代表校放浪記〜箕島編(前)

  • 仲本
    2009年02月22日 10:32 visibility167
箕島の黄金期に、微妙に間に合わなかった世代である。
春夏連覇が昭和54年、例の箕島x星稜戦は「ずいぶん遅くまでやってるんだなあ」ぐらいの記憶がおぼろげに残っている。
智弁和歌山がこれほど台頭するとは思わなかったが、実に18年ぶりの春である。 

地図で見てみると、箕島高校、思ったより駅から近そうだ。
「うん、これやったら日帰りでなんとか行けるんちゃう?駅から右にちょっと行ったら着くでしょ」
…そんな適当な感じでいいんですか、知らない町なのに。 

箕島は特急も止まる有田市の中心駅ではあるが、
周辺地図ぐらいあるだろう、と思ってたら見当たらなかった。
しかたないので駅前商店街をまっすぐ歩く。アーケードはない。
有田川に出た。川幅は広くゆったり流れている。
川向うに山なみが続く。駅のほうを振り返ると、こっちの背景も小高い山。
この穏やかな風景の町の学校が甲子園で快進撃を見せ、何度も優勝旗を持って帰ってきた。さぞ盛り上がったろうと思う。

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