リーガ~バルサ2大スターの友情…。


ビッグクラブにおけるスター選手たちの共存は困難なものとされるが、バルセロナのFWリオネル・メッシと、FWネイマールには当てはまらないようだ。

2日にリーガ・エスパニョーラ第35節、敵地ヌエボ・アルカンヘルでのコルドバ戦で8-0の大勝を飾ったバルセロナだが、アルゼンチン代表とブラジル代表のスター2人は、その試合で互いを気遣う振る舞いを見せている。

最初に気遣いを見せたのはネイマールだった。5-0で勝利していた80分、ペナルティーエリア内でこぼれたボールにメッシとネイマールがフリーで詰めると、ネイマールはメッシがレアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドと得点王争いを演じていることを意識してか、先輩にゴールを譲った。

ネイマールの粋な計らいで、この試合2点目を決めたメッシは、83分にお返し。

ネイマールがDFアドリアーノ・グニーノに倒されてPKを獲得すると、第一キッカーのメッシはネイマールにPKを譲った。ネイマールはGKフアン・カルロスの逆を突くシュートを沈め、その役目をしっかりと果たしている。

このコルドバ戦でリーガ得点数を40に伸ばしたメッシは、C・ロナウドを一時的に1得点上回ることに成功。しかしながら、その後に行われたセビージャ対レアル・マドリー(2-3)で、C・ロナウドはハットトリックを達成して得点数を42に伸ばし、メッシを抜き返している。

C・ロナウドに2点差をつけられたメッシだが、スペインメディアはネイマールとの譲り合いを好意的に受け止めている様子。バルセロナ寄りとして知られるスポーツ新聞『スポルト』は、両者の気遣いをリーガ第34節レアル・マドリー対アルメリア(3-0)で起こったことと比較している。その試合ではDFアルバロ・アルベロアが真後ろにいたC・ロナウドに先んじてゴールを決め、C・ロナウドがボールを蹴り上げるなど憤りを露わにしていた。




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