☆第1回全国中等學校優勝野球大会予選参加校&夏の予選準皆勤校 秋季大会観戦記~早稲田実業~
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鶴丸 深志’
2018年10月20日 12:59 visibility1738
元号が変わる前に、できるだけ多く第1回大会予選参加校の姿を観ておきたいと思い、ラボーラではすかっりお馴染みとなった神宮第二球場に向け愛車のレクサスCT200hを走らせた。(お隣の神宮球場では明治と立教の試合が行われていた)
帝京・前田監督のノック
早稲田実業・和泉監督のノック
観戦したかったのは早稲田実業、よくよく考えたら、初めての観戦だ。ユニフォームは皆さまご承知の通り、アイボリーホワイト、白のアンダーシャツ、エンジのストッキング、胸には「WASEDA」と書かれている。所謂、早稲田カラーのユニフォームだ。(あっ、当然か!)
秋季東京大会ベスト8進出をかけたこの試合は、東東京の雄こと帝京との対戦となった。ベスト16の対戦では、城東 ー 足立新田に次ぐ好カードだ。そのためか、神宮第二球場は二階席が解放されるほどの大観衆であった。
試合の方は、早稲田実業が 3 - 1 で接戦を制した。 (これまで観戦した第1回夏の全国大会予選参加校の中で一番レベルの高い試合でした)
早稲田実業は1901年(明治34年)に創立、野球部は1905年(明治38年)に創部された。校舎の移転に伴い、2001年(平成13年)より予選地区が東東京から西東京へ移った。
夏の全国大会予選には、第1回大会関東予選(第1回全国中等學校優勝野球大会開催の告知が大会の直前過ぎたため、関東地区の予選消化が間に合わず、春に開催された東京府下中等野球優勝試合を関東予選と位置づけした)に、荏原中(日体大荏原)、日本中(日本学園)、早稲田中(早稲田)、慶応普通部(慶応)、麻布中(麻布)、立教中(立教新座)、成城中(成城) とともに参加した。
結果は以下の通りで、優勝していた早稲田実業が記念すべき第1回夏の全国大会に出場した。
【東京府下中等野球優勝試合】
開催期間:1915年3月27日~3月29日
使用球場:早大戸塚グランド
◇1回戦(準々決勝)
早稲田実 5-4 慶応普通部
早稲田中 5-0 麻布中
日本中 4-2 立教中
荏原中 11-6 成城中
◇準決勝
荏原中 5-4 早稲田中
早稲田実 13-2 日本中
◇決勝
早稲田実 8-5 荏原中
また、早稲田実業は夏の地方予選に1度だけ不参加の予選準皆勤校である。ちなみに、不参加の理由は、1929年(昭和4年)第15回夏の予選前に、東京連盟に申請しないで秋田遠征を行ったことで予選出場停止の処分が下ったためである。
参考までに、夏の予選準皆勤校は以下の通りである。(自称・中等學校野球部史研究家調査より)
〈準皆勤校・連続参加組〉
【岩手】
一関第一高校(第2回大会予選から連続参加)
盛岡第一高校(第2回大会予選から連続参加)
【宮城】
仙台第二高校(第2回大会予選から連続参加)
【石川】
金沢泉丘高校(第2回大会予選から連続参加)
【大阪】
桃山学院(第2回大会予選から連続参加)
【島根】
松江商業(第2回大会予選から連続参加)
【愛媛】
松山東高校(第2回大会予選から連続参加)
〈準皆勤校・1回不参加組〉
【東京】
早稲田実業(第15回大会予選のみ不参加)
早稲田高校(第38回大会予選のみ不参加)
麻布高校(第8回大会予選のみ不参加)
【三重】
宇治山田高校(第61回大会予選のみ不参加)
【滋賀】
八幡商業(第3回大会予選のみ不参加)
【京都】
洛北高校(第31回大会予選のみ不参加)
【大阪】
明星高校(第61回大会予選のみ不参加)
【兵庫】
県伊丹高校(第2回大会予選のみ不参加)
【鳥取】
倉吉東高校(第28回大会予選のみ不参加)
【香川】
高松高校(第5回大会予選のみ不参加)
高松商業(第5回大会予選のみ不参加)
果たして早稲田実業に春の便りは届くだろうか?
以上です。
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- 事務局に通報しました。
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