亀田和毅 VS パウルス・アンブンダ
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spa
2013年08月02日 07:55 visibility1208
昨日、TBS中継でじっくり観ました
↑音声消して(笑)
この試合、僕は亀田和毅より、アンブンダという未知のチャンピオンに注目していました。
亀田家が強いチャンピオンに挑戦する訳ないと思っていたけど、やっぱりアンブンダも三流のチャンピオンでしたね。スピードはあってガードも固い選手でしたが、これといった武器もないし、パンチも軽い。両者ともカウンターが打てない選手なので、2ラウンド終わったあたりで、亀田和毅の判定勝ちだなと思いました。
しかし、亀田家はこういうチャンピオンをよく探すというか、連れてくるというか・・・
日本には山中慎介という強いチャンピオンがいるのに、わざわざ交渉の面倒な外国人と外国で試合するんだからアンブンダがよほど狙い目のチャンピオンだったということですよね。
試合の内容に触れますが、亀田和毅はよくパンチの出る選手だなと思った。豊富な練習量の賜物か、足も左右によく動くし、左パンチの速射砲はなかなかのものがあります。相手が密着してくるとクリンチしたり、身体を入れ替えて左回りに相手をいなしたり。そうなるとアンブンダは距離をまた始めから作り直さないといけなくなり、その間に和毅の軽いパンチがアンブンダを襲う・・・
これを最終ラウンドまで粛々とこなし、和毅はうまく戦ったなという印象でした。
情けないのがアンブンダで、それほど速くもない和毅のフットワークにまったく付いていけずに成す術もなく逃げられ、いったい何をやってんだ?
アンブンダにパンチ力がないので和毅も余裕を持って戦えたことでしょう。
ただ、和毅が打つパンチも腰が引けてるし、手打ちで引きを重視してるので殺傷能力はゼロ。
12ラウンドに渡ってあれだけパンチをパカパカ交換し合ったのに、両選手とも顔が試合前みたいにキレイなままだったのは、いかに両者のパンチが軽かったかということです(苦笑)
結果は亀田和毅の判定勝ちに終わりましたが、採点自体には異論ありません。
ただ、この試合を見てどれだけの人が感動を覚えたのか?
それでも亀田和毅は興毅や大毅と違ってよくジャブも出るし、スタミナも豊富で足もよく動く。三兄弟の中では和毅が一番いいボクシングをするなとは思いました。普通の世界ランカークラスの実力はあると思いましたよ←一応、世界チャンピオンになったんだけど(笑)
カウンターを打てるようになればもっと成長するでしょうし、もし今、同じバンタム級で戦ってる興毅と和毅が戦ったら和毅が勝つでしょうね。
和毅は減量苦を理由に早くも階級を上げて2階級制覇に挑戦したいと言ってるようですが、世界タイトルが乱立しているこのご時世、この程度のチャンピオンに勝ったくらいで吠えるんじゃねえ!
転級する前にバンタム級最強のWBCチャンピオン・山中とぜひ統一戦をして貰いたい。中味の伴わない形だけの複数階級制覇など何の意味もないことは兄・興毅を見てて和毅も充分に分かっているはず。興毅や大毅みたいな抜け道路線はやめて、和毅には、強い者と戦うというボクシングの王道を歩んで貰いたいと切に願って、この観戦記を終えたいと思います。
spa
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