
2世
-
-
5人抜き
2008年03月15日 22:04 visibility33
この日記を見ていただいている方、どういうイメージを受けますか?
自分にはよいイメージはあまり無いです。とくに政治家…最悪なやつが多い。
でも、今日の話題はそんな2世政治家ではなく、F1ドライバー!
F1ドライバーにはかなり以前から2世ドライバーが走ってます。政治家の2世とは違い、実力で2人がワールドチャンピオンにも輝いている。そして今年、日本初のF1フル参戦ドライバー中嶋悟、その息子、中嶋一貴が参戦します。
父、中嶋悟。F1デビューは34歳、超遅咲きのドライバーでした。日本では知られた名前だったそうですが…自分はそれまで日本のドライバーを知らなかった。デビュー年の他チームのドライバーにはA・プロスト、N・ピケ、N・マンセルなどチャンピオン経験者や同僚にはA・セナ。そんな中でこの新人、しかもおじさんドライバーが、しかも日本人が、F1でまともに走れるわけが無いという偏見、自分にもありました、にも負けず結果を残していくのです。
デビュー戦7位。シーズン合計7ポイント。まったく期待していなかった自分は彼の走りに引き込まれました。とくにデリケートなドライビングが必要とされ、マシンの性能差が詰まる雨中のレースを得意としていました。雨の中嶋、そうTV中継ではあだ名されてました。
でも自分が一番びっくりして、以降ずっと応援するきっかけになったのは、日本GP鈴鹿サーキットのS字コーナーです。TVで見るとどうって言うことのないコーナーですが、実際には1コーナーの複合カーブのすぐ後に来る登りのコーナーで、1コーナーで減速しすぎるとマシンが伸びない場所です。しかもむちゃくちゃ道幅が狭い。マシンが2台並ぶと道幅いっぱい。
鈴鹿サーキットでの抜きどころとされるのは通常2箇所。ヘアピンカーブと最終コ−ナー前のシケインです。ふつうはそこでブレーキング競争をして抜いていく。なのに中嶋は狭いS字でどんどん抜いていく。脅威の走りです。レースに興味のない人にはわからないと思われるかもしれませんが、実際に見ると誰でもあの走りはわかる。それほどすごかった。
その彼の息子が明日開幕のF1でデビューします。厳密には昨年の最終戦にもドライビングしました。あの中嶋の息子であることは抜きに昨年の最終戦で見せたドライビングが一貴の走りを見たいという想いを掻き立てる、そんな走りを昨年見せてくれました。おまけにあの中嶋の息子。今年のF1には興味を惹かれます。そうそう元ワールドチャンピオンの息子ネルシーニョ・ピケ、ニコ・ロズベルクも走る。ニコは一貴のチームメートでも有ります。
明日の開幕戦、中嶋一貴は14番スタート。佐藤琢磨は20番。どういった走りを見せてくれるのか、打ち合わせから帰って、サンガのホーム開幕試合とあわせて楽しみです。
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件