湘南ベルマーレ 内村俊太選手別注 テッサライトID PRO1①
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しゅう太郎
2021年10月14日 20:01 visibility2412
有り難い事に、Fリーグ湘南ベルマーレ所属の内村俊太選手の今季モデルの別注シューズについても特集させて頂く事になりました!
今回は今季の2モデルについて1足ずつ更新させて頂きます。
『テッサライトID PRO1 内村俊太選手別注(トゥーガード無しver)』
シルバー×コバルトブルー
サイズは25.5cm。(普段内村選手は26cmを着用)
昨季モデルと同じ光沢感のあるシルバーにブルーを合わせたカラーリング。
やはりデスポルチのシルバーカラーはカッコ良い!!
先日Twitter上で内村選手の昨季と今季の別注4モデルについてカラーの人気投票を行いましたが、見事こちらのカラーが1位に輝きました。
【アッパー素材】
アッパー前足部にはいつものカンガルーレザー、
中足部には人工皮革とメッシュが採用されています。
つま先部分が市販品と異なり人工皮革製トゥーガードが付いていない仕様です。
内村選手はトゥーガード無し、有りのモデルを気分で履き分けているとの事ですが、今季の試合ではトゥーガード無しバージョンをメインに使用されている様です。
トゥーガード無しはより自然なフィット性を感じる一方で、トゥーガード有りはズレを感じにくい仕様と評価されていらっしゃいます。
デスポルチの市販品のほとんどのモデルに付いている人工皮革製トゥーガードが取り除かれており、切り返し時等に発生する指の圧迫感を軽減。
既にお気付きの方がいらっしゃるかもしれませんが、今季モデルでは昨季のトゥーガード無しモデルとはまた違った仕様に変更されています。
こちらは昨季トゥーガード無しモデルのトゥー部です。
足先周りにラバーコーティングを行う事で摩擦に対する耐久性を高める仕様になっていましたが、今季モデルではコーティングが未実施です。
また昨季モデルには先端に保形パーツが入っており、足入れした際にプクッとした浮き感を感じるのが個人的にもかなり気になっていました。今回そのパーツは取り除かれています。
今季モデルは内村選手として「軽量化」をリクエストしていたとの事で、その部分を徹底的に突き詰めている印象です。
今季モデルでは保形パーツとラバーコーティングが取り除かれシンプルな見た目に。
市販品の様に大きめのトゥーガードで隠れる事もなく、本来使用されているカンガルーレザーが向き出しになっている形です。
シューズのアウトサイド部に選手別注モデルの証、「Shunta17」とネームの刺繍が入っています。
今季の別注モデルでもインサイド部分のDロゴが取り除かれ、代わりにDesporte、「H5」と緑色で刺繍マーキングされています。
このH5は=HISA5、つまり久光さんを表すものでしょう。
【ライニング素材】
ライニングは人工スウェード素材です。
昨季内村選手別注のシルバー×オレンジカラーと同様に、同じスウェードでも市販品と異なる材質を採用しています。(調達上の理由で変更されたもの)
パサつく感じがある従来のスウェードとは異なりモチモチでしっとりした質感で滑り止め効果の高く、より足に食い付くような素材です。
【中底】
中底には市販品「PRO」シリーズにも搭載の緩衝材のNanNexが採用されています。
高発泡のシリコンフォームで、温度依存せず圧縮に対しても高い復元性を発揮するのが特徴。
クッション性も抜群です。
このNanNex+スウェードライニングの市販品には無い組み合わせは個人的にもかなり好みで、市販モデルを着用されている契約選手でもPORONの代わりにNanNexを敷きたいという方がいらっしゃいました。
実際に私もNanNexのシートを購入して、厚みを調整してデスポルチのみならず他のフットサルシューズ全般に敷いたりしています。かなり優秀な素材だと思います。
【シュータン】
シュータンはメッシュ+一部スウェード内張りのタイプで、こちらには久光選手別注モデルに採用されていた仕様が反映されています。
シュータンの足首に当たる箇所のみスウェード張りになっており、足当たりの良さを確保しつつもその部分以外は薄いメッシュのライニングに変更する事で軽量化を実現。
左が市販のテッサライトID2、右が昨季の内村選手別注モデルのシュータン裏です。
いずれも全面スウェード張りになっています。
こちらは久光選手別注モデルのシュータン。
そっくりそのまま今季の内村選手のシューズに採用されています。
そしてアウトサイドのメッシュ素材も久光選手モデルの仕様がインスパイアされています。
アウトサイド部のみ市販品よりかなり薄く中が透けるほどのメッシュが採用されており、井桁模様の薄い補強材を挟むことで耐久性を確保している形です。
こちらは久光選手別注モデルの特注メッシュです。
単に刺繍マーキングだけでなく、シュータンやアウトサイド部のメッシュにも久光さんが愛した要素を取り入れた、特別な想いが込もったテッサに仕上がっています。
【足入れ感】
今回は私が普段着用している25.5cmなので、
前回の26cmより確実に足入れ感は良くなっています笑
冗談はさておき、従来の「Theテッサ」の様な新品着用時のキツさを一切感じなかったのが印象的でした。
その要因としては以下の3点が挙げられます。
①前足部スウェード裏材非採用
②トゥーガードとラバーコーティング非採用
③極薄メッシュの通称「久光シュータン」を採用
①今季のモデルはテッサライトID PRO1がベースになっているため、前足部の裏材にスウェードは使用されておりません。
昨季内村選手モデルと市販品だとPROモデル発売以前のテッサライトID2までは、前足の裏材もスウェードが使用されていました。
シューズとの一体感をより感じられる一方で、甲付近に独特な硬さやゴワつきがあったりして馴染むのに多少時間がかかる仕様になっていました。
ちなみにこの裏材の変更は内村選手のリクエストでは無いとの事です。
シューズの軽量化に拘った仕様変更かと思われます。
②トゥーガードとラバーコーティングが無い事によっても、硬さや圧迫感を感じずにノンストレスでスッキリした足入れ感になっています。
ソックスも普段より厚手のものを履いて丁度良いサイズ感になりました。
※普段デスポルチのシューズを履くときに着用しているソックスでは緩さを感じるほど
頑丈なトゥーガードもラバーコーティングも実施されていないので、耐久性という面で気掛かりではあります。
この点は履き込んでみないと分かりません。
市販品でなく選手用のモデルですので、耐久性よりもその時の履き心地を重視した仕様になっているのは頷けます。
③シュータンも足首回り以外は極薄メッシュの久光さん仕様になっているので、こちらも圧迫感がなくスッキリしている印象。
テッサライトID2まではシュータン裏も全てスウェードでした。
足が四方からスウェードで包み込まれシューズとの一体感に優れていた一方で、素材の厚みによる多少の圧迫感がありました。(それはそれで私は好きでしたが)
クセが少なくなったと言うか、全体的にいい意味でテッサっぽくない足入れ感です。
【重量】
25.5cm片足で227g。
軽量化に拘った仕様だけあって軽いです!
ちなみに現行モデルのテッサライトID PRO1の同じ25.5cmは240g。
スウェード内張りのテッサライトID2は25.5cmで248g。
このように今季モデルのトゥーガード無し内村選手別注は、市販品に比べて13~21gの軽量化を実現しています。
内村選手ご自身が「テッサであってテッサでない」と表現されておりました。
見た目も仕様もテッサっぽくない!このシューズはまさにそんな印象です。
ではまた次回!
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