個サルでござる。 第1回・後編

  • ドゥイ
    2006年02月06日 18:46 visibility188

ストレッチなしでのアスファルトダッシュは膝に負担がかかる。「それがどうした、俺には今しかないんだ」と、現実に戻りきっていない頭で妄想しながらスパート。大の大人が夜中に街中、全力疾走。ほろ酔いサラリーマンもきれいなお姉さんも、それから職務質問に励んでいた警察官のみなさまも、驚かせてスミマセンでした。この場を借りて謝罪。
 22:40到着。10秒後察知。「始まってないじゃん」。スタッフのナイス状況判断(紙一重怠慢プレー)に「Good Job!」とつぶやきながら、さりげなくコートIN。
 今宵、数々の試練をくぐり抜けて集まったのは(“キャプテン”だけか)精鋭18名。基本的にここに来る人たちはみんな上手い。フットサルやってるなーって感じ。ちなみに“キャプテン”はゴリゴリ草サッカースタイルですが、何か?
 通し番号で3チーム6人に分かれたら、7分1本を時間の限り回す「二子玉ローリング」(適当に命名)のスタート。“キャプテン”は首尾よく1番をゲット(区切りの関係でほかのチームより試合数を多くこなせることアリ)。
 「サッカーで勝つためのトレーニング」をするために来ている“キャプテン”にとって、ただ漠然とゲームを楽しむだけでは意味がない。そこで毎回いくつかの課題を持って試合に臨む。今回は、
・ピヴォへのロング楔パスの精度と速度
・攻守の切り替えのスピードアップ
・トラップからパスまでのイメージ作り、スピードアップ
・ダイレクトパスの精度アップ
・1対1で自分から仕掛ける(DF時も)
・体脂肪を燃やせ!
・目指せ5点!DFだって点取りたいじゃん!
以上7点に設定。下2点は気にしないでください。

 チーム的にはなかなかの顔ぶれ。うち3人はよく見る顔。以下簡単な紹介。
“ガッザ”・・・ちょっとぽっちゃり気味のゲームメイカータイプ。基礎がしっかりしていてフットサルを知っている。たぶん大学生。ボールはあまり追わない。
“マッスル”・・・体育会サッカー部出身DF系。長身。足元も結構ある。“キャプテン”と同じにおいがする。
“グレイ”・・・いつもグレーのスウェットを着用。一見ひ弱そうに見えるが、プレーはアグレッシブ。年齢?本人に聞いてください。

 試合開始。ストレッチ不足の筋肉を徐々に暖めるため、はやる気持ちを抑え、ポジショニング重視の立ち上がり。ベッキの位置から無理をせず、少ないタッチでボールを動かす。一本目終了。体も暖まったので、一気にフルスロットルで!
 一本目で気付いたのだが、このチームには“ピヴォ”がいない。同じくベッキに入った“ガッザ”もパスを出しあぐねている。「やっちゃうか・・・ピヴォ!」攻撃好きな“キャプテン”はピッポばりの動き出しでピヴォの位置へ。
�ダイレクトでサイドに落として、縦でリターンをもらう。
�振り向いてスペースの少ないほうへドリブル⇒敵をひきつけてあいたスペースへスルーパス
という超サッカー的展開。ハマる。アシスト連発。
テクはないけど、フィジカルと経験はあります、ハイ。
得点は3点止まりだったものの、
ベッキの位置で味方からのバックパスをダイレクトで右サイドへ速いボール
⇒右サイドからサイドチェンジ、“キャプテン”駆け上がりながらスルー。
⇒左サイドの“ガッザ”から縦に入った“グレイ”へ
⇒折り返しを長い距離(と言っても30メートルくらい)を走った“キャプテン”が左足でやさしくゴール。
という自己満足度の高いゴールでお腹いっぱい。

ただ、“自分から仕掛ける”という点では不完全燃焼。ま、脂肪が燃焼したからいっか。
よし、来週は5点取るぞー!って目的カワッチャッテルヨー!

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