代表校放浪記~智弁学園(後)

  • 仲本
    2012年03月17日 19:17 visibility574

教団の総本山があるといっても「ご参拝者駐車場」が目につくぐらいで、なにかと比較される奈良のライバル・天理に比べるとそれほど教団施設は目立たない。
…というか、天理が凄すぎるのだが(行けばわかります)[e330]

それでも前回の橋を渡ると智弁学園を応援する横断幕が増えてくる。手作り感がにじむのは近所の信者さんが作ったからなのだろうか?

学校は本山の寺から少し坂を上ったところに立っている。正門から校舎やグラウンドは一段高いところにあるが、外周に沿った坂道を上りきったところからグラウンドの練習風景を見ることもできる。両翼95m。この日は紅白戦か練習試合をしているようだった。校庭の隅のほうでは女生徒たちがそれぞれ楽器を手に集まっておなじみの曲を練習していた。

てっきり部活も盛んなのかと思ったが、高校は授業優先の方針でクラブに所属しているのは体育コースの生徒だけだそうな。応援団も即席なのだろう。そういえばここ、同じ曲をイニングの間中使い回すので有名でもある。

学校創立は昭和40年。野球部は昭和43年には早くも甲子園に出場した。以来「三十年戦争」と言われるくらい長いこと天理高校と奈良の覇権を争っている。

秋の近畿大会はその天理との決勝戦を制して優勝した。智弁といえば和歌山が甲子園で華々しい戦績を挙げているが、夏春連続出場となった今回は奈良本校に上位進出のチャンスが巡ってきたともっぱらの評判だ。
(グラウンド横の坂道から正門方向を望む。背景の山並みは金剛山・葛城山あたり。山と川に恵まれた町である)











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