ADDICT OF THE TRIP MINDS
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spa
2010年01月29日 05:45 visibility3673
僕が男闘呼組のファンだというのは一部ではかなり知られてる話ですが(笑)
その男闘呼組のメンバーの一人、岡本健一が男闘呼組との活動と並行してもう一つバンドをやっていた事はあまり知られていない。
そのバンドは、岡本が男闘呼組としての活動が無い時に岡本のプライベートバンドとして小さな会場でライブをしていた。西麻布とか品川にあった寺田倉庫とかでよくやっていたかな。
男闘呼組が活動停止になり、後に解散。すると岡本はそのバンドでアルバムを一枚発表した。それまではライブはやってもCDを出す事はなかったのだが、男闘呼組としての活動を終えて、本格的にこっちのバンドに本腰を入れようとしたのかも知れない。バンド名を、ADDICT OF THE TRIP MINDS、といった。バンド名としてはちょっと長い(笑)
そしてアルバムのタイトルも、そのままズバリ、ADDICT OF THE TRIP MINDSだ。
意味は確か、精神の中毒者とか、そんな感じだと思う。
男闘呼組解散後、メンバーの中では唯一、ジャニーズ事務所に残っている岡本だが、この、ADDICT OF THE TRIP MINDSはジャニーズとは関係の無い所でCDがリリースされ、ライブもライブハウス中心で行われていた。メンバーは岡本健一(V・G)、福場潤(G)、川上シゲ(B)、本村貴充(D)の四人。福場はTOPS、川上はカルメンマキ&OZでそれぞれ鳴らしていた本物のプレーヤーで、彼らが作る音に乗せた岡本独特の世界観で伝えられるボーカルが何とも心地悪い(笑)
このアルバム、たぶんボーカル以外のテイクは一発録り。よって洗練された出来とは言い難いが、逆にライブ感をより感じる事も出来る。ひとこと、まずベースが凄い。ギターの二人は福場がリードを弾いて、岡本がリズムを刻む、いわゆるサイドギターだが、福場の早弾きを引き立たせる岡本の技術もなかなかに高いと思った。しかも彼は、ライブではこれを歌いながら弾いてる訳だから、男闘呼組=ジャニーズ=岡本=?みたいな疑問はここでは通用しないのだ。いや、男闘呼組だって初期の頃はともかくとして、中期~後期に関しては骨太のロックバンドだった。成田昭次も高橋和也もそして岡本健一も、本当はもっと認められるべきロッカーだ←もう一人のメンバーは微妙だが(苦笑)
この、ADDICT OF THE TRIP MINDSだが、ジャニーズからのプロモーションも無く、また岡本自身が、CDを売る事より、自分達のペースでの活動を優先させた事からも、商戦としてはかなり苦戦した。売上でいうなら、オリコン97位とかで売上枚数もたぶん一万枚いっていない。まだ男闘呼組解散後から大して時間も経ってない頃だったので、もう少し一般の方に知られる様なプロモーションくらいはしても良かったのではと個人的には思いましたが、まぁ、昔から独自の路線を走っていた岡本らしいといえばらしかったですけど。
ライブ中に、今、二枚目のアルバムを作ってますとか岡本が言ってましたが、結局、そのアルバムは発表される事はなく、バンドから岡本&福場が脱退。フロントマン二人がいなくなれば当然バンドとしての活動は出来なくなり、このADDICT OF THE TRIP MINDSは僅か一枚の作品を残しただけで人知れず事実上、消滅しました。
今も時々、車の中でこのアルバムを聞いています。詞は暗いし、ポップで聞きやすい曲もほとんど無いので、このCDをかけると家族には不評だけど(笑)
僕個人は、これはこれでかなり好きな作品です。
今、岡本は音楽活動してるのかな?
舞台にはよく出てるし、時々、映画やドラマの映像関連で活躍してるのを観たりしますが、僕としてはやはり岡本にはミュージシャンでいて欲しいなと思います。
どこかでまたライブやって欲しいですね~
終
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- 事務局に通報しました。
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