内容より結果、だけど

  • miyashu
    2007年10月07日 20:36 visibility56
今は内容より結果。
選手も言う。

しかし、この試合を見て思った。
内容より結果、だけど、この試合では結果は出せないことは明白だ。
確かに結果は出せなかったけど、チームは活きている、進化している。
内容より結果、と言い切るのは難しい試合だった。

わかりやすく言えば、個のレベルが違いすぎる。
あのワシントンは止められない。
ことごとくゴール前に立ちはだかった浦和DFの嗅覚と意思統一と技量は盤石だ。
それに比べて、よく闘ったトリニータだけど、ペナルティエリア内での精度のなさは、明らかに技量の問題。
メンタリティは誇ってよい。それで負けたのは、悔しいけれど認めざるを得ないのだ。

ここまでがんばって勝てないのは、致し方ない。
いろいろ意見はあろうけど、素直にそう言わざるを得ない。
1点目は防げたとか、そういう問題ではない。

この試合を見て、内容より結果と言ってしまえば、大分というチームそのものを否定することになろう。
もし、自分が駒場のあのゴール裏にいれば、ブーイングはしない。
選手のプライドにかけて、拍手もしないかもしれない。
でも、心の中では拍手を贈る。

浦和の守備がタイトではなかったことも、ピッチ条件が劣悪であったことも、浦和自体の連戦の疲れも、全然関係ない。
大分が早い時点で先制されても、ワシントンの2ゴールで引き離されても、とにかく攻めの気持ちを失わず、あきらめなかった。
こういう試合を大分は続けている。
そこに結果だけでない、何ものかを見て取ってもいいのではないか。

柏戦でそれははっきりと目の当たりにできると思っている。

さて、藤田。
右サイドは誰?という高橋・梅田の欠ける戦力の中で選ばれた。
スタメン見て、びっくりした。
5バックの右サイドDFという意味合いか、と思った。
でも彼はやった。
どんどん右サイドから走り込み、クロスを上げ、中に入ってゴールを目指した。
おまけにゴールまで決めてしまった。
走りと球離れのよさが、目をひいた。

藤田義明、大分にとって貴重な選手だ。
またまた男をあげてしまったな。

負けた悔しさは変わらないが、充実感もある悔しさ。
個の技量の中でできないことはまだまだたくさんある。
しかし、できることをがんばって続けていれば、できないこともできるようになる。
チームとしての伸びしろの大きさに期待感をもった試合でもあった。



*なんか常体で書くとエラソーな文になるなあ。すみません。

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