原田亜紀夫氏があんなコラムを書いた理由を考えた

  • miyashu
    2007年07月15日 23:28 visibility595
ものすごい反響ですね。
asahi.comに掲載されている原田亜紀夫氏のコラム『そんな「12番目の選手なら」

映画の観客をサッカーのサポーターの引き合いに出すのは無理がありすぎなので、この点は同情の余地なし。
もっと修行しなさい、って高飛車に上から目線で言っちゃうのですが、他にも気になることがあります。

ずっとずっと違和感をひきずってきたこと。
それは溝畑社長、および原強化部長に対する責任追及問題。

原強化部長に対して、外国人補強の失敗がずっと続いている、この責任をどう考えるのかと問う。
これは問われても仕方ない。
確かに、予算が十分にありマグノクラスをとってこれれば、外れる確率は少ない。
大分の予算で当たる外国人を取ってこいというのは、ギャンブルに近く、連続して外してしまうのも、実はあり得ることなのかもしれない、などという優しい見解もできないことはない。

大分のこれまでの経緯を知らず、今シーズンの低迷と外国人補強の失敗だけを見た場合、なんで社長や、強化部長にあそこまで責任追求をするのかと疑問に思うかもしれない。
まず現場のシャムスカ監督に責任を問え、という人もいるでしょう。

なぜ、あそこまで社長や強化部長に責任を問うのか、という疑問が、あのコラムを生んだのではないでしょうか。
ちょっと引用するけど、下の表現、まさにそうだと思いませんか?


>しかし、フロントの「つるし上げ」を生き甲斐にしているような、はき違えたサポーターも実際にはいる。
>頭を下げさせ、「どうだ、オレが言ってやった」とばかり、いい気になっている。

>しかし、フロントの「つるし上げ」を生き甲斐にしているような、はき違えたサポーターも実際にはいる。
>頭を下げさせ、「どうだ、オレが言ってやった」とばかり、いい気になっている。

>株主やスポンサーならまだしも、サポーターが直接、社長や強化部長に向けた声としては、度が過ぎている。


つまり、この大分担当の記者は、大分サポーターにおける、溝畑社長、原強化部長に対する、積年の思いを知らず、今年の成績だけしか見ていないということなのでしょう。

私も溝畑社長、原強化部長の問われる「責任」の詳しい部分は知りません。
知ってるのはマスコミの表にあがる部分だけです。
いわゆる一部のコアサポさんの知っている「追求すべき責任」の本質はわかっていません。

ブラックボックスの中身を知らない人が書いたコラム。
しかも、読者の大多数は、ブラックボックスの中身を知らない。

マリノス戦後の居残りの報道、サポカン、そしてこの記事。
どんどん違和感が増していきます。

サポーターが純粋にトリニータというチーム、そして試合を応援できるようにするのが、クラブの責任なんじゃないでしょうか。
雑音が多すぎる。  

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