
巨人若手野手!!遅れてきた大砲コンビ・大田と中井が遂に一軍レギュラー取りへ!!
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修
2012年09月14日 12:53 visibility1065
皆様、ご無沙汰しております。
早いものでシーズンも残すところ18試合。
巨人の優勝はほぼ決まり、残すはタイトル争いと若手選手の成長に目を向けるのみの状況となりました。
ところが先日、4年目にしてようやく戦力としての結果を残せるようになった大田とイースタンリーグダントツの首位打者としての実績を手土産に一軍に昇格してきて1安打、2安打と連続して結果を残した中井の将来の大砲コンビがまたもや二軍降格となりました。
理由は、今シーズン限りで戦力外通告の可能性が高い小笠原の一軍復帰と残留に向けての最終試験が実施されるため野手の一軍枠が不足するからでした。
その小笠原は復帰2戦目でマルチヒットを放ちましたが、翌日には落ちるボール球に三振でノーヒットと相変わらず統一球や年齢による衰えには対応できていないようで完全復活はもうないように感じました。
もちろん、小笠原が復活すれば一時的な戦力としてはこれほど凄い選手はいないのは間違いないわけですが・・・大田と中井の二軍降格の件をもってしてもわかるようにせっかく台頭してきた若手野手の成長に蓋をするのもまた事実であり巨人リーグ三連覇の功労者である小笠原の処遇は何とも難しく悩ましい問題だと思います。
一方で、大田と中井がそれぞれ4年目、5年目にしてようやく一軍でも二軍の時と同じように力を抜いてプレーできるようになった事に喜びを感じる若手ファンも多かったのではないでしょうか。
思えば、私がジャイアンツ球場に足を運ぶきっかけとなったのが入団1年目の中井の存在でした。
毎朝、報知新聞を開くと毎日のようにホームランを打っている中井という高卒ルーキーに興味がわき気が付くとジャイアンツ球場に足を運ぶようになっていました。
本格的にジャイアンツ球場へ頻繁に通うようになったのは超高校級スラッガーとしてドラフト1位で大田が入団してきたシーズンからでした。
思えば、大田と中井がそろって最も輝いていたシーズンはこの年だった気がします。
大田は高卒ルーキーながら二軍で17本塁打(リーグ2位)、中井はプロ2年目にして一軍で平成生まれ初本塁打となるプロ第一号を放つなど前年度に同じく20歳で一軍レギュラーとなった坂本に続く将来のスター候補生として大器の片りんを間違いなく見せつけてくれました。
ところが、大田はプロ2年目のシーズンに二軍で山崎武の打法をまねた体重移動の大きい原監督の提唱する軸回転打法とは対極の打撃フォームでホームランを量産して一軍昇格。
対戦相手が当時の日本最強左腕の和田と杉内。
当然、結果は残せませんでしたが今とは違って外野に大きな当たりを連発していてこのまま我慢して使い続ければ打率は2割前半でも15~20本塁打は打てると期待できるまさに長距離砲としての片りんを見せてくれていました。
ところが、2試合ノーヒットだっただけで原監督からは当時の山崎武を真似た打撃フォームに駄目出しが入り強制的に軸回転打法に打撃フォーム改造を命じられて・・・そこから3年近い長い長いトンネルに迷いこんでしまいました。
一方の中井は、プロ2年目に一軍で初本塁打を放ったところまでは良かったのですが・・・この時点で当時の原監督は自らのブログで中井を坂本のようにこのまま我慢してスタメンで使い続けて育てるという選択肢があったが近年主軸だった高橋由や二岡などレギュラーを与えられて育った(原監督曰く)選手の多くは若くして怪我を繰り返すことが多く、中井には本当の意味で強い選手になってもらいたいのであえて二軍に落としたとか書いてありました。
実際は、阪神戦で二軍でもあまり守っていないセカンドを守らされて1イニングで2エラーという失態を目の前で犯したのを見て以来、原監督の中井への溺愛は急速に失われていってその後の3年近くは、中井自らの怪我や素人目に見ても打てそうにない元巨人の福井敬司選手のような不恰好な打撃フォームでドアスイングを繰り返していたせいもあり一軍でもろくにチャンスを与えられずに即二軍落ちするような日々が続いていました。
その二人が、統一球導入という打者にとってはプロ野球始まって以来の最大の試練と原監督の度重なる軸回転打法への強制指導や素人目には嫌われているんじゃないかと思えるくらい酷い扱い(中井)を受けながらも地味ながら着実に力をつけてきて遂には優勝争いの真っ只中の一軍で大田は猛打賞とマルチヒット、中井は3年振りのヒットとマルチヒットと結果を残し来シーズンのレギュラー取りへようやく大きな一歩を踏み出すことが出来ました。
功労者の小笠原に最後のチャンスを与えるのは仕方ないことだと理解はできますが、来週の名古屋ドームで優勝が決まったらすぐにでも大田と中井を一軍に呼び戻して消化試合とはいえ一軍のリーグ戦でスタメン出場させて経験を積ませてやって欲しいと願っていますし、さすがの原監督もCSに向けて消化試合でも小笠原や古城らベテランの調整試合にしかしないといった愚策を取らないことを信じたいと思います。
大田は、松本とセンターのポジションを中井は、藤村とセカンドのポジションを争いながら村田のサードを虎視眈々と狙っていって来シーズンこそ開幕から二人が一軍のスタメンで出場できることを若手ファンの一人として願っています。
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