秋季大会放浪記~海南高校

  • 仲本
    2011年10月29日 23:36 visibility245





(スタンドに大きな旗が翻る)
春の選抜大会は夏の選手権大会とは違い、地区ごとに出場校が選出される。従って同じ都道府県から複数の学校が選出される可能性もある。

過去の記録を見ると昭和8年の第10回大会、和歌山県から4校が選出され、これは同一都道府県から選出された最多記録として残っている(その後、昭和12年・第14回大会の愛知勢も4校選出)。

名を連ねたのは和歌山中学、海草中学、和歌山商業、海南中学。このうち和歌山商業と海南中学はこの大会で初出場の栄誉をつかんだ。以後、海南中学は春の選抜大会に7回出場。戦後は新制・海南高校としてさらに7回出場と「春の海南」と言ってよいような戦績を残している。

しかし、海南高校が甲子園に姿を現したのは昭和39年の春夏が今のところ最後。それから数えてもうすぐ50年になろうかという話である。

秋の近畿大会に駒を進めたのも実に26年ぶり。初戦の相手は相手は奈良県1位・奈良大附。

海南000 000 001/1
奈附000 302 10X/6

橿原球場で奈良大附の吉田祐投手はちらっと見ていたが、なかなかの速球派。海南打線は対応しきれず7回まで散発3安打に抑えられた。スコアを見ると吉田投手は無四死球の毎回奪三振。ただし8回に連打、9回にもクリーンアップに3連打を浴びており、終盤までもつれた試合で真価が問われるかもしれない。






















↑海南・楠投手は170cmと小柄ながら力投。時折見せるチェンジアップ(?)も有効だったが、踏ん張りどころで下位打線に痛打を浴び、点差を広げられてしまった。


以下、しょうもない現地レポ。
応援はどちらもよく入っていた。試合前には校歌が流されるが、奈良大附の校歌は最近よく聞く「今風」な感じだった。ここも確か一昔前は違う校名だったので、作り直したのかもしれない。両校ブラスが入っていたがやはりというべきか、奈良大附のほうが派手だった。一方海南の応援スタンドには2人ほどアニメ声の女子がいるらしく、声援を聞いててなんか和む
(´▽`*)。
















(これは試合前のノック終了後。)

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