八千代(2-1)丸岡


選手権4回戦。本日は三ツ沢で2試合を観戦。その2試合目。。。 

 

正直言ってがっかりな試合内容でした。

それでもこの難しいゲームにキッチリ勝てた八千代は素晴らしいと思います。

 

尚志戦で露呈した八千代ディフェンスラインの隙を前半開始直後から丸岡に徹底的に狙われます。

丸岡の攻めは今や世界の主流。屈強かつ足の速いFWが最終ラインの裏へオフサイドギリギリで飛び出す例のパターン。前半のうちはこれが面白いようにハマり、再三決定機を作り、ポストに防がれるシーンもありました。

一方の八千代も山崎がそれはやり過ぎだろ・・・くらいの個人技で果敢にシュートを狙いますが、なかなか枠を捉えきれない。枠へ行ったとしてもDFにクリアされるという場面が続きました。

 

前半も中盤を過ぎる頃になると八千代の最終ラインも大分修正され、4番の選手の鋭い読みとカバーリングで丸岡のチャンスは摘み取られてゆきます。今日の影のMVPは間違いなくこの4番の選手ですな。まだ高校生なのに応援団には『鉄人』とまで呼ばれていました。さすがです。

あとは25番と21番の両サイドバック。この2人の攻撃時の献身的なフォローが八千代のあの独特な攻めを支えます。

 

どっちが1点取ってもおかしくない状況の中、山崎が相手DFを引き連れてペナルティエリア内をドリブルで横断。最後はゴール右から強烈に叩き込みます。さすがにこの距離では外しません。。。

 

この先制点はとても大きく、後半もずっと丸岡は1点を返すのに苦しみます。

ラインの裏を取る展開は前半以上に八千代にケアされ、どうにもこうにもという状況。

八千代は八千代で連戦の疲れが見られ前線の運動量がだいぶ落ち、足が追いつかないといった具合。

 

グダグダな展開になりかけた後半30分過ぎ。

ゴール正面のFKを米倉が直接シュート。GKが弾きますがこのこぼれ球を山崎が押し込みます。

丸岡はこうなったら全員サッカーで怒涛の攻めを見せ(最初から見せろと思いますが・・・)、

左サイドの角度のないところから物凄いシュートを決めてみせますが、反撃もここまででした。

 

今日八千代が勝てたのはゲームの序盤に重なったいくつかの『運』が大きかったと思います。

明日は大雨でドリブルと細かいパスが主体の八千代には不利になるのかもしれませんが、

『らしさ』を取り戻して攻め勝って欲しいものです。



ちなみに1試合目は星稜(0-2)神村学園。

神村学園16番の小賢しいプレーが印象的でした。



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