【ジーコの信頼とオシムの…】

ジーコは代表監督になっても、
日本人を信じる気持ちを変えなかった。
より強く信じていたと言ってもいいかもしれない。
自己の監督としての経験や知識の不足と同時に、
その信頼こそが何よりも敗因であるということは、
Number誌でもそう結ばれている通りだとも思う。

それを延長して考えれば、「ファミリー企業」という、
公私混同と紙一重のジーコの姿勢も、
指摘されて然るべきではないかと思う。

ジーコのスタッフは、いわゆる「身内」も数多い。
代表は実兄のエドゥーであろう。
鹿島の監督に斡旋され、代表でもヘッドコーチを務めた。

エドゥーの功罪、あるいはその実力、もたらした結果については、
ここでは云々しない。
だが、往々にして、ファミリー企業は腐敗の温床となりうる。
もっとも良い例(悪しき例か)は、政治家であろう。

地盤・看板・カバンを継承する放蕩息子でありながら、
そんな無能な二世への禅譲。
無能な二世は能力の欠如を権力を囲い込むことで補い、威圧に走る。
そしてまた、その無能さにつけ込み、擦り寄って権力を利用するバカがいる。
(いや、ある意味では賢いのか!?)

一般企業でも、世襲制度を引っ張る会社はぬるま湯体質になる。
それだけが理由だとは思わないが、最近ならパロマも世襲である。
世襲で滅んだ「帝国」など、歴史を紐解けば数知れない。
諺の通り、「可愛い子には旅を」させることは、大切なことである。

スポーツで言えば、例えばボクシング。
メキシコの英雄、フリオ・セサール・チャベス。
親戚が何十人と彼に群がり、チーム・チャベスを形成する。
ロッキーの映画に倣うまでもなく、
身内の言葉は自らの実力を不当に歪めて美化したり、
恣意的な対戦相手の選択など、不正に走らせる。

最近で言えば、亀田一家とて、
TBSというメディアとつるんだ「ファミリー企業」であるかもしれず、
今その汚名を晴らすために、亀田はトレーニングに励んでいるのだろう。

動くことのない代表メンバー、
不動にスタメン、
川淵キャプテンの庇護、
ジーコの信頼。

一方でオシムは……

 

 

続きはいつもの通り、こちらでっ^^

 

『Road to PK BAR(仮)』

http://wearecrazy.exblog.jp/

 

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