
負けず嫌い
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taki
2008年04月07日 00:13 visibility654
今日はピクシーと少し違うことを書きます。(最後の方にちょっと出てきますが・・・)
「負けず嫌い」という言葉をよくききます。負けたときにものすごく悔しいと思い、次こそは勝ってやる!とか試合中に、絶対負けない!諦めない!という強い気持ちをどれだけ持ち続けるか。
その気持ちがどのくらいあるか。人と比べてどのくらいその気持ちが強いかというのがスポーツ選手にとって大事だと思います。
勝つのと負けるのどっちが好きかときかれたらおそらくほとんどの人が勝つほうが好きとこたえるでしょう。負けるのが好きという人はほとんどいません。人間というのは基本的にまけず嫌いなものです。
ではどうして「負けず嫌いの人」という言葉がでてくるのだろうか?誰だって負けず嫌いであるのにどうしてそんな言葉が出てくるのだろうか?
おそらく負けというのを受け入れられるかどうかの違いかなと思います。負けたとき、大体の人はうれしくはないはず。だからこそ次は勝つために必死に努力をする。
しかしながらそれでも勝てないときはあると思います。
そこで多くの人が考えるのが妥協。次第に負けを受け入れるようになってしまうのです。
自分が思うのはサッカーだけでなくスポーツにおいて一流の人たちはこういう負けを受け入れず、悪い言い方をすれば往生際悪く負けを受け入れられない人たちなのではないかと思います。
そう思ったのきっかけは色々あるのですがその一つがジーコが日本代表の監督時代。
ジーコは現役時代だれよりも負けず嫌いな人間でした。本人曰くじゃんけんで負けても悔しがるとか。
そのジーコが日本代表の監督時代にアルゼンチンと親善試合を行ったことがありました。結果は4−1の大敗。日本のファンの気持ちとしては勝ってほしかったけども、まあアルゼンチンだったら仕方がないなと思ったのではないかと思います。正直自分もそう思いました。
これは自分の勝手な考えですが日本の選手らにもそういった気持ちを持ったんだと思います。
しかし、その結果を受け入れられずにいる人がいました。それはジーコ監督。
翌日の彼曰く、「オレは悔しくて2時間しか眠れなかったぞ!」
と大激怒していたという話を聞いたことがあります。おそらくジーコは日本の選手らの力を心から信じていたのでしょう。
日本の力はこんなものじゃない。もっとよいサッカーができたはず。なのに何故日本の選手らにはそう自分たちを信じられないのか!!選手の誰よりも負けず嫌いだったんだろうと思います。
そういった気持ちがあったからこそ眠れない夜をすごしたんだと思います。
そう考えるとジーコはよっぽど日本の選手の力を信じていたんだと思います。そして信じた末に選手らに任せてうまくはいかなかったのかなと・・・
話がずれてしまいましたがここまで悔しがれるか否か。この違いが後々の練習態度、意気込みの違いが出てきて能力の違いとして出てくるのかなと思います。
一流の選手たちはもちろんもって生まれた能力もあるのでしょうが、やはり心の持ち方に大きな違いがあるように思います。
かつてテレビで日本サッカーのどこかのユースのコーチが日本の若者に対して、中田や川口よりもテクニックや才能ははるかにあるのはいっぱいいるんだ。しかし彼らより負けず嫌いなのがなかなかいないんだ。といっていた記憶があります。
気持ちは大切ですね。そういう見方で名古屋グランパスを見てみたとき。誰が一番負けず嫌いかなと考えたとき、やはりピクシーなのかなという気がします。昨日の追加点のシーンでの飛び上がっての喜び方はやはり勝利への執念の強さなのかなと思いました。
名古屋はこれからも強いチームになっていって欲しいと思いますが、何より選手全員がピクシーのような精神力を着けたら本当に強いチームになるような気がします。
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