【ジーコの信頼とオシムの…】
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吉田大五郎
2006年10月03日 09:39 visibility78
ジーコは代表監督になっても、
日本人を信じる気持ちを変えなかった。
より強く信じていたと言ってもいいかもしれない。
自己の監督としての経験や知識の不足と同時に、
その信頼こそが何よりも敗因であるということは、
Number誌でもそう結ばれている通りだとも思う。
それを延長して考えれば、「ファミリー企業」という、
公私混同と紙一重のジーコの姿勢も、
指摘されて然るべきではないかと思う。
ジーコのスタッフは、いわゆる「身内」も数多い。
代表は実兄のエドゥーであろう。
鹿島の監督に斡旋され、代表でもヘッドコーチを務めた。
エドゥーの功罪、あるいはその実力、もたらした結果については、
ここでは云々しない。
だが、往々にして、ファミリー企業は腐敗の温床となりうる。
もっとも良い例(悪しき例か)は、政治家であろう。
地盤・看板・カバンを継承する放蕩息子でありながら、
そんな無能な二世への禅譲。
無能な二世は能力の欠如を権力を囲い込むことで補い、威圧に走る。
そしてまた、その無能さにつけ込み、擦り寄って権力を利用するバカがいる。
(いや、ある意味では賢いのか!?)
一般企業でも、世襲制度を引っ張る会社はぬるま湯体質になる。
それだけが理由だとは思わないが、最近ならパロマも世襲である。
世襲で滅んだ「帝国」など、歴史を紐解けば数知れない。
諺の通り、「可愛い子には旅を」させることは、大切なことである。
スポーツで言えば、例えばボクシング。
メキシコの英雄、フリオ・セサール・チャベス。
親戚が何十人と彼に群がり、チーム・チャベスを形成する。
ロッキーの映画に倣うまでもなく、
身内の言葉は自らの実力を不当に歪めて美化したり、
恣意的な対戦相手の選択など、不正に走らせる。
最近で言えば、亀田一家とて、
TBSというメディアとつるんだ「ファミリー企業」であるかもしれず、
今その汚名を晴らすために、亀田はトレーニングに励んでいるのだろう。
動くことのない代表メンバー、
不動にスタメン、
川淵キャプテンの庇護、
ジーコの信頼。
一方でオシムは……
続きはいつもの通り、こちらでっ^^
『Road to PK BAR(仮)』
いつもサンクス&よろしくです♪
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- 事務局に通報しました。
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