社会人野球日本選手権〜シーソーゲーム

  • 仲本
    2014年11月08日 23:32 visibility336

京セラドーム大阪で行われている社会人野球日本選手権をのぞいてきました。



この日は一日4試合と盛りだくさん。球場に到着したときには、第二試合の大阪ガスー明治安田生命戦が2回の表に入っていました。







そもそも大阪ドームが建っている土地は昔大阪ガスの事業所の敷地だったそうで、今でもガスタンクが隣接しています(ドームができる前はもっと数が多かったはず)。いわば大阪ガスにしてみれば地元も地元、さぞドームを揺るがす大応援団が…、と期待していたのですが。







まあ少なくはないです。土曜のデーゲームですから。でも、ブラスと風船のバンバンたたく音は聞こえますが、あまり「声」は聞こえてこないんですね。基本的にみんな大人だから、ということでしょうか。これは大阪ガスに限らず社会人野球の試合を見ているとよく感じることです。



試合に盛り上がりが欠けるかといえばそんなことはなく、むしろ両チームが小刻みに得点を取り合うという展開になりました。



明治安田生命は3回途中で早々と先発をあきらめ、二番手には左腕の重信投手が登板します。





鹿児島の鶴丸高校から東京大学を経てやってきたという、一部マニアには爪の垢を煎じたものを高値で売り付けたくなるようなキャリアの持ち主です。



ひとつポップフライに打ち取ってチェンジ。ワンポイントかなあと思っていたら次の回も続投でした。しかし先頭打者にレフトへ勝ち越しのホームランを打たれます。



続く打者のライナーはレフトが前進してキャッチを試みるもボールがグラブからこぼれ、さらに送りバントもサードがグラブの土手に当ててこぼし…、と不運な面もありましたが、結局重信投手は打者4人1/3回で降板。後をうけた古田投手がこの回は無失点でしのぎましたが、明治安田生命はどうも守りのリズムがつかめません。



一方、大阪ガスの先発・青木投手も4回でマウンドをリリーフに譲り、ともに継投でしのぐことになります。



明治安田_101 010 10

大阪ガス_011 101 1



試合は8回の裏に一気に動きます。この回から明治安田は四人目の平田投手に交代、しかし四球で先頭打者を出すとすかさず鈴木投手にスイッチ。しかし鈴木投手も四球、犠打、死球で無死満塁とピンチを広げてしまいます。



日野投手に交代。タイムリーと押し出し四球。

松山投手に交代。二点タイムリーヒット、三振、二点タイムリー三塁打、死球。

最後は外野フライに打ちとりますが、この回6失点。序盤から感じられた、なにかペースに乗り切れないところが終盤に一気に出たようなゲームでした。



試合時間は約3時間半と長い試合になりました。




































































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