イースタンリーグ本塁打&打点争い上位の若手選手に注目

  • 2010年07月12日 17:44 visibility271

二軍も各球団60試合を経過しました。
ここまでのイースタンリーグの本塁打王と打点王争いをしている若手選手に注目してみました。

イースタンリーグ本塁打王争い
1位・大田(巨人)17
2位・筒香(横浜)12
3位・坂田(西武)10
4位・中川(楽天) 8
4位・北  (横浜) 8
4位・斉藤(西武) 8
※横川(楽天)も8号打っていますが、大卒4年目なので二軍慣れと見て対象外にしています。 

イースタンリーグ打点王争い
1位・大田(巨人)49
2位・中川(楽天)45
3位・筒香(横浜)42
3位・北  (横浜)41

昨年のイースタンリーグ本塁打王&打点王の中田(日ハム)は最近まで大田が指導されていた
とされている荒井コーチの指導を受け二軍では帝王と呼べる成績を残すも
今年は開幕から一軍にいながら結果を残せず、半月板の怪我で離脱して遅れをとってしまいました。

一方、昨年のウエスタンリーグの本塁打王&打点王のT岡田(オリックス)は
昨シーズン終盤から岡田監督の我慢の起用とコーチによる異例とも言われるノーステップ打法の指導などが身を結び・・・今年は一軍の4番5番として高卒5年目にして長距離砲としての
素質を開花させました。

さて、今年ここまでのイースタンリーグの本塁打&打点争い上位の選手達を見てみると
まず、本塁打王争い3位の坂田(西武)・・・一軍昇格前までの打撃3部門での成績は
大田を全て下回っていて二軍でも時にバックスクリーンへの特大アーチを放つ一方
大田以上にムラがあり、三振も多く、ノーヒットの試合が続くこともしばしばで
守備走塁のレベルは2軍でも補欠クラスといった状況もあり
まだまだ時間がかかるだろうと思われていた矢先に一軍選手の故障や不振などから
出番が回ってきて、現在は一軍で6試合 打率・353 本塁打4 打点9と活躍していて
左のおかわり中村として大卒2年目の今シーズン中に長距離砲としての素質が開花しそうな状況です。

そして本塁打王争い2位の筒香は、昨年の大田を大きく上回るペースで本塁打、打点を量産していて特に6月下旬からは毎日のようにホームランを連発しています。
シーズン中の打撃フォーム改造で本塁打量産が完全に止まっている大田を抜いて
高卒1年目にして本塁打王&打点王を取るような事があれば
来シーズンからは内川or村田のどちらかが抜ける可能性のある横浜では
いきなりサードかファーストのレギュラーとして多少打てなくても我慢して育成する可能性が高く
松井(巨人)以来の高卒2年目での一軍シーズン20本塁打がありそうで
大田押しの私としては若手の長距離砲が育ってくる事の楽しみはあるものの
少し複雑な心境でもあります。

また同じ横浜の北も本塁打王争い4位&打点王争い3位で急成長していて
投手からの野手転向でまだまだエラーはありますが
セカンドとファーストを守れるという利点もあり、筒香同様に一軍の戦力の薄い横浜では
早ければ来シーズンからの一軍レギュラー獲得がありそうです。

そして大田と同期の高卒2年目の中川(楽天)は本塁打王争い4位&打点王争い2位で
サードの守備力はエラーの数こそ多いものの、はっきりいって大田とは比べ物にならないくらい
攻守備が多く、ポジションは違うものの坂本(巨人)の守備力を彷彿させます。
打撃も本塁打の数こそ8本ですが、二塁打の数が異常に多く
1試合3安打、4安打など固めうちが多いのが特徴で、一軍での若い大砲候補が皆無の楽天なら
来年か再来年にも頭角を現す可能性のあるバッターです。

さて、我が巨人の将来の4番候補・大田ですが
はっきり言えば、6月中旬の段階で原監督による打撃フォーム改造がなければ
今年は二軍で打率・300 30本 80打点前後の圧倒的な成績を残していたのは間違いないと
思います。
現在は軸回転の打撃フォームに改造してから丁度1ヶ月が過ぎたところですが
少しタイミングの取り方がよくなりつつある予感はあるのですが
先週末の3軍(フューチャーズ)レベルで苦手の外角変化球に腰砕けの三振をしている所を
考えると・・・うーん。まだまだ時間がかかるかもしれません。

もしかしたら今年の二軍で最終的に筒香か中川に打撃タイトルを持っていかれて
たまに放つ一発以外は新人だった昨年から全く成長してないじゃないかって話になるかもしれません。

ただ、個人的な贔屓目を抜きにしても
この大田と言う選手は高校時代に高3で突然覚醒して通産本塁打65の半数以上を量産したように
ある日、突然長距離砲として大化けしそうな気がしてなりません。

一軍での小笠原のサード守備力の劣化などを考えると
来年以降、一軍でレギュラーを取るにはサードが守れないと厳しいと思います。
ファースト守備ならボテボテのゴロの処理とファールフライの処理と
ノーコン投手の牽制球を後ろに逸らすといった3点だけを重点的に練習すれば
来年すぐにでも一軍でレギュラーを張れるだけの守備力があります。

一方で、サード守備は新人だった去年よりもエラーが増えていてお世辞にも上達してるとは言えません。
しかし人工芝の球場ではそれなりに良い動きを見せていますので
東京ドームならあるいは・・・だと願いつつ上達を待ちたいと思います。

さて、肝心の打撃ですが
ここまで来ると素人目では全く予想できません。
私個人としては、本当は体重移動が大きいものの大田本人がタイミングが取りやすい
楽天・山崎選手のような打撃フォームでまずは一軍で・250 15本でも良いから
結果を残してからシーズンオフに修正してもらいたかったのは言うまでもありませんが

原監督の指導を受けてから既に1ヶ月が経過しています。
同じ右の長距離砲候補の坂本に続いて長野まで一軍で3割20本以上が狙える選手に
育てつつある原監督始め巨人のコーチ陣の指導と本人の能力を信じて
大田泰示が長距離砲として覚醒する日を待ちたいと思います。

できれば来シーズン開幕までに・・・

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