ピッポ!

  • r-7
    2006年04月06日 22:03 visibility79

圧倒的なホームの声援を受けて、勢いに乗っていきたかった
ミランが、逆にプレッシャーになってしまったのか、動きが
ニブイ。ピッチも少しスリッピーなようで、簡単なところで
のミスが目立つ。そんなミランに対して1戦目とは違い序盤
からいい形で攻め続けるリヨン。スリッピーなピッチに足を
取られて痛めてしまって、スタムが早々に交代。その直後の
ジュニーニョ・ベルナンプカーノの強烈なフリーキックで、
リヨンがさらに生き生きとプレーをするようになってくる。

誰もがそう感じた時に、一瞬にして雰囲気を変えてしまった
のがインザーギ。愛称ピッポ。セードルフがうまくサイドへ
流れてピッポへピンポイントのクロス。この男の得点で一気
にミランサポーターが沸く。やっぱりここはミランのホーム
だと。思わせるのに十分な得点だった。

と思ったのもわずか6分間。今度はジュニーニョが流れを変
える。得意のフリーキックから、ゴール前でこぼれたボール
をディアラが押し込み同点に。単なる同点ではなくアウェー
ゴールの同点。これはデカイ。

その後はお互いチャンスを作りつつも決めきれずに前半終了。
息の詰まりそうな、しかし面白い試合になってきた。

後半も前半の流れのまま、一進一退の攻防が続く。決定機を
決められない焦りからか、ミランにミスが目立ち始め、そこ
をリヨンが抜け目なく攻めたてる。それでもお互い得点でき
ず、時間だけがすぎていく。

が、それを打ち破ったのが、またしてもピッポ!残り5分を
切ったところで、この時間まであまり目立つ働きができてな
かったシェフチェンコが、初めてまともに放ったシュートが
左ポストで弾かれ、ゴールライン上をなぞりながら右ポスト
へ当たり、ピッポの前へ。コレを難なく押し込みミランがつ
いにリードする。しかしそこにいるか、ピッポ。

同点に追いつけばアウェーゴールで勝ち上がれるリヨンが、
わずか可能性にかけて攻め上がった裏をカウンターで突かれ、
最後にシェフチェンコがとどめを刺して試合は終了。

リヨンはまたしてもベスト8で終わったけど、ミラン相手に
本当にいい試合をしたと思う。あえて言えばストライカーの
差が勝負を分けたってとこですかね。
ちなみに実況の八塚さん、サンシーロってずっと言ってたなw

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