☆6月17日 今日の花言葉~幸福の飛来~






私たちは、多くの人とのつながりの中で生きています。ところが、人間関係の大切さは分かっていても、日常生活の中ではぎくしゃくしてしまうことがあります。
例えば、他人の言動をたしなめる場合なども、表面的なことだけを見て責め立てるのでは、それが正しい忠告であっても、相手は非難されたこと自体に抵抗を感じるでしょう。誰でも自分のことを否定されれば、悲しく嫌な気持ちになるものです。まして、その相手には何らかの事情があって、やむなくそのような言動をとってしまった、ということであればなおさらです。
私たちは、どのような場合でも、自分の都合や自分の思いを一方的に通そうとするのではなく、まず自分から「相手の立場に立って考えよう」「相手の思いを受け止めよう」と心がけること、つまり日頃から「相手を理解しよう」とする姿勢が大切です。


このような事例があります。

児童館の体育遊戯室で、2歳くらいの子が、「ママ、ママ」と声をかけていました。
お母さんは、「はい、はい」と言いますが、子どもは、「ママ、ママ」を繰り返します。
お母さんは、「はい、はい」と言うばかり。子どもは、「ママ、ママ」を繰り返す。
そのうちに二人はイライラし始めてきた。
私は、その子に近づき、その子より小さくしゃがんで、「なあに?」と聞きました。
その子は、遊戯室の端にあるマットのほうに連れて行って欲しいという動作をしました。その子をマットまで連れて行ってあげると、とても喜んでいました。
お母さんを「ママ、ママ」と呼んだとき、子どもはお母さんに自分の顔の近くにきて欲しかったのです。でも、お母さんはこのことを分からないで、立ったまま子どもに返事をしていたのです。子どもはママがまだ自分のところに来てくれないと思って呼び続け、お母さんは返事をしているのに、なんでまだ呼ぶのかとイライラし始めていたのです。
お母さんが小さくなって子どもの顔の近くへ行って、「なあに?」と言えば解決ができたのです。



一人ひとり違った心を持つ私たちにとって、本当の意味で相手を理解するということは、とても難しいことです。だからこそ、自分から相手に歩み寄り、相手の心に寄り添おうとする努力が必要になるわけです。
「相手よりも下に立つ」という謙虚な心づかいで相手を思いやったとき、初めて相手の心の一端が見えてくるものです。



このように、「下に」「立つ」ことで、初めて相手を理解する事ができるのです。
これを、私たち英国の専門用語では、「Understand」と言います。

~伝説の四番打者 路 名詩~





以上です。







































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