夏の甲子園〜決勝その1
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仲本
2010年08月22日 13:14 visibility181
もはや散々報道されているのに日記もくそもないわけだが、一観戦者のメモとして書いておきたい。これも貴重な人生の1日ではある。
決勝カードは興南−東海大相模と決まった。
確かに今年の興南高校は強い。しかしやすやすと春夏連覇の大記録が達成されてよいものだろうか。かといって宿敵・神奈川勢に優勝旗を持っていかれるのもなんだか癪だなあ、世間的には注目の好カードだが、個人的には心中複雑だった。
ただ、春夏連覇は12年ぶりの快挙であることには間違いなく、春選抜の決勝も甲子園で見ている。これを逃せば夏の決勝戦の甲子園観戦自体、いつ実現するかわからない。で、阪神電車に揺られて球場まで行ってみた。
球場到着が10時半を回ったところ。すでに入場券はすべて売り切れで、無料開放の外野席に回るようにとのアナウンスがあった。ここまできて席があるのならオンの字だ。隙間のようにあいている席を一つ見つけて滑りこむ。レフトセンター間の上段、通路も近いし、場所はなかなか悪くない。
(東海大相模、ウォーミングアップ中。一番手前が一二三投手ですが、遠くてよくわかりませんね)
12時前ごろだろうか。長い長い待ち時間の末、両チームの選手がグラウンドに入ってきた。先に興南、少し遅れて東海大相模。外野のフィールドを使ってウォーミングアップにキャッチボールが始まった。なにしろ今日はこの1試合しかない。時間もたっぷり使えるのだ。東海大相模のブルーグレーのユニフォーム、球場で初めてお目にかかるがなかなかカッコよい。やれやれ、また神奈川にやっかいな強豪校が復活してきたものだ。
立ちあがり。
島袋投手は先頭打者にヒットを許すと、バントに四球とチャンスを作られる。併殺で切り抜けるが、なんとなく直球の走りがいま一つで変化球が多いような(今日の新聞記事を見ると直球狙いとみてそういう配球にしたんだそうだが)。対する一二三投手、こちらもヒットと四球の走者を出すものの、自慢の140km/h超の直球もきており、こちらのほうが動きは良さそうだった。いや、もしかしてこの試合、一二三は前半から行けるとこまで飛ばして、控え投手に早めにつなぐ算段でもあるのか?
ブルペンのほうを見たが、早めに動きがあったのは興南のほうで2回からキャッチボールでスタンバイ。相模は前半3回までだれもいなかった。
序盤から両チームの打線が点を取り合うのではないかと思っていたが、意外にも3回を0−0で終える。いずれにせよ、どちらかに点が入ればこの試合、大きく動くことになりそうだ。叩きあいになるなら早めに動いてくれないと、終盤大量点ならそれだけでゲームが決まってしまうぞ、と見ていたのだが…、どうやらゲームを読み誤ったようだ。
後半に続く。
(満員の一塁側アルプススタンド。試合開始1時間半ぐらい前の時点でこんな感じ)
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