどボールをキープされ、いい所なしと言っていい。

 

カルロ・アンチェロッティ監督は、試合後に「全員代えてしまいたいくらいだった。本当にひどく、遅すぎたし消極的すぎた。」 とコメントを残している。

 つまり、それ程チームは悪かったという事。

 

いつもと違うのは、カカ、ピルロ、シェフチェンコ、ネスタなどがターンノーバをした事が原因。

変わりに入っている選手で、今シーズン期待を裏切ったと言われているのがフォーゲルだ。

 ピルロの控えとして、今シーズン補強した選手。しかし、プレースタイルはピルロとは程遠いと個人的には思う。彼は、縦にパスが出せる選手ではなく、パスを横に出すディフェンシブな選手だからだ。

 

今のミランはピルロのパスに依存している所がある。彼の代わりはいないのだ。同じプレースタイルの選手はいたとしても、彼のレベルにある選手は"今"は見受けられない様に思う。

それくらい貴重な選手を抱えているのが、ビッグクラブと言われる所以なのだろうが、ミランのスカウト陣はフォーゲルをどの様な視点で獲得したのか、疑問が残る。違う戦術、違う役目を求めるならわかるのだが・・・。

  この試合、チームの心臓とも言うべきポジションの出来が、前半を物語ってたのかもしれない。

 

後半に入り、直にカカを投入。これで前線での起点ができたが、しかし、状況に変化はなくピルロ、シェフチェンコを続けて投入。それから、ミランの攻撃が機能し始める。 

 

インザーギが先制ゴールを決める。この数試合でコンスタントに得点を重ねる好調のインザーギはパスが出てくるとその能力を発揮する。しかも、左足でのゴール。一昔前なら、絶対入らない様なシュートも経験が彼を成長させているのだろうと思う。

続けて、カカの絶妙のスルーパスからシェフチェンコが追加点。 FK を足に当てて再びインザーギが得点を追加。スコアは 3-0 となり、試合の勝敗が決定。

エンポリが前半で 1 点でも取っていれば、流れはまったく違ったものになっていただろう。

 

今回、ミランが勝てたのは好調インザーギが先制点を取った事。この先制点で流れが大きく変わったと思われる。その後のシェフチェンコの得点で、翌日のニュースはシェフチェンコしかうつさないだろうと思ったが、インザーギが追加点を取った事でニュースにインザーギがうつしだされた。

 

 彼はここ1ヶ月本当に調子がいい。FK のボールを足に当ててゴールが取れるのは、調子のいい証拠であり、彼のプレースタイルが試合で出せているという事。

今週のチャンピオンズリーグ バイエルン戦にスタメンで使う事を考えてもいいかもしれない。

(アンチェロッティ監督はしないだろうけど・・・。) 

 

インザーギの調子の良さは、ミランに勝利を呼び込んでくれるのかもしれない。そして、ヤンクロフスキには期待しているだけに、結果を出していって欲しいものだ。

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