青森放浪記～弘前・はるか夢球場

（青森市営球場。グラウンド整備は人力で行います）

青森大会観戦はすべて終了しましたが、青森篇はまだまだ続くよ！

最終日は朝から列車で弘前に移動し、弘前城あたりを少しだけ観光してから夕方発の大阪行きのフライトで帰る予定でした。

しかし、弘前にも球場があるので、立ち寄ってみることにしました。弘前市運動公園野球場。「はるか夢球場」という愛称がついています。プロ野球一軍戦を誘致すべく、人工芝・照明を備えた球場に改修したとのこと。弘前駅からはローカル私鉄・弘南鉄道に乗って２駅のところにあります。

週末（７月２３日）にはイースタンの楽天戦が行われます。勇んで運動公園前駅を降り立った仲本を待っていたのは、

ゴゴゴゴゴ（謎の効果音）

球場周囲は工事中で立ち入り禁止。確かここは今年の夏の高校野球青森大会でも使っていたはずですが？

ぐぬぬ。

たまたま通りかかったおじいさんに聞いてみました。

ここって土曜日試合なんですよね？

「このへんは※◇☆◎だから」

えーっと、、、

津軽弁が聞き取れませんでした（ほんとすみません）。

途方にくれながら、あたりを一回りしてみました。

グラウンドはだいたいできている様子。でもこんな感じで試合して大丈夫なんだろうか。それでも帰ってから改めて調べてみると、２３日のイースタンのゲームでは約４，０００人の観衆が集まっていました。やはりスタンドなどの改修は途中のようで、来年度には完了するそうです。

愛称の「はるか夢球場」、「はるか」はソフトボール北京五輪のときの女子チーム日本代表監督だった斎藤春香さんにちなんだものだそうです。しかしもちろん「遥か彼方」の「遥か」にもかけているでしょう。

青森市営球場のスタンドに座りながら、「ここから甲子園は距離的にもずいぶん遠い。球場にやってくる地元のファンたちの中には、関西に一度も行ったことがない人だっているかもしれない。ベスト８といえど、そのうち７校は青森で敗れて姿を消してしまう。なんと遥かな道のりであることか」とぼんやり思ったことでした（青森に限らず、遠くに来るとだいたいそう思います）。

「はるか夢球場」の先にあるのは甲子園か、プロか、それともまったく異なる輝く未来でしょうか。