☆5月14日 今日の野球語録 ←古い方には懐かしいタイトル

正の10を10個集めると100になる。
負の10同士を掛けても100になる。
答えは同じでも、正を積み重ねた100には陰翳(いんえい)がない。
悔いの種をまき散らしながら、人生は生きていく。
まれに正数を積み重ねたような、挫折を知らぬ人に接したときに薄っぺらな印象を受けるのは、陰翳が欠けているからだろう。
悔恨あっての、負数あっての人生である。

これは、異端の技法をも大胆に用いて「負数の王」と呼ばれた歌人、塚本邦雄の言葉である。

中日を戦力外となり、巨人と育成契約を結んだ堂上剛裕が値千金の同点タイムリーを打ったときにそんな言葉が浮かんだ。


~編集手帳より一部引用~



陰翳がないとは、平板であり深みがなく、人間的魅力に欠ける事である。
負を持った人間こそ魅力があると言っている。
私達は誰でも成功を目指して挑戦するが、たとえそれがうまくいかなくても何も悲観することはない。
人は失敗しながら、その挫折感の中で歯を食いしばり逞しさを増して成長していくからだ。
失敗を経験した人は、その間に弱者の気持ちや人の温かさ、そして自分を知る。
自分の足りない点や謙虚さを学ぶことができる。
失敗を恐れるな。果敢に挑戦しようではないか。そして、結果として成功もあるだろうし失敗もあろう。
仮に、失敗したとしても、何も下を向くことはない。失敗は私達に大きな財産を与えてくれるのだ。
それより果敢に挑戦したことの勇気を讃えたい。





以上です。

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