読書感想文2

  • taki
    2010年09月08日 16:03 visibility293

読書感想文の2回目です!



タイトル:ジョゼ・モウリーニョ 「King of監督」誕生ストーリー


著者:ルイス・ローレンス、ジョゼ・モウリーニョ


翻訳:西竹 徹


出版社:講談社





昨シーズンチャンピオンズリーグを制し、


現在はレアルマドリードの監督をつとめているジョセ・モウリーニョ氏が、


主にポルトガルのクラブで監督を行っていた頃について書かれている本です。





具体的に言うと、ベンフィカの監督に就任してから、

ポルトで欧州を制するまでの出来事が書かれているのですが、

著者がモウリーニョの古くからの友人ということもあって、

かなり詳しい内容になっています。



この本を読んで感じたのは、モウリーニョは予想通りかなりの緻密な男であり、

試合を準備するにあたっても、多くの出来事を想定して戦術を考えている人だなということです。

プロの監督なら、色々な出来事を想定して準備をするわけですが、

彼は更に深く物事を想定して、準備を整えている人だと思いました。



戦術、心理面、体調面などかなり広い視野を持って、

チームつくりをする彼のサッカーにおいての几帳面さは、ただ驚くばかりです。



優れた戦術眼を持つために必要なことは、実はかなり簡単なことで、

サッカーにおける多くの出来事を把握することです。

はっきりいって、誰にでもできるような簡単なことだと思います。



ただ、それをとことん追求することができる人は、決して多くはないでしょう。

どうして彼はそこまで深い追求を行えるのか?

そこを詳しく書いてくれたらもっと面白かったと思うのですが、

残念ながら、そういった面の記事は載っていませんでした。



どちらかというと彼の自伝みたいな本なので、

戦術やフォーメーションに興味がある人には向かない本だと思いますが、

モウリーニョ好きの人なら、一度は読んでみることをおススメいたします。

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