立ち上がり〜投手の永遠の課題
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仲本
2009年03月18日 23:20 visibility974
ちょっと吟じてみたTBSの特番、くさしているように聞こえたかもしれませんが
結局「見ると思います!」で22時過ぎまで見てました。
(昼飯食いながら、生中継は1回ノーアウト1・3塁まで見たんだけどね。)
映像やスコアを改めて見てみれば、
「強いチームがトーナメントで負けるのはこんな試合」という典型でした。
どんな好投手でも、一つ目のストライク、一つ目のアウトを取るまでは
試合に入っていくのが難しい。
今日はこれがなかなかできなかった。
立ち上がりのワンチャンスで失点してそのまま逃げ切られてしまった。
ということは、悲観することもあまりないんじゃないか。
キューバに勝てば二次はそれでOKなんだし(と、それも結構きついが)
ついでに、清原が見た韓国高校野球事情。
高校のクラブ活動というのが日本と韓国では位置づけが違うっぽい。
(サッカーもなぜ日韓戦で勝てないのか?という話題になったとき、
まったく同じことが言われていたような気がする。)
映像にもあったけどあくまでも韓国は選手を絞り込んで徹底的にやる。
日本は「野球部作らせてください!」って
学校に認められたら、同好会からでもスタートできる。
ナショナルチームを強くしたいなら少数精鋭のほうがいいでしょうが、
日本のすそ野の広さもなかなか捨てがたい。
「下手なら下手なりにやれる」というのは、僕ら凡人にしてみれば、
自分でプレーする楽しみが増えていいかな、と個人的には思う。
それにそんなに選手を絞り込んだとしたら、
韓国の「普通の人」は実はあんまり野球になじみがないんじゃないか。それで見てて楽しいんですか、ってことにもなる。
あと学生野球とプロとの境界。これは別に高野連ががんばってるから
(いや、がんばってるんだけど)、というより、
日本の野球がそもそもどこから始まったかということまでさかのぼると、
なにせ草創期は「旧制一高(今でいう東大に入る人だけが行くような学校)が
一番野球が強かった」りしたのだから、いたしかたないところもあるのだと思う。
学生野球のほうが先に隆盛を極めて、職業野球(=プロ)ができたのはずっと後。
それに日本人って「恵まれた環境のおかげで大変よくできる」のより、
「ハンデがあっても、それを乗り越えてそこそこやります。たまにはエリート食っちゃいますよ」ってほうが絶対好きでしょ。
極論すれば日本のナショナルチームだってそういうのを目指せばいい。
(そんな感覚が世界の人にウケるかは、はなはだ疑問ですが。)
まあ、自分が学生野球好きなんでついつい擁護する側に回ってしまいます。
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