☆花園への道~長崎代表・長崎北陽台高校~
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鶴丸 深志’
2020年11月23日 13:00 visibility976
「ピッ! ノックオン、スクラム、北陽台 ボール」
人口1万人あたりの高校ラグビーの部員数上位20の都道府県は以下の通りである。
1 長 崎 39.25人
2 岩 手 35.16人
3 宮 崎 33.36人
4 山 梨 29.75人
5 青 森 29.68人
6 大 分 28.07人
7 京 都 27.84人
8 徳 島 26.71人
9 鹿児島 25.22人
10 秋 田 25.20人
11 奈 良 24.93人
12 和歌山 22.69人
13 福 岡 22.02人
14 島 根 21.79人
15 群 馬 21.34人
16 滋 賀 20.71人
17 愛 媛 20.52人
18 三 重 20.34人
19 愛 知 20.08人
20 大 阪 19.44人
意外かも知れないが、人口比では長崎が1位である。ラグビーが盛んな地域をイメージすると、大阪や福岡が思い浮かぶ。大阪や福岡は高校ラグビーの部員数は多いが、人口比でみると大阪は20位、福岡は13位である。
長崎にはトップリーグのチームはなく、W杯の開催地域でもなかった。長崎はラグビーが盛んというイメージを持つ人は少ないだろ。ではなぜ、人口比で最もラグビーをしている高校生が多いのだろうか?
最大の理由は、ラグビースクールが多く存在していることが挙げられる。県内には10のラグビースクールがあるという。小中の頃からラグビーに接する機会が増え、ラグビーを続けた子供達は高校に入ってもラグビー部に入部するケースが多く、高校入学時点で未経験者よりもかなりのアドバンテージがある。
また、県内で高校ラグビーの競争力があることも理由のひとつに挙げられるだろう。特定の高校が連続して花園出場を果たしている県が多い中、過去20年の長崎代表をみてみると、長崎北陽台が11回、長崎北と長崎南山がそれぞれ4回、諫早農業が1回と複数の高校が競い合っている。その間、花園では長崎北陽台がベスト4に1回、ベスト8に2回、長崎北がベスト8に2回進出するなど、全国の舞台でもハイレベルな戦いをしている。
その長崎代表として、記念すべき第100回大会にアタシがこよなく愛する、文武両道で公立の星でもある長崎北陽台が出場する。
また、本日、九州ブロック代表決定戦が行われ、長崎南山が鹿児島工業に 57 - 5 で勝利し、長崎から花園W出場を決めた。
花園での両校の躍進に期待したい。
以上です。
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- 事務局に通報しました。
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