☆花園への道~長崎代表・長崎北陽台高校~

 

  「ピッ! ノックオン、スクラム、北陽台 ボール」

 

 

 

人口1万人あたりの高校ラグビーの部員数上位20の都道府県は以下の通りである。


1   長 崎  39.25人
2   岩 手  35.16人
3   宮 崎  33.36人
4   山 梨  29.75人
5   青 森  29.68人
6   大 分  28.07人
7   京 都  27.84人
8   徳 島  26.71人
9   鹿児島  25.22人
10 秋 田  25.20人
11 奈 良  24.93人
12 和歌山  22.69人
13 福 岡  22.02人
14 島 根  21.79人
15 群 馬  21.34人
16 滋 賀  20.71人
17 愛 媛  20.52人
18 三 重  20.34人
19 愛 知  20.08人
20 大 阪  19.44人

 

意外かも知れないが、人口比では長崎が1位である。ラグビーが盛んな地域をイメージすると、大阪や福岡が思い浮かぶ。大阪や福岡は高校ラグビーの部員数は多いが、人口比でみると大阪は20位、福岡は13位である。
長崎にはトップリーグのチームはなく、W杯の開催地域でもなかった。長崎はラグビーが盛んというイメージを持つ人は少ないだろ。ではなぜ、人口比で最もラグビーをしている高校生が多いのだろうか?
最大の理由は、ラグビースクールが多く存在していることが挙げられる。県内には10のラグビースクールがあるという。小中の頃からラグビーに接する機会が増え、ラグビーを続けた子供達は高校に入ってもラグビー部に入部するケースが多く、高校入学時点で未経験者よりもかなりのアドバンテージがある。
また、県内で高校ラグビーの競争力があることも理由のひとつに挙げられるだろう。特定の高校が連続して花園出場を果たしている県が多い中、過去20年の長崎代表をみてみると、長崎北陽台が11回、長崎北と長崎南山がそれぞれ4回、諫早農業が1回と複数の高校が競い合っている。その間、花園では長崎北陽台がベスト4に1回、ベスト8に2回、長崎北がベスト8に2回進出するなど、全国の舞台でもハイレベルな戦いをしている。

 

その長崎代表として、記念すべき第100回大会にアタシがこよなく愛する、文武両道で公立の星でもある長崎北陽台が出場する。

また、本日、九州ブロック代表決定戦が行われ、長崎南山が鹿児島工業に 57 - 5 で勝利し、長崎から花園W出場を決めた。

 

花園での両校の躍進に期待したい。

 

 

 

 

以上です。

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