湯
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フエンテ東久留米
2017年02月14日 11:30 visibility10
サウナが好きだ。
志藤です。
不健康に見えがちな僕ですが、無類の湯好きです。
週に二度、多い時には三度、最低でも一回は銭湯に行かなくては気が気でない。回数券を握りしめ、持ち前の風呂セットを仕込んで行きつけの銭湯に駆け込む。無論、サウナのシート(ビート板の様なお尻の下に敷くもの)は銭湯に保管してもらっている。僕のシートにはadidasのマークが彫ってある。風呂仲間のおじさんがわざわざ僕に作ってくれた。
お気に入りの洗い場は真ん中列右側奥から二番目のシャワー。出が良い。ケロヨンの黄色い桶を手際良くカラン下にセット、プラスチックのイスはシャワーで良く洗ってから尻を落とす。
全開にシャワーを放ち、頭から勢い良くかぶる。思わず溜息が出る。すぐさま、ボディソープで身体を包む。後、湯船から桶で湯を身体にかけ泡を落とす。これが拘りだ。
先ずは湯へ。肌を刺す熱さ。江戸っ子の血が騒ぐ。意を決して肩まで浸かり、目を瞑る。天井を眺め、目をかっ開く。湯気の行く末をただただ追う。諸行無常とはこのことだ。顔を湯で拭い、淵に腰をかけ、脚だけを湯につけ、膝に肘を落とす。往年の松方弘樹、遠山の金さんよろしくなポーズである。
湯の後は、いよいよサウナだ。
敷物(adidas )を携え、扉を開ける。知り合いがいると会釈をする。決まって、皆、悶絶した表情で返す。汗で汚れていない場を探すのだが、ど近眼の僕は決まって、TVの近々の場所へ座る。入った時間を確認する。6分が勝負だ。長すぎても、短すぎてもいけない。
だいたい僕の入る日時には行列のできる相談所がやっている。サウナで訴訟の事例など見たくもない。たまにはNHKのプラネットアースにでも回して欲しい。
足首指を回したり、人がいなければ軽いストレッチをしたりする。汗腺が開くのを感じながら、そうだそうだ!もっとやれ!いけ!と念じる。
決まって顔を合わせる常連の人達の職業は様々だ。不動産、水道周り、飲食店、おそらく元本職の方(墨有り)、、業界では有名なA◯監督なんかもいる。そんな人達と話をしだすと6分などあっという間だ。人にはそれぞれ理由がある。
サウナはあくまでサウナがメインではない。水風呂。これが千秋楽とでもいって良い。これなしでサウナは完結しない。僕の行くそこの水風呂は一度冷却してから溜めるという気の利いたところで、これが為に、近隣から離れた場所から来る風呂狂いも多い。一心不乱に潜る。汗腺、神経、毛穴、自己免疫が絶叫する。たまに目がチカチカしたりする。きまった。、、ふらふらと浴槽から出て、湯の淵に座る。思考が停止する。言葉はいらない。
これを体力の限りやる。
けして疲れてはならない。
風呂。男湯。
そこは、涙を汗で流す男の中の男が集う場所である。女、子供のルールはここでは通用しない。野暮なことは言わず、皆、背中で物を語る。了見の悪い者を正し、心をあたためる。今日も終わった、明日もやろうと、みんなが家路を急ぎ帰って行く。そんな風呂場が好きである。
あれ?サッカーの話してないな。、
よし。
次のブログは、南中、そして、ひばりSCの後輩でもある隼!サッカーの話よろしく!
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- 事務局に通報しました。
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