ここで、前田だ!

  • miyashu
    2007年11月11日 18:45 visibility67

途中交代でピッチを去る鈴木慎吾。
背番号11のユニフォームを脱ぎながら、ベンチへ。
11番の下から現れたのは背番号20のユニフォーム。

泣いちゃいますよ。
これは。
大分が全員で最後まで戦い抜こうという気持ちがじんじん伝わります。

前半3分。
いきなりの失点。
まあ、事故と言えば事故。しかし、いきなりの悪癖が顔を出す。

追いついたのはセットプレー。
これも跳ね返りがラッキーだったと言えばラッキー。

でも、お互いだんだん得点のニオイさえしない膠着状態に。
リスクを避けてのセーフティーゲームはおもしろくないが、何とも言えない。
このまま引き分けちゃうのかよ。

そして山崎に代わっての出場は、前田俊介。
章太ではなく前田。
残留への助っ人としてシーズン途中広島からやってきたやんちゃ者。
結果を出せず、いつのまにかベンチ入りもままならない状況にあった男が、ここで答えを出した。
なんて落ち着いたゴールだ。
章太ではなく前田が当たった。

しかし、すごい男だ。
ここにきてこの局面で結果を出すとは。

生き残るチームには必ずニューヒーローが登場する。
大分にも、前田俊介というニューヒーローが登場した。
うん、ここで前田だ!

インタビューに向かう途中でもみくちゃにされ、投げ飛ばされ、インタビューの途中で、チームメイトにこづかれ、どつかれ、挙げ句の果てにはエジミウソンに拉致される。

前田への手荒い祝福といい、鈴木のユニフォームといい、いいチームだなあ。
こんな空気をもったチームなら、残留は絶対だ。

次節、他チームの結果次第では、勝てば自動降格完全消滅、あるいは残留決定の可能性まである。
ホベルトの出場停止、周作、司の五輪予選と、苦しい戦いを余儀なくされる。

しかし、必ず、ニューヒーローは現れる。
そして、勝つ。

(エガちゃんと大川総裁のイベントはこの際スルーしちゃおう)

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