寂しい数字

  • 和田浜
    2009年04月26日 18:28 visibility49

 JFLは前期第7節が行われました。


 ガイナーレ鳥取は4月25日、ホームのとりぎんバードスタジアムに町田ゼルビアを迎えました。土曜日の13時キックオフで、さらに雨が降っていました。そのため観客は約1200人にとどまりました。首位を走るチーム、優勝とJ2昇格を狙っているチームの試合としては物足りなさと寂しさを感じます。何か有効な手立てがないものか、と思います。選手は首位という結果を出していますから、周りも、その頑張りに応えてあげたいです。GKシュナイダー選手の目標「1万人」はブレていないのが、この試合終了後のマイクパフォーマンスでも確認できました。


 不安定な天候下での試合となりました。雨が降ったり止んだりしていました。ただ心配していたよりも雨脚が強くならなかったのは救いでした。そんな中、試合はガイナーレ鳥取のペースでした。序盤、町田ゼルビアの選手は濡れたピッチに苦戦していました。二度ほど自陣で滑り、ガイナーレ鳥取にチャンスが転がり込むものの、残念ながら得点に結びつけることはできませんでした。


 前半13分にガイナーレ鳥取が吉野選手のヘディングシュートで先制します。終わってみれば、これが、この試合唯一のゴールでした。CKを得て、冨山選手が蹴ったボールに吉野選手が合わせました。この時間帯に先制できたのは良かったと思うのですが、その後、追加点を奪えなかったのは課題です。この日のようなピッチコンディションでは、どのような形で失点してもおかしくなかっただけに、着実に追加点を挙げてセーフティリードを築きたかったです。


 町田ゼルビアは左サイドに10番の選手を走らせて展開するという型を持っているのが印象的でした。これがハマった時は怖いと思いました。今後、磨きがかかれば十分、得点源として機能しそうです。


 ユニホームを引っ張って止められる反則が、わりと多く、この試合はガイナーレ鳥取がスピード面で上回っていたように見受けられました。今季のJFLはカードが控えめな傾向にあると思っていますけど、後半15分過ぎからイエローカードが出るようになりました。終盤、荒れ気味になりましたから、もっとカードが出ていてもおかしくなかったです。


 1-0でガイナーレ鳥取が勝利しました。横河武蔵野FCが負けたため、これで単独首位となりました。2位にはアルテ高崎が上がってきています。試合終了後はお馴染みとなった感のあるガイナーレ劇場がゴール裏で開演しました。いまだホームでは全勝、とりぎんバードスタジアムでは無失点ということで音頭を取るシュナイダー選手の意気も上がります。ただ気がかりなのは吉野選手が怪我のために不在だったことです。攻守の要です。その吉野選手を欠くようなことになると厳しいです。


 ガイナーレは次節、アウェイでTDK SCと対戦します。ここのところ勝っては引き分けるというパターンが続いています。連勝して流れを変えたいところです。ちょうどGW連戦で日程が詰んでいます。ここで一気に勢いに乗ってもらいたいです。

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