プロ野球の開幕延期問題について・・・

  • 2011年03月19日 18:35 visibility293

3月11日(金曜)の東北・関東大震災の影響で


プロ野球の開幕延期問題が続いています。


 


被災地の方に対する配慮や原発問題、東北・関東圏内の電力問題など


課題は山積みで、開幕を延期すべきという意見が大半だとメディアは報じています。


 


フジテレビのすぽるとのアンケートでは95%が反対しているという結果を出していましたが


これは捏造もしくは野球に興味がない(もしくは嫌い)な方を含めたアンチの方も


多く電話投票や2ちゃんねる、yahoo掲示板にて開幕反対!巨人は人に非ず!のような


反対運動をしているのが十分に予想できますので、鵜呑みにはできないと思います。


 


ただ、巨人ファン、プロ野球ファンの中でも意見が分かれているのも事実で


現実的には6対4か7対3くらいの割合で開幕延期派が多いのでしょう。


 


私の意見としては、元横浜の駒田氏やサッカー解説のセルジオ越後氏や横浜市長や


陸上の為末氏やゴルフの有村千恵さん、森喜朗元首相、堀江貴文氏を始め


ここ数日で、徐々に増えてきつつある


 


”家で被災者を可哀相可哀相と言いながら何もせず、


自分は水や保存食やトイレットペーパー等を買い占めて、


何でもかんでも”自粛しろ”と主張するのは、


現在瀕死状態にある日本経済にも悪影響(完全に日本が終わります)ですし


 


復興を目指す被災地への資金援助にも一時的な義援金だけでなく


国民全員の税金が大量投入されなければならない時がすぐにやってきますので


被災地の為にも”今、動ける人(プロ野球でも音楽のアーティストのライブでも普通の会社でも)が動いて、興行を含めたビジネスや消費活動を行っていかなければ


本当に日本は終わってしまいます。


 


プロ野球は、衣食住の後にある”エンターテインメント(娯楽)”と見られる産業ですので


こんな時にプロ野球じゃないだろ!!という意見が多くあるのも理解はできます。


 


ただ、こんな時だからこそプロ野球を開幕して欲しいし、


興行その物の収益の一部や来場者の募金などで被災地への復興援助もできますし


被災地だけでなく、我々関東に住む者も東北地方に比べれば少ないのかもしれませんが


 


精神的にも相当なダメージやストレスを感じて、地震や原発に怯えながら


金本選手や宮本選手じゃありませんが”仕事なんてやってる場合じゃない”の気持ちや


不安を持ちながらも毎日、大混雑の電車に乗りながら仕事を続けています。


 


被災地の方々はもちろん、そんな関東に住む野球ファンの為にも


プロ野球観戦(おもにテレビになりますが)や毎朝の朝刊で結果を知る楽しみは


本当に励みになりますので、是非プロ野球を開幕して欲しいです。


 


個人の意見としましては、原発と電力問題、政府からの要請は絶対無視できませんので


パリーグと足並みをそろえて、


 


①4月中旬(4/15頃)開幕。


②電力回復までは、全試合デーゲーム。(西日本や九州はナイターOK)


③交流戦とCSを廃止してでも144試合(130試合でもOK)開催に拘る


④電力使用量の多い東京ドームは土日の昼間のみ(他は西日本に振替)


 


この③は、プロ野球がJリーグと違ってなかなか中止や開幕延期をできなかった理由として


過去の先人達が積み重ねてきた”打率や本塁打などの記録”というものを


最も大事にするスポーツだからです。


 


中日のオーナーが言うように4月下旬開幕で114試合制にされてしまうと


記録という点で、今シーズンだけ非常におかしなというか”参考記録”みたいなシーズンに


なってしまいますので、それなら多くのファンがいらないと思っている


交流戦とCSを廃止してしまえば・・・


 


極端な話、電力が回復する?(しないと思いますが・・・)


5月1日開幕でも、144試合開催が可能で、選手の年俸を下げる必要もなくなり


何よりも”記録”という大きな積み重ねを無駄にすることなく継続できるからです。


 


最後に本当に被災地や原発・電力問題が全て解決してからでないと


プロ野球を見たくない、プロ野球は開催されるべきでないと思っている方が大半だと


いうのでしたら・・・


 


被災地の復興は何年、何十年と時間をかけてやっていかないといけない問題ですし


原発・電力問題は、夏にも再燃して今年中の完全解決は難しいでしょう。


 


だったら、プロ野球は今シーズン中止にするしかありません。


それで、本当に満足なのでしょうか?


マスコミが先導して、世論を政府をプロ野球開催反対!!の動きを強めてしまえば


本当に今シーズンのプロ野球は中止になってしまうかもしれません。


 


巨人の渡辺会長をはじめとする発言や動きは強引で物言いにも大変問題はありましたが


NPB、選手会、野球ファン、政府、野球に興味のない人たち・・・


全員が歩み寄って譲歩していかなければ・・・


 


この問題は、プロ野球以外のスポーツや芸能イベント、テーマパークや繁華街の商店など


多くの産業にかかわる人たちを路頭に迷わせることになり


日本の経済も人々の生活も全てが負の連鎖にはまっていくと思います。


 


日本人の国民性である”震災など大事件があれば何でも全て自粛すべき”という考えや


”全員、右にならえ!のように少しでも人と違った意見を言うと非難排除されるような傾向”


この恐さを見せ付けられたのが”今回のプロ野球開幕延期問題”のような気がします。

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