選抜大会放浪記〜決勝戦観戦メモ
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仲本
2010年04月04日 10:51 visibility197
(画像:観戦メモ。この1ページ前には普通にスコアブックをつけているが、細かいところはいろいろ走り書きする。あとで日記に落とすときに便利がいいのです)
後編はどこいったの、と思われるかもしれませんが、たまには試合も見てるんですということで、ここは観戦メモから。
両チームともここまで打線好調、どちらかの先発投手が早々と崩されれば一方的なスコアにもなりうると見ていた。連投の興南・島袋投手、序盤は制球に苦しんで球数を費やした。2回はけん制球が走者と交錯し、2点を失う。3回先頭の3番平岩の当たり、センター捕れそうな雰囲気で見上げていたがずるずると後退し、打球はフェンスを越えてしまった。序盤で3−0。悲運のエース島袋、3年の春はここまでうまく運んでいたが決勝に来てやや運が向かなくなったのか。よく言われることだが次の1点がどちらに入るかで勝負の行方が決まるという局面まで来た。
「次の1点」は興南に入った。5回二死1,2塁から9番大城の当たりは三塁へ弾んだ。サードこれを捕りえずオールセーフ。打順はトップに還る。是が非でも1点は返しておきたい場面、レフト前へはじき返して3塁走者が生還した。
6回は先頭の我如古がヒットで出塁、盗塁も決めて無死2塁。しかし後続2者が倒れてアウトカウントのみが増えた。無得点に終われば日大三が流れを引き寄せるかと思われたところで、センター前タイムリーが飛び出す。三塁側スタンドが大いに沸く。次打者死球で二死1,2塁。8番・島袋の打球はショートの左を破り、バックホームに備えて前進していたレフトの横もゴロで抜いた。2者が還って逆転。すかさず後続がヒット。いい球が返ってきたがうまくかわして空タッチ、踏みなおしで5点目が入る。
日大三の反撃はその裏。途中から入った8番大塚、ジャストミートした当たりは右中間へライナーで飛び込む追撃の一発となった。さらに次打者の飛球は背走しながら捕りに行ったセカンドをかすめて外野に転々。日大三、この日はフライが実に多かったが、変わりやすい風向きや花曇りが影響したのか、興南守備陣もフライ処理には悩まされた。幸運な形の三塁打になる。続く1番の小林があっさり転がしてスクイズ成功。これで再び同点。
5−5になったところで終盤3回は不思議とゲームが落ち着いた。決勝戦は延長に入る。
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